【イギリスひとり旅】一時入国の香港の街を楽しむ予定が、バスから降りた瞬間崩れた話|はびnote
目的地から離れていってることに焦った僕は、車内アナウンスが一ミリも聞き取れなかったバス停に止まったところで飛び降りた。
視界一杯に飛び込んできたのは、香港特有の、背が高すぎる超高層ビル群。狭い土地に、これでもかとぎゅうぎゅう詰めになっていた。
あたりを見渡す。
読めそうで読めない漢字だらけ。
通りの名前が書かれた看板を見つける。
うん、読み方がよくわからない。
遠くを見渡そうとして、――背の高い建物だらけで挫折。
今、自分の身に何が起きているのか。
異国の地で、否応にも気づく。
――
「――いや、ここどこよ?」
前回の記事はこちらからどうぞー
今晩のフライトは23時30分から。
そして現在時刻は13時過ぎ。
空港にはまぁ3時間ぐらい前にまで戻っておけばええやん。
てことで8時台に戻ればええやろ。
だったらシティには7時ごろに出ればええか。
そんながばがば計算をしていた僕は、とりあえずセントラルシティに向うべく、バス停を探します。
え?なんでバス?鉄道使えばええやん?って。
実際、空港からセントラルまで鉄道出てるんですよ。
けど、とりあえず行きはバスにしようと決めていました。
何せ、値段が違いすぎる。
バスだと片道41.9香港ドル(900円)ぐらい。
けど鉄道だと104HKDもします。
(日本円で大体2200円ぐらい)
※当時のレート1香港ドル約21円
たけえ。
くっそたけええよおお。
1300円も差があったら、おいしい小籠包とか食べれるやんけ!
もうさ、香港物価高すぎる。
ばかじゃねーの(ストレート

そういうこともあって、とにかく行きだけはバスで行こう。
帰りはわんちゃん鉄道で空港に向おうと思ったのです。
そんなわけで今回乗るバスはA11という路線バス。
これで香港駅にまで向かいます。
さてさて。
空港の地上階から外に出て、右のほうに行くとバス停がありました。
VISAカードのタッチ決済で乗れるので、すこぶる便利。
さすが世界のVISAカード。強すぎる。
運転席の真横、乗客だと入って目の前にタッチできる場所があるので、そこにピッとかざして乗車します。
椅子に座ったら、あとはもうバスに揺られてセントラルシティに向かうだけ。
その時間、およそ1時間ぐらいかなぁ。
こういうのんびりした旅もいいもんですなぁ。


念のためと酔い止めを飲んだものの、別にいらなかったです。
バスに酔いやすい僕でこれなので、普通の人は結構余裕かも。

そうこうしているうちに、なんかえっぐい高さのあるビル群が遠くに見えてきました。なんじゃこりゃー

市街地に徐々に近づくにつれ、圧倒されていく僕。
「なんやねんここは!なんでこんなにでっけぇビルばっかり生えてんねん。」
想像していた香港がこんなんじゃなかった。
そうこうしているうちに、セントラル付近までバスが来ているらしいことが分かります。グーグルマップのピンが、それっぽいところを指しています。
そろそろ降りなきゃいけない。
ってか、目的地この辺じゃない?
ところが、ここで気づきました。
僕が乗ったこのA11という路線バス、僕の目的地である香港駅が終点じゃあなくない?その真横すり抜けて行ってねーか?
それに気づいた瞬間、胸がざわついてきました。
終点まで乗ってればつくだろう。
そう思ってたんです。
確かに思ってた。
でも、現実はこれ。
がん見しているグーグルマップに表示されているのは、香港駅から離れていく僕の位置に立っているであろうピン。
…嫌な予感がする。
いま、なにか良くないことが起こっているくないか?
「ええい!ままよ!」
何とかっていうバス停に止まったところで降車。
たいして下調べをしていないまま乗り込んだバスから、逃げ出したのです。
もうね、これ以上目的地から離れたくない一心ですよ。

降りた先で待っていたのは…
四方八方見渡す限り、高くそびえ立ったビルビルビル。
看板や標識に書いてある意味がピンと全く来ない文字たち。
そして、向いている矢印が明らかに狂っているグーグルマップ。
方向感覚が、一発でマヒってしまった。
うん、そうだな。
……
「――いや、ここどこよ?」
つづく
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