見出し画像

言葉の貯金「よくがんばってるよ!」

子どもは6人いる。
核家族の8人家族。
ワイワイしていて、基本的に飽きないし楽しい日々。

でも、時々、疲れる。
子どもは6人6色だし、時に夫は大きな子どもになるし。
作る料理もたくさん。洗い物も、、

それでも、子だくさんは自分たちで選んだのであり、学校に行かない子どもの選択を受け入れたのも私たち親が選んだこと。

誰にも愚痴をこぼしてはいけないように思っている。

一昨年の年末まで、同じように子だくさんな人が同僚だった。
そちらは、子どもは4人。
うちと子ども3人の学年がかぶっていて、ママ友でもある。

2人事務所だったので、仕事しながらいろいろな話をした。
仕事、子育て、子どもの習い事、お互いの長子のおかしなところの披露、悩み相談などなど。

彼女はサバサバしたおおらかな性格でありつつ、熱く思いやりのある人だったので、うちの状況をよく理解してくれて、心配もしてくれていた。

彼女が、頻繁に「それにしてもゆるさんはよくやってるよ」と言ってくれていた。

「大変だよ、早起きしてお弁当作って、フルタイムの仕事終わって買い物してご飯作ってさ、子どもの世話して。だんなさんいない日も多くて。ほんとによくやってる!会社でも、あれもこれもやらされて理不尽なことも言われて。よくやってる、がんばってるよ」

そこに嘘はなくて、心底労ってくれていたのが伝わって、最初は「いやいや、私なんて要領悪いだけ。子ども多いのも自分の選択だしね」などと否定していたのだけど、そのうち「そっか、私、がんばってるかな?ありがとう」と素直に受け取るようになった。

彼女が諸々の事情で会社を去り、私は1人事務になった。

それはそれは寂しくなって、仕事へのモチベーションが少し下がってしまった。

私の生活を励ましてくれる同僚はもういない。

でも、心折れそうなとき、泣きたくなったとき、ため息が出てしまいそうなとき。

彼女の「毎日よくがんばってるよ!」が支えになっていることに気づいた。

そうだよね、がんばってるね、私。
もう少しがんばれそうかな。

言った本人はいないけども、言葉によってすごく大きな貯金を残してくれたなぁと、彼女がいなくなって1年半経ったいま、しみじみと思う。
貯金は、時間差で力を発揮するのだ。


ところで、小学3年から五月雨登校して、中学は丸一年休んでいる次女が、先日、今年度の担任の先生に初めて会いに行った。

娘には「0か100か」の自分ルールがあり、そこから外れるとすべてをやりたくなくなる部分があり、学校にも行けなくなってしまったのだけど、この1年で妥協ということを覚えた。

少しずつゆとりが生まれて、「学校、行ってみようかな」と思い始めているとのこと。

親から見てもわかる表情と捉え方の変化。

ずっと次女を心配してくれていた先の元同僚にも報告したいけれど、でも、彼女が言う言葉もわかるので、わざわざ伝えなくてもいいか、と思う。

すべてを肯定して丸ごと受け入れてくれる元同僚。

実生活で何かある度に、考える。
彼女ならどう言葉が返ってくるかな?どんな表情するかな?
いまも、そういう意味で彼女の存在が事務所には残っている。

欲しい言葉をくれてありがとう。私も貯金となる言葉を人にあげられる人になりたい。


8人家族の事情についてはこちらに。


いいなと思ったら応援しよう!