あいにいきるひと。
昼寝から目覚めたとき、ふと、頭の中で
とある唄のメロディーを思い出していた。
そのメロディーというのがね、
【だぁれにも やぁさしく 愛に生きるひとぉー♪】
という唄だったのですが。このとき、昼寝の中で
どんな夢を見たかは憶えてないけど、
とにかく、なぜだか、起きた途端
その唄が頭に流れていたんだった。
頭の中で流れるその唄を感じながら、
ぼくはすぐ、そのメロディーが
何の唄だったかはわかった。ご存じの方は
すでにピンとこられていると思うのですが、
『ウゴウゴルーガ』よね。
『ウゴウゴルーガ』は、
90年代前半、フジテレビ系列にて
朝に放映されていたテレビ番組で、
斬新とも言える子供向けのバラエティ番組だった。
その番組で流れていたことも、ぼくは
目覚めてすぐ思い出していた。
しかし、いかんせん、昔のこと過ぎて
どのコーナーで流れていたかは忘れていて。
ともすれば、ネットで調べてみよう!
と思いながら、その
「だれにも優しく愛に生きる人」
ということばを検索窓へと打ちながら、
ネットとは非常に便利なもので
その答えはすぐにわかりました。
そのコーナーは、
『あにき』なのでした。
そこで、ぼくは
「あにきぃー!」
という叫びのセリフも思い出していた。
さらに、その唄は倍賞千恵子さんの
『おはなはんの歌』という曲なのだと知る。
当時、ぼくは小学生ですので、
曲のタイトルはもちろん知らないし、
どなたが歌われているかも存じあげない。
ただただ、『あにき』というコーナーの
面白さに魅せられながら、そこで流れる
不思議な唄、というイメージだった。
それが突如、その曲についての
詳細を知ることになったんだから!
お昼寝から目覚めてから、ここまで
三分ぐらいだと思うけど、この時間って
ゆるやかながらも、三十年という時代を
一気に駆け抜け振り返った、
みたいな感覚にもなってきて、
それはそれはなんだか驚きだったな。
今、あらためて、倍賞千恵子さんの
『おはなはんの歌』を聴いてみて、
素敵な曲だなあと思ったのですが。
でも、ならば、なぜこの曲の
その歌詞の箇所が取り上げられたのかなあ?
とも感じながら、それは、Wikipediaによれば
『あにき』というコーナーのタイトルとは、
『おはなはんの歌』の歌詞における
【愛に生きる人】つまり
「『あ』い『に』い『き』るひと」の略らしくて、
なるほどぉ! と思いました。それは、やはり
当時小学生だったぼくにはわかるよしもなかった。
あにきぃー!
令和7年9月6日
