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創作大賞応募曲「あかつきの詩」に寄せる発達障害の娘たちへの想い

創作大賞2024オールカテゴリ部門に応募いたします本自作曲のライナーノーツとして、私の娘たちへの想いを記してみたいと思います。

過去記事でお書きしましたように、私と妻の両親はいわゆる「毒になる親」でした。ですから、私も妻も、ともに生家で心温まる日々を過ごしたことはありませんでした。

妻は実母から包丁を投げつけられて殺されかかりましたし、私も母に火箸で目の横側を刺されて、失明するどころか危うく落命しかかったこともありました。そういう例は枚挙にいとまがありません。

ですから、私たち夫婦は新しい家庭を築いていくに当たって、娘たちにはそういう悲しい思いはさせまいと今まで六年間頑張ってきました。

実は、わが家の娘たちは、児童精神科の専門医によっていずれの子も神経発達症と診断されており、長女は児童相談所の知能検査などを経たうえで療育手帳を交付されているのです。

何をやらかすか分からない規格外の娘たちの育児には、精神医療の経験者である私も非常に手を焼いてきました。

不肖私も、日々神経発達症に関する論文を読み込んでは、自らの見識をアップデートして来たつもりです<(_ _)>

本日、note創作大賞2024のオールカテゴリ部門に応募致します"Song of the Dawn~あかつきの詩~"は、そのような私の苦闘の日々の中で誕生した作品です。

神経発達症と診断される子どもの中でも、その程度が生まれつきの「発達障害」という病態水準にまで診断される子どもの数は、実は世間で言われているほどには急増していないと私は思います。

児童精神科医で、虐待臨床や複雑性PTSDの治療で知られる杉山登志郎医師は、児童虐待によって発達障害とよく似た症候を呈する一群の人々の存在に気付き、そのような人たちに「第四の発達障害」という診断的なカテゴリーを与えました。

私どもの娘たちは、生後間もなくから光や音や気配などに対する過敏性が顕著に見られました。加えて、不眠、多動、徘徊、疳の虫の激烈さ等など、挙げていけばきりがないほどの多種多彩な神経発達症の症状を示しました。

しかし、私たち夫婦は、娘たちを最初から児童精神科医に見せたりしませんでした。

私も向精神薬の有害事象はよく知っていますから、大事な娘をいきなり児童精神科で診ていただくことには、正直言って抵抗があったのです。

しかしながら、長女は区役所の乳幼児健診でも見事に引っかかりましたし、その上かかりつけの小児科医にも地域療育センターへと匙を投げられてしまいましたので、それならばということで、私の医学部の同期が勤めていた発達クリニックの専門医に診察して戴くことにしたのでした。

長女が三歳になったばかりの12月のことでした。

発達クリニックの初診には、私が長女と二人で伺いました。クリスマス前の凍えるような寒い日に、長女と手を繫ぎながら、父子で不安と期待をかかえつつ病院に向かった日のことを、私は昨日の事のように憶えています。

発達クリニックの院長先生が私どもにあてがってくださったドクターは、小児科医としても児童精神科医としても経験豊富な女医さんでした。この先生は――私がそのクリニックの勤務医と医学部の同期の桜だったからかもしれませんが――長女の初診に、実に80分も割いてくださいました。

それから継続して、長女の診察には私が付き添って、ドクターとしっかり向き合いながら診断や医学的ケアについて話し合いました。

さすがは専門医だけあって、ドクターは長女の特徴を早い時期に見事に見抜きなさいまして、数回の診断面接と臨床的行動観察を経て、長女に「自閉症スペクトラム」の見立てをお立てになりました。

長女は生まれつきの自閉症スペクトラム(障害)という診断を受けて、以来現在に至るまでそのクリニックに通院してサポートを受けつつ、作業療法士の先生による個人療育を受けているのです<(_ _)>


この妻のイラストには、家族四人で幸せになるんだ!という彼女の覚悟が込められています

娘たちに対する私たち夫婦の育児が医学的に完璧だったと申し上げているのではありません。完璧な育児というのは幻想ですし、育児書を掲げて親を責めていても、行き場のない追いつめられた親(特に母親)を増やすだけです。

孤独で息の抜けない追いつめられた親たちは、悪意がなくとも、虐待と見做される行為に走りがちです。そして、そこにこそ児童虐待の悪循環が生まれますので、毒親に苦悩した子どもたちがまたわが子の毒親になってしまうという負の連鎖が生じてしまうのです。

そのようにして連鎖する児童虐待が生み出す「第四の発達障害」は、今や増加の一途を辿っています。こんにちの学校現場を悩ませている「発達障害児」のかなりの割合は、この「第四の発達障害」ではないかと杉山登志郎医師は論じているのです。

わが家の娘たちだってそれはもう奇想天外に手が掛かりますので、わが家でも親がよく自戒していないと、この「第四の発達障害」を新たに娘たちに与えてしまう可能性がないとは言えません。

ですから、私は、わが家と医療機関と保育園と行政と療育機関との情報の共有を心がけて、関係各位による多様なソーシャル・サポートを仰ぎつつ、わが家の娘たちが健やかに育つように配慮しているのです<(_ _)>

妻が10年前に描いたイラストです。ラフな写真でごめんなさい(^^;

私と妻との間に喧嘩や諍いがなかったわけではありませんが、こと育児に関しては、お互いに精一杯協力しながら娘たちを今日まで育ててきたつもりです。

そんな苦闘の日々の中にも、妻や娘の何気ない微笑みの中に私はふと仏性を垣間見る思いがして、自らの襟を正しながらもしみじみと幸せを感じたりもして参りました。

それは妻も同じ心持ちなようです。

今が私たち四人家族の人生の「あかつき」であり、ここから始まる家族の物語を家族で丁寧に紡いで行こうと思いながら作曲した作品が、今日YouTubeにアップロードしましたこの曲なのです(*^^*)

この作品を作曲するに当たっては、いま機能不全家族のことで苦しんでおられる方々の御人生がどうか切り開かれますようにとの祈りも込めました。

本作品を虐待で苦しんでおられる方々に、そして孤独と重荷に労しておられる親御さんの皆様に、祈りを込めて献納いたします<(_ _)>

今日お書きしたライナー・ノーツからすると、"Song of the Dawn2024~あかつきの詩"という作品は随分重たい楽曲になっているように思われるかもしれませんが、実際には明るくて伸びやかな作品に仕上がっていると思います。

皆様に動画を御笑覧頂けましたら幸いです(*^^)v

この自作曲とそのオリジナル・ミュージック・ビデオを、note創作大賞2024のオールカテゴリ部門に応募いたします<(_ _)>

皆様のご人生に祝福と希望が天から豊かに注がれますように祈ります。

私も、病床からではありますが、皆様に折にかなった助けが与えられますように祈ります。

ここまで長文をお読みいただきまして、本当にありがとうございました!

皆様の温かいお心に感謝いたします。

Koki521KことKoki Kobayashiがお届けいたしました。

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