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気象庁の天気予報では、花粉、紫外線、熱中症情報などの健康関連情報がたくさんなされており、隔世の感がある

ずいぶん前に
気象庁の職員の方と話をしたことがあります。

天気予報では、
気象情報だけでなく、
健康情報も提供したい
と思っている、
と言っておられました。

現在では、天気予報の中で、
花粉情報、
紫外線情報、
熱中症情報
などの健康関連情報がたくさんなされており、
隔世の感があります。

岡山県、広島県での水害のときには、
私は広島県の対策本部に派遣されました。

本部のミーティングにおいて、
気象庁の職員から
「水害の被害を受けた場所の土砂が乾燥して砂ぼこりとなって空に舞って、それを吸うと感染症のリスクが高まることを放送したい」
と相談を受けました。

厚労省から派遣されていた私は、
「感染症のリスクといっても曖昧で、どうすればいいのか分からず、かえって不安をあおるのではないか」
と答えた記憶があります。

会議に参加していたDMATの先生が、
うまく裁いてくれました。

7月の暑い時期でした。

一番のリスクは熱中症だと思います。

報道するなら
水分を補給することと、
こまめに休憩を取ることです。

ご懸念の砂ぼこり対策としては、
マスクをして、目に入ったときは、
ペットボトルの水で洗うといいことを
付け加えるといいと思います


このときにいた
DMATの先生のお名前を、
聞いておけばよかった。

なかなか実践的な先生で、
こういう人が現場で活躍するのだと思いました。

アメリカには、土壌にいるコクシジオイデスという真菌による感染症があります。

南西部のアリゾナ州やカリフォルニア州などの砂漠やメキシコに分布しております。

土壌中のコクシジオイデスが
巻き上げられて大気中に浮遊して、
それを吸うことにより感染します。

発熱、咳、胸痛、頭痛など
の風邪に似た症状や皮膚の紅斑などが生じます。

症状が進行すると
髄膜炎をきたして意識障害を起こして
死ぬことがあります。

別名は「砂漠熱」です。
コクシジオイデス症は、最強の真菌症と呼ばれております。

日本には生息していない真菌でよかったです。

もしいたら、
天気予報で風が強い日は
「コクシジオイデス注意報」
を出す必要があるかも。

宮崎県で発生した
高病原性鳥インフルエンザに感染した鶏舎で、
3万5千羽の埋却処分がありました。

この作業に従事した中で、
眼に石灰が入った人がいました。

水道水が使えないので、
ペットボトルの水で
眼を洗うように指示しました。

消毒に使われる石灰は、
弱アルカリ性で、
粘膜などの組織を侵すことがあります。

学校の校庭のライン引きなどに
用いられていましたが、
今では禁止されています。

文部科学省は、
眼に入った場合は、
20分くらい水道水で洗うことを
指導しています。

そして、
眼科医の診察を受けることを推奨しています。

水で洗っても石灰が落ちない場合もあります。

そのため眼科医に眼の中を診察してもらって、
石灰を除去する必要があります。

文科省の資料には、
手当をしなかったので、
失明した写真などもありました。

最終的に病院の救急外来を受診して、
眼科医に診ていただきました。

やはり少し石灰が残っていたそうです。
大事にならなくてよかったと思います。

ペットボトルの水は、飲むだけでなく、
いろんなことで役に立ちます。

産業医大のペットボトルです

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