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心の泉に浮かぶもの

心の泉に意識を合わせてみると
その泉には昼夜様々なものが浮かび上がる


浮かび上がったものをみつけては
壊れないようにそっと掬い上げる


だれも掬い上げたくないようなものを
そっと掬い上げる


掬い上げたものたちは
繊細で、冷たい

霧のように形がないのに
ずっしりと重たく、確かに存在し
まるで生きているみたい


その曖昧なものたちに目を向け
招き入れ、慈しみ、包み込む


繊細で冷たく、重く、曖昧なそれは
少しずつ、少しずつ
温かく、軽く、柔らかさを取り戻す


そんな作業をただ繰り返し
内側にこびりついていたものたちを
拭いとる


きっとそれが
自分を愛する、ということだ


カメラを向けたときのような
一番いい顔をしている自分を
愛することは誰にとっても容易い


そういう貼り付けたような笑顔を
剥がしたとき

ふとした瞬間の自分
心の泉に映る素の自分を


どこまで
温かく包み込んでいけるか


自分を愛するということは
そういうことのような気がするんだ

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