川端康成がタイムスリップして宮崎の一ッ葉海岸にやってきた物語を考えてみた
心が病んで宮崎で療養中の新聞記者日高愛美が一ッ葉の海岸で一人で思いつめていた。
いつの間にか老人が近くに座っていた。
手には古事記を持っていた。
どっかでみた顔だった。
「しばらく、かくまって欲しい」と言う。
タイムスリップしてきた川端康成だった。

来年4月から始まるNHK朝ドラ「たまゆら」の原作を書くために宮崎に取材旅行に来たが、アイデアが浮かばずに、宮崎観光ホテルから逃げて来たとのこと。
ネットで調べみたらNHK朝ドラ「たまゆら」の視聴率は30%だった。
内容は、映像が残っていないので分からない。
古事記を持って宮崎に来た初老の男が主人公らしい。
宮崎が舞台で、これで宮崎が全国に知られるようになった。
これは川端康成に書いてもらわないと、「観光地宮崎」がなくなる。
原作を書いてもらうために、愛美は、川端康成を取材に連れていくことにした。
宮崎出身の若山牧水のファンだと言う。
それから15日間、川端と愛美の、古事記の舞台と若山牧水をめぐるドライブが始まる。
加江田飛行場跡、青島神社、鵜戸神社、堀切峠、都井岬、宮崎神宮、平和台公園、岩切章太郎の碑、安井息軒の生家、宮崎県庁、宮崎県立図書館、えびの高原、西都原古墳群、美々津、若山牧水の生家、椎葉、高千穂、西郷隆盛が泊まった児玉邸、細島、お秀の墓、延岡、城山、鮎、はまぐり碁石工場。

冷や汁や釜揚げうどん、チキン南蛮など宮崎の名物になっている食べ物を一緒に食べた。
ひえつき節や刈り干し切り歌などの宮崎の民謡や、永六輔作詞のフェニックスハネムーンも聞かせた。
川端康成の好みは、釜揚げうどんと刈り干し切り歌だった。
最後に、一ッ葉の浜に行く。
そこには、時空を超えた穴があった。
無事に、元の時代に戻って欲しい。
別れを惜しむ川端康成。
すっかり眠れるようになった。
原稿も書ける気がする。君には世話になった。
これを君に。
勾玉だった。本物の翡翠だ。
勾玉が触れ合う音を「たまゆら」という。
川端と同行した15日間のおかげで、愛美は魂を取り戻すことができた。
今では、元気に新聞社に復帰している。
カバンの中にはお守りの勾玉があった。

15日間は、向こうの世界では、宮崎観光ホテルから川端が突然消えたと関係者は大変だったが、影武者をつかってなんとかごまかした。
東京から娘とNHKの敏腕プロデューサーがやってきて、川端康成の影武者を連れまわした。
川端は無口だったので、顔が似ている影武者はしゃべらなかったのでまったくバレなかった。
川端は無事たまゆらの原作を書き上げ、ドラマは4月から放映され評判を呼んだ。
川端自身もドラマに登場した。
宮崎の風景が全国に流れ、新婚旅行に宮崎に来ることがブームとなった。
永六輔が作詞したフェニックス・ハネムーンは、大ヒットした。
うーん。安易すぎるかも。
でも宮崎県民には応援されそう!
