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この日のためにキャリコンになった―思いがけない言葉がくれた最高の贈り物

「えっ…?」

短い時間でしたが励ましてくださりありがとうございました、嬉しかったです


ある方からのお言葉。
誰もが受け取ったことがある種類の、ごく普通の御礼。
が、この時の自分にとってはサプライズ。
思いがけずいただいたメッセージに返す言葉が見つからなかった。

その理由は後述する。

新卒で入社以来34年4カ月勤めた会社を早期退職して目指したのは「カウンセラー」への道
転職活動と同時並行で学び取得した「キャリアコンサルタント」とその後に取得した「ファイナンシャルプランナー2級」、そして36年に及ぶ社会人経験・管理職経験などを武器にした地道な活動の成果が実り、今年の4月から「就職相談員」として契約することができた。

「今までと全く違う仕事をやりたい」という志を持ち、30代から長く約20年担当していた管理職ではなく「プレーヤー」の道に入ったのだ。

4月から多くの方とコミュニケーションの機会をもらった。
キャリコン資格取得から約1年間、現場で実践する機会がなかったのが信じられないように、ここ8カ月間で延べ1000人超の方々の相談にのり、着実に経験と実績を積み重ねている。

そして8カ月経過した12月某日、相談者の方から相談後にいただいたのが冒頭のメッセージである。(以下、再掲)

短い時間でしたが励ましてくださりありがとうございました、嬉しかったです


最後の「嬉しかった」はうろ覚えで実際は「元気が出た」的なコメントだったかもしれない。そこが「うろ覚え」になるくらい驚いた。

先述の通り、言葉だけとれば「普通の御礼」
が、ここに至るプロセスが自分にとって新鮮な経験だった。

この時は相談というよりほぼ手続きのみ、本当に短い時間だった。
相談者の体験を最低限は聞いてあげたかな、という程度。
ましてや「感謝されよう」などという邪念?もない。
(業務の性質上、内容を明かせないのが残念)

「励まし」の言葉はかけず、ただ「聞いた(>聴いた)」だけ
ぜんぜん「励まして」ないですよ(^-^;


それでも「励まされた」と思ったのは、
私の「無条件の肯定的関心(Unconditional Positive Regard)」が相談者の心に届いた結果、内省・自己受容と自問自答がすすみ「励まされた」と思ったのだろうか。

だとしたら・・・

カッコいい…じゃなくて笑

カウンセラーとして少し成長できたのかな


「来談者中心療法」の生みの親、アメリカの心理学者カール・ロジャーズの境地に達した!?


はずはないのだが笑、ロジャーズの3原則とはこういうことかと初めて体感した瞬間だったのかもしれない。

①共感的理解(empathic understanding)
相手の話を相手の立場に立ち気持ちに共感しながら理解しようとすること

②無条件の肯定的関心(unconditional positive regard)
自身の価値観は脇に置いて相手がどのような状態であっても受け入れること

③自己一致(congruence)
聴き手が、裏表がなく、自分の心に素直でいられている状態

ロジャーズの3原則

この日はいつもより多くの方と話す機会があって、少々忙しかった。
早く終わって次の人へ、という思いがよぎっていたのが正直なところ。

かと言って、手続きだけで簡単に終わるのもいけないという気持ちからか、普段より力を抜いて裏表なく「聞く」ことができたのかもしれない。

このようなプロセスだったので「最低限のことはできた」という安堵感が先走っていたため、終了して立ち上がる相談者から発せられたの言葉に、咄嗟にリアクションがとれなかった・・・
「いえいえ…」みたいな感じだったろうか…笑。


この感覚を忘れず…いや忘れることはない。
このような経験を多く生み出し、さらなるやりがいに繋げていきたいと決意した次第である。

思い切って早期退職(転職)して良かった


そして時間を巻き戻せるのならこう返したい。

いえいえ、感謝したいのは私です

なんてね笑


最後に、この日の「励まし」イメージ。

アンパンマンが励ましている…というコンセプトだが、
石川五右衛門が傾聴しているようにも見える笑


これはアカン例


以上、私の推定時間10分程度の経験を大袈裟に書きました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この日の経験が妄想だったとならないよう笑、これからも仕事&相談者に誠実に向き合っていきたいと思います。

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