“守るための壁”、トランプ関税の本当の意味。|アメリカが立てた経済のバリア
トランプ大統領が再び掲げた「高い関税」。
財源を増やし、国内産業と雇用を守るその政策は、
“守るための壁”として世界に波紋を広げています。
関税の仕組みと、その本当の意味を、やさしく読み解きます。
この記事は、「まこ式・AIと学ぶ。世界と経済をゆるく読むノート」シリーズの第4話です。
このシリーズは、我が子たちに「世界経済や政治に興味を持ってもらいたい」と思い、母目線で綴っています。
▼前回は、こちら
再登場するトランプ大統領
第2話では、DOGE(ドージ)について話したよね。
DOGEって、連邦職員の人員削減を進めた政策のこと。
連邦職員というのは、わかりやすくいうと「アメリカの公務員」。
つまり、公務員の数を減らして、国の支出を減らそうとしていたってこと。
▼詳しくはこちら
このDOGEって、トランプ大統領がイーロン・マスクさんに頼んで進めた改革だった。
「財政を立て直す」ために、“痛みを伴う改革”を選んだわけだね。
そして、もう一つ。
トランプ大統領が進めた大きな政策が「関税」。
今日は、この“もうひとつの守り方”、
「関税」について考えていこう。
関税ってなに?
正直に言おう。
「関税」ってややこしすぎる(笑)
母もむちゃくちゃ調べたし、AI(チャッピー)にもたくさん教えてもらった。
ここで、母なりの理解を伝えるね。
まず、「関税」とは、アメリカが外国からモノを買うときにかかる“税金”のこと。
税金を払うのは、外国ではなく、そのモノを買ったアメリカの会社(=輸入会社)が払うよ。
だから、「最終的にアメリカの消費者が払う」っても言われている。
だって、アメリカの会社が支払った「関税=税金」分も、商品代金に上乗せされるから。
ここからは具体例でみていこう。
この図を見てほしい。

それでも外国企業には大きな負担。
関税はアメリカ政府の財源になります。
日本のトヨタの車を、アメリカの会社が買ったとする。
車そのものの金額は100万円。
そうすると、その車のお金以外に、関税分も必要になる。
関税って、結局、アメリカの財源になる。
お金の流れとしては、こんな感じ。
車のお金、100万円はトヨタに払う。
関税のお金は、アメリカ政府に払う。
ここで問題になるのが「関税率」。
以前は、関税が2.5%だったから、2万5000円だけアメリカ政府に納めていた。
これが、トランプ関税によって、15万円に増えた。
で、トランプ大統領は、最初は
「27.5%だ!」って言ってたから、日本も他の国も、とても動揺したんだよ。
だって、27.5%だったら、27万5000円って高額になるんだよ。
以前の10倍以上だからね。
結局、今は、国の交渉で、15%に落ち着いたんだけどね。
これ、なんでトランプ大統領は「高い関税」をかけていると思う?
その理由は2つある。
【理由1】関税をアメリカの財源にする
→これは、さっき説明したね。
【理由2】アメリカの国内産業と雇用を守る
→これから、これについて説明するよ。
トランプ大統領の「国内産業と雇用を守る」
「アメリカの国内産業と雇用を守る」ってことも、関税に関わっているよ。
外国のモノに高い関税をかけると、アメリカの会社が輸入する時、これまで以上にお金がかかるってことだよね。
そうすると、日常生活でどんなことが起こるかというと……
外国のモノ…高い
アメリカ国内で作ったモノ…これまでと同じ値段だけど、安く感じられる
こんな感じのことが起こる。
例えば、アメリカの人が車を買いに行くとしよう。
車の金額はどっちも100万円だとして。
(※利益などは含まないで考えよう)
外国の車…115万円
アメリカの車…100万円
となる。
そうすると、やっぱり、アメリカの人も安いほうを買うよね。
つまり、安く感じるアメリカ国内で作ったモノが売れるようになる。
これが、トランプ大統領が「高い関税」をかける、2つ目の理由だよ。
そして、アメリカ国内で作ったものが、たくさん売れるようになるから、
「アメリカ国内の産業と雇用を守る」
ってことにもなる。
なんで「雇用も守る」ことになるかというと、産業が盛り上がっていると、働く人もたくさん必要になるから。
だから、「アメリカ国内の産業と雇用を守る」って、セットなんだ。
トランプ大統領は「高い関税」で
①関税をアメリカの財源にする
②アメリカ国内で作ったモノをたくさん買ってもらう
この2つをやろうとしている。
まさに、一石二鳥。
これに気がついた時、お母さんは、
「トランプ大統領って、頭いいな~」
って思ったよ。
でもね。
「高い関税」って、やっぱり良いことばかりじゃないんだよね。。
まとめ|“守るための壁”が生む、新しい課題
トランプ大統領の「高い関税」には、2つの意味があったよね。
ひとつは、アメリカの財源を増やすこと。
もうひとつは、アメリカの産業と雇用を守ること。
どちらも、「国を強くするため」に必要なこと。
だけど……
その守りの裏で、苦しむ人が出てくるようになったよ。
関税は“国を守る壁”のようなもの。
でも、壁が高すぎると、外の世界とつながれなくなる。
経済も、人も、つながりの中で成長していく。
だから、「守る」と「つながる」のバランスをどう取るかが、これからの世界の課題なんだ。
さっきもちらりと言ったけど、
実は、「高い関税」って、やっぱり良いことばかりじゃないんだよね。。
次回は、この「良いことばかりじゃない」、高関税の影響について、もう少し深く考えていこう。
この記事は、「まこ式・AIと学ぶ。世界と経済をゆるく読むノート」シリーズの第4話でした。
▶次回、第5話は こちら
▶第1話は こちら
★こちらのシリーズもお読みいただけると嬉しいです★
最後までお読みくださり、本当にありがとうございます!
またお越しいただけると嬉しいです。

