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最終到着駅には、鉄道車両の中に生まれたばかりの赤ちゃんが放置されていることがある

宮崎県立看護大の大学院生への公衆衛生の講義のために、児童福祉のことを勉強し直しました。

そんな中で、木城町の要保護児童対策地域協議会代表者会に出席しました。

宮崎県中央児童相談所の所長さんが、中央児童相談所の現状について話しをされました。

その後、会のメンバーの1人の社会福祉法人石井記念友愛社の児嶋理事長が話をされました。

会議の後に、児嶋理事長のところに行って、石井十次記念館に訪問してお世話になったときのお礼を言いました。

石井十次記念館

県立看護大の大学院生の皆さんには、一度、石井十次記念館に行ってもらいたいと思いました。

百聞は一見にしかず、です。

私の講義を聴くより、行ってみて記念館の人から説明を聞いた方が遙かに身につくと思います。

入場料500円が必要ですが、人は身銭を切って体験したほうが身につきます。

昔、青森県のむつ保健所にいたときの栄養士さんはおもしろい人でした。

入院食の食事の実費相当分を公的医療保険から外すという厚生省の政策について、どう思うかと聞いたことがありました。

するとこのような回答がありました。

人は自分がお金を出した食事は食べますが、どこの誰かもわかならない他人がお金を出した食事は食べずに残します。

うーむ。深い。

身銭を切るということは、ある意味ポジテフィブな心の動きです。

自分のお金で買ったものは大切に使います。

昔の人の話を聞くと、児童福祉の話がたくさんあります。

ココ・シャネルは、孤児院で育ちました。

裁縫の仕事をしながら歌手になることを夢見ました。

帽子のデザインが認められ、パリ市内に店を開く事に成功します。

その後、香水や、スーツ、バッグなどのデザインが評判となり、世界的なブランドに成長しました。

同様に漫画「愛と誠」の高原由紀も孤児院で育ちました。

漫画「あしたのジョー」の矢吹丈も孤児院育ちです。

アニメ「タイガーマスク」の伊達直人もそうです。

伊達直人の名前で、ランドセルが児童養護施設に送られてきたというニュースがありました。

漫画「巨人の星」の大リーグ養成ギプスは、今の基準で見れば児童虐待です。

石井十次の出身地の高鍋町のGADOROの画

私が労働省に入省して2年目は、上司の課長さんのご配慮により、労災病院で臨床研修を受けさせていただきました。

そのときに入院してきた喘息の50代の男性の主治医になったことがあります。

毎日のように高校生くらいの年齢の男女がお見舞いにやってきました。

皆、「お父さん」と呼んでいました。

こんなにたくさん同じ世代の子どもがいるのはおかしいと、質問をしたことがあります。

その結果、児童養護施設の施設長さんだと判りました。

最終到着駅には、鉄道車両の中に生まれたばかりの赤ちゃんが放置されていることがあるそうです。

その場合は、駅に一番近い自分の施設に預けることになることが多いのだとのこと。

お見舞いにはかなり大勢のお子さんが来ていたので、話を聞いて、うるうるとなりました。

施設長さんは回復してまもなく退院したので、私はその後会うこともありませんでした。

病院に見舞いに来ていた子どもたちは、今は成長して、それぞれ家庭をつくって幸せに暮らしていると信じています

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