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「50代後半からの凡人の経営戦略」を振り返るー山口周「人生の経営戦略」から

ライフ・マネジメントにおける意思決定において、真に問題となるのは「勇気」でも「度胸」でもなく「自分の居場所の趨勢についてどれだけ論理的に考え抜くか」という「思考の累積量」なのです

山口周「人生の経営戦略」より引用

山口周氏「人生の経営戦略」に沿って、自分の人生再構築ストーリーを振り返っていきたいと思います。


新卒で入社以来、34年4カ月勤務した会社を退職、転職したことから自分の職業人生が激変しました。


50代になってから、セカンドキャリアあるいは引退後の人生について考えるようになりました。
子どもの成長や住宅ローン完済するなどの自分自身を取り巻く環境が変わり「自分のこと」を考える時間(余裕)ができたのかもしれません。

一方で、それなりの企業でそれなりの出世もでき、収入も増え仕事への充実感は持ち続け、50代中盤までは管理職として偉そうに勤めていました笑。

そして、転機は57歳になる年に訪れます。
それは、自分が担当していた組織が会社の事業再編に伴い発展的解消になったこと。

そのとき、思ったこと。

🔴自分の「居場所」はなくなるかも
🔴その前に自分で「居場所」を見つける

もともと、その時の組織での仕事を最後にしようと思っていたので、決断は早くできました。ただ、予想より早く訪れたのも事実。
が、結果的に少しでも早くスタートダッシュできて良かったと思います。


セカンドキャリアのコンセプトは3つでした。


🔴これまでと全く違うことをやりたい
🔴「やりたいこと」に特化したい
🔴そのためには定年してからでは遅い


やりたいこと=困難を抱える人へのカウンセリング(支援する仕事)。
その手段として、国家資格キャリアコンサルタントに挑戦しました。

行動した結果として、退職を決意してから2年越し、59歳になる年に念願の「カウンセラー」の道を歩み始めることができました。

とは言え、セカンドキャリアは道半ば、スタートラインに立ったに過ぎません。セカンドキャリアとか、人生の再構築とか、耳障りのいいことを言っていますが、大企業で要領よくやってきた、というだけ取柄のない私がキャリアチェンジで求められるのは、社会価値ではなく市場価値を高めるために、より「戦略的に生きること」です。
そこで最近出会ったのが冒頭に紹介した山口周氏の新著「人生の経営戦略」。

私たちは自分自身の「人生というプロジェクト」の唯一の責任者であり、リーダーです
そのような立場にある私たちが、自己のわがままに忠実になって「発言」し、「離脱」することによって、最終的には組織や社会にとってもより良い状態が生まれると考えるべきなのです

著書より引用

ここ数年の自分の人生を振り返ると、それなりに「人生のプロジェクトリーダー」として歩んできた自分の生き様に自信が持てます。
著書になぞらえ、整理してみたいと思います。
今回は、冒頭部分の「なぜ、いま「人生の経営戦略なのか?」から。

<居場所の選択>で人生が変わる社会がやってくる
ゼロ成長社会においては、より戦略的に自分の居場所を選択する必要がある、と説きます。
私の場合で言うと、キャリアコンサルタントの資格をとっても、どこで生かすか?という自分の居場所を考え、選択しないといけません。
少子高齢化で若い人は減っていくし、若い人を支援希望のキャリアコンサルタントはたくさんいるので市場はレッドオーシャンです。
(むしろ若いキャリコンに譲る領域かも)

そこで、私がテーマとしていた「困難を抱える人たち」は(喜ばしいことではないが)年々増え続けています。一方で、福祉以外で「キャリア」という側面で支援している人は少なく、ここに自分の「居場所」があるのではないかという仮説を立てました。

そして、今、ほぼ思っていた通りの職に就くことができています。


<準備のできていない人たち>

日本のビジネスマンの多くは、会社に人生を預け、勉強もしていない、と山口氏は一刀両断します。
そして、50代前半までの自分は、この一群のひとりでした。
低成長社会の中で、「人生というプロジェクトへの向き合い方」が個人に問われています。
社会の発展のため「個人が変わる」ことが求められているのです。

私の場合は、最初の転職を決めた前後から、資格に挑戦し、月10冊程度の読書を始め、noteを含むSNSも習慣化し行動してきました。
若い頃から取り組んでいれば、また違う人生があったのかもしれませんが、過ぎてしまったことを考えていても仕方ありません。

結果として「新たなキャリア」を考え行動に移すことができ、「困難を抱える人たち」への問題意識につながった次第です。
なによりも「自分が変わる」実感を持つことができました


<自分らしいと思える人生を歩み経済的・社会的にも安定した人生を送る>

冒頭の最後に触れられる「アリストテレス的人生論」。
「マキャベリ」的でもない、「ルソー」的でもない人生論。

「自分らしく生きる」「経済的・社会的に成功する」という両立、そんな都合のいいことができるのでしょうか?
もちろん、著書ではその点を丁寧に説明しています。

私としては「自分らしく生きる」を目的に行動してきたからこそ、その意義が理解できると考えています。
そして「経済的な成功」はリスク最小化のため必要ですが、「心理的な成功」が最も重要かなと感じています。
私のような凡人は「社会的な成功」よりも「自分基準」で目標達成し成功することが「よりよく生きる」ことに繋がると実感します。


以上、「人生の経営戦略」導入部分(0章)に自分の人生をなぞらえてここ数年の「凡人の経営戦略」を振り返ってみました。
定年前にキャリアチェンジをして良かったのか、なんてことは自分ではわかりません。
ただ、行動にうつしたことで「見える風景」が変わってきたことは事実です。大きな会社にいたとは言え、「狭い社会」で生きてきたことを実感しました。
これまでと違う環境や異なる属性の人たちを接することで、大企業が「いかに恵まれているか」ということもよくわかりました。
その肩書を失ったときの「自分は何者であるのか」という言いようもない不安感があったのも事実です。

今振り返ると、そのすべてが自分の糧になっていると感じています。

さあ、「凡人の経営戦略」は始まったばかり、今年の大吉をつかめるよう、精進していきたいと思います。
珍しく少し長めの文章になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


今年はおみくじを引かず、自作自演?で
大吉をつかみとります

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