【自己紹介】23歳で3億の連帯保証人になり、17年戦って破産した私が、なぜ今「中小企業診断士」をしているのか。
はじめまして。
はやし経営コンサルティング 代表、中小企業診断士の林です。「Shobai Lab.(商業研究会)」という診断士の研究会も設立しています。
世の中には、成功した経営者の「美談」や「ノウハウ」が溢れています。
しかし、私がここで書くのは、それとは真逆の物語です。
私は、23歳で父の急逝により家業の食品スーパーを継ぎ、3億円の連帯保証人になりました。
それから17年間、死に物狂いで経営再建に取り組み、一時的なV字回復を果たしましたが――
最終的に、会社は倒産しました。
私自身も、自己破産しました。
全てを失いました。
父から託されたバトンを、守りきることができませんでした。
では、なぜそんな「敗軍の将」である私が、今こうして「中小企業診断士」として経営の支援をしているのか。
それは、「地獄を見た人間にしか、見えない景色がある」と痛感したからです。
3億円の印鑑と、トイレ掃除の日々
大学を出たばかりの私は、決算書も読めないまま、銀行員に差し出された連帯保証の書類に判を押しました。
そこから始まったのは、古参社員への土下座、トイレ掃除からの意識改革、そしてWindows95時代からのIT化によるデータ経営……。
教科書通りの「きれいごと」は通用しませんでした。
「理論」では正しいはずの施策が、現場の「感情」や「しがらみ」で頓挫する。
資金繰りの表が赤く染まるたびに、寿命が削られるような恐怖を味わう。
それでも、現場改善とデータ分析で売上を4割伸ばした時期もありました。
しかし、デフレの波と構造的な高コスト体質、そして「経営判断の甘さ」が、徐々に会社の体力を奪っていきました。
私がNoteで伝えたいこと
破産した後、私は中小企業診断士の資格を取りました。
改めて経営学や財務を学び直した時、「あの時の自分に、これを教えてやりたかった」と悔やむことばかりでした。
同時に、「教科書にはこう書いてあるが、現場では絶対に通用しない」という、実体験に基づいた「真理」も明確になりました。
このNoteでは、私の「失敗の経験(痛み)」と、診断士としての「専門知識(理論)」を掛け合わせた、独自の視点を発信していきます。
具体的には、以下の2つのテーマから始めています。
① 経営の「構造」を解く(理論・分析)
「もし消費税が減税されたら現場はどうなるか?」「免税と非課税で資金繰りはどう変わるか?」など、多くの経営者が見落としがちな「構造的なリスク」を、図解を用いて論理的に分析しています。
② 倒産までの全記録(実録・ドキュメンタリー)
23歳の素人が、どのように3億円の借金と戦い、なぜ破綻したのか。
銀行との交渉、古参社員との確執、家族経営の難しさ、そして倒産の瞬間。
これらを包み隠さず記した「実録・自叙伝」を、マガジンとして公開しました。
最後に
経営者の皆様、後継者の皆様。
経営は孤独です。そして、一度歯車が狂うと、あっという間に修復不可能になります。
私は失敗しました。
だからこそ、今頑張っている皆様には、「同じ地雷を踏んでほしくない」と強く願っています。
私の発信が、誰かの「転ばぬ先の杖」となり、1社でも多くの企業が持続可能な利益構造を作れるよう、全力を尽くします。
これからどうぞ、よろしくお願いいたします。
はやし経営コンサルティング
中小企業診断士 / 元スーパーマーケット経営者(17年・倒産経験あり)
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