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二年前の私が決めたこと。今、読み返しても揺るがない

これは、もう二度と優しさを無駄にしないと
決めた日の話。

有難いことに、Threadsで28万閲覧、
noteで3万Viewを超えた理由は、
きっとこの日、私が家族に向けて下した
“最後の決断”にある。

今の母ちゃん目線で振り返っても
決断は間違ってなかったと信じている。



もう、優しさの無駄遣いをしないと決めた。
これは約2年ほど前の話。



「利子くらい払ってあげればよかったのに」

母がそう言ったとき、
心のどこかがすっと冷えていくのを
感じた。

ああ、この人には何をどう言っても
届かないんだな。

私たちは、全額貸してる。
なのに、何も見ようとしない人に向けて、
もう言葉を使う気力もなかった。



私の実家はケーキ屋。

甘いのはお菓子だけだった。
ショーケースはいつも華やかで、
厨房にはバターの香りが満ちていた。

けれど、その奥ではいつも
誰かが怒鳴っていた。

「誰が優れているか」
「誰が家を継ぐのか」

そればかりが大事で、
私はただ“怒られない”ために
息をひそめて生きてきた。



兄弟たちの物語。



それぞれ大人になって
長男は東京でフレンチを。

次男は家業を継いだ。

三男は結婚と出産を期に地元に戻り、
「同じ名前で店を出していいよ」と言われた。

でもそこには“ノウハウ”も“支え”もなかった。
孤独に、家族を背負い、夢を追った。



”でも、夢は破れた。”


店には他の従業員が残り、
三男には借金だけが残った。

「不安定な生活で、
どうしたらいいのかわからない…」

泣きながら相談してきた三男に、
私は夫と話し合って子ども達を連れて
急遽地元に帰った。

次男、三男、私、母親と話した。

「利子を払い続けるより、一括で返そう」
「夫の了解は貰ってる。うちで貸すよ。」


そうしないと、三男が心を壊してしまうと
思ったから。



「全額なんて甘え」
「利子だけ払ってあげなよ」


母親と次男が、三男と私に詰め寄った。


次の日、私が家に着いた頃、
三男が電話をしてきた。

「ごめん、姉ちゃん…やっぱり全額貸してほしい」
「話し合いでは怖くて言えなかった…」
「本当にごめん…」


そして、私たちは静かに全額を肩代わりした。

"230万"

即日振り込んだ。

誰にも言わなかった。
大好きな祖母である"親友"にだけ、
そっと伝えた。



「利子も出してあげられないなんて、口だけの女」

突然電話をしてきた母が言った。

何も知らない母のその一言が、私を深く沈めた。



そして次は次男から電話がかかってきた。



ここからは、弟との電話劇場。



次男「なんで貸さないの?」
私「逆に、なんで貸してあげないの?」
次男「姉ちゃん利子あげるって言ったじゃん」
私「全額貸したけど?」
次男「全額なんてバカじゃん」
私「じゃあ、あんたが今すぐ返せる?」
次男「俺には夢が…」

……バカはどっちだ?

弟は、会社の経営もうまくいってないのに、
謎のセミナーに通っているらしい。

ビッグマウスと夢だけは一流。
実績はゼロ。

そんな彼にとって、私の現実的な支えは
「バカ」に見えるらしい。



私はもう帰らない。

誰も救われない「評価」の中で、
ずっと“ダメな子”にされるなら、
もうそこで優しさを使い果たす必要はない。

泣きながら返済をお願いしてきた三男。
静かに受け入れてくれた夫。
「それでいいんだよ」と言ってくれた祖母。
そして、今ここで自分の家庭を守っている私自身。

それが、私の味方だ。



優しさが届かない人に、
優しさを使い果たすのはやめた。

私たちは静かに助けた。
それだけで、もう充分だ。

そして、母と次男のLINEをブロックし、
電話も着信拒否にした。

母に最後にひとつだけ伝えた。


「私は、あなたたちの子どもに
産まれたくなかったです」


これが私と母親の最後のやりとりだ。

それからも三男とは家族ぐるみで
仲良くしている。

頑張れ。家族を守れ。
姉ちゃんが応援団長だからな!

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