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【道内一人旅の記録】根室

(別の媒体のために、noteの下書き機能を使って北海道内を一人で旅した記録をまとめていた。そちらはすでに完了したので、もうこちらの下書きも無用なのだが、ただ削除するには忍びない。ということで、簡単な内容ではあるが、道内一人旅の記録をこちらでも数回に分けて公開しようと思う)


日本最北端は果たした、次は日本最東端だ、ということで、2022年4月のある日、札幌より夜行バスで根室を目指した。

バスに揺られて約8時間、到着した根室駅は、思った以上にこじんまりとしていた。

日本最東端の駅

早朝ゆえか人影もない。「朝日に一番近い街」とあるが、みんながみんな早起きさんではないのだろうか。

根室駅構内

なお、訪問当時は日本最東端の「有人駅」だったが、2025年に東根室駅が廃駅となり、現在は正真正銘、日本最東端の駅となった模様。

ともあれ、まずは日本最東端である納沙布岬を目指すことに。

駅から岬まで約23km。周囲を見物しながらゆっくり走っても昼までには到着できるだろうと、距離はあるが東に向けて走り出した。

市街地を抜けると、あとはずっと殺風景な景色が続く。殺風景だが美しい。

原野が続く

道中、珍しい地名を見かける。「歯舞」という地名につい反応したが、かつては、北方領土の歯舞群島と同じ花咲郡歯舞村という一つの自治体を構成していたらしい。

歯舞郵便局

さらに進むと、また難読地名が。珸瑤瑁(ごようまい)と読む。

アイヌ語の「コイ・オマ・イ(波が打ち寄せるところ)」に由来。
納沙布の景観

はるか遠くに塔らしきものが見える。あれがもしや「望郷の塔(通称・オーロラタワー)か。

出発から約4時間、納沙布岬にようやく到着。

四島のかけはし
2020年より閉館中のオーロラタワー
きぼうの鐘

観光客で賑わっていた宗谷岬と比べて、納沙布岬は、人は少なく物寂しげな雰囲気と言わざるを得ない。始終強烈な風が吹いていたことも物寂しさを倍加させた。

「返せ北方領土」

ほかに見るものもなく、店もほとんどなく、おまけに、風が吹き荒れていたこともあり、早々と岬を後にした。帰りはバスで根室駅まで戻る。

この日の宿は、根室半島の付け根、別海町にまたがる風蓮湖のほとりにあるロッジを予約していた。駅から宿まで約13kmあったが、根室湾を望みながらのんびり歩き、夕方に到着。

翌朝、チェックアウト後、春国岱(しゅんこくたい)をそぞろ歩いた。

ちなみに春国岱とは、風蓮湖と根室湾を隔てる長さ約8km、幅約1.3km、面積約600ヘクタールの巨大な砂州であり、手つかずの広大な自然環境が残されていることから、風蓮湖とともにラムサール条約湿地に登録されている。

根室十景のひとつ「春国岱」
遊歩道があるので歩きやすい

風蓮湖を後にし、次は根室市南西にある落石岬を目指した。まずは、最寄りのJR西和田駅から鉄道に乗り、落石駅に向かう。

古い車両を利用した西和田駅

落石駅を下車した時点で昼近くになっており、空腹を覚えていた。コンビニぐらいあるだろうと気軽に構えていたが、駅を出ても店らしきものはなにもない。しかたないのでとりあえず岬を目指すことにした。

道中、住宅街はあるが、歩いている人はほとんどいなく、車もあまり通らない。一方、鹿はそこら中にいた。

落石集落
鹿に注目される

空腹を抱えながら歩くこと1時間弱、落石岬に到着。想像以上の絶景が広がっていた。

根室十景のひとつ「落石岬」と落石岬灯台

スケールの大きな自然を堪能し、帰路につく。結局、落石で食事できるところは見つからず、電車で根室に戻った。

旅程は以上。その夜の高速バスで札幌に帰るという強行スケジュールだった。

バスの時間まで根室市街を散策して過ごす。

根室十景のひとつ「明治公園」


ロシア語の標識

2日で50km以上を歩いたり走ったりして、肉体的にはとても疲れる旅だった。が、ここでしか見れない絶景を堪能できたことは大満足だ。今度行くことがあれば、もう少しゆっくり過ごしたい。


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