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編み込みヘアの楽しみ方

こめかみの近くから、小さな毛束を三つに分ける。

右の毛束を中央へ重ね、左の毛束も中央へ動かす。次は、横に残っている髪をほんの少しだけ足して、もう一度重ねます。

最初は三つに分かれていただけの髪に、細い模様が一段ずつ現れていきます。

「途中で、どの毛束を持っていたのか分からなくなりそう」
「後ろが見えなくても、自分で編めるのかな」
「左右の幅や力加減が、ばらばらにならないだろうか」

編み込みヘアは、三つ編みの動きに、周囲の髪を少しずつ加えていくアレンジです。完成した形だけを見ると複雑に感じますが、実際に行うのは「分ける」「重ねる」「少し足す」という短い動作の繰り返しです。

一段進むたびに模様が伸び、手の中にあった毛束が頭の形へ沿っていく。その変化を確かめながら、自分の髪に合う幅やゆるさを探していくことが、この趣味の面白さです。


編み込みヘアの基本情報

一回の標準実施時間 約70分

短く練習する場合 約25分

準備と片付けを含む総所要時間 約80分

想定頻度 月2回程度

主な場所 自宅の鏡の前や洗面スペース

一人での実施 顔の横など、見える位置から練習できる

複数人での実施 家族や友人の髪で手の動きを確かめる方法もある

施設への依存 低く、手持ちの道具から始められる

天候の影響 練習自体はほとんど受けない

約70分あれば、三つ編みの動きを確認し、顔の横で短い編み込みを何度か作り直せます。後頭部全体を一度で仕上げようとすると腕が疲れやすいため、初めは一列だけを目標にするほうが、毛束の順番を覚えやすくなります。

25分ほどの日は、三つの毛束を持ち替える練習、髪を足す動作だけの練習、完成後に模様をほぐす練習へ分けられます。毎回違う髪型へ進むより、同じ場所を何度か編むことで、自分の髪の量や滑りやすさが分かってきます。

編み込みヘアにかかる費用

初期費用 0円〜約15,000円

標準的な初期費用 約2,500円

一回の費用 0円〜約1,500円

標準的な一回の費用 約200円

年間費用 約5,600円

ブラシ、鏡、ヘアゴムをすでに持っていれば、追加費用をかけずに練習できます。標準的な約2,500円は、毛束を分けやすいコーム、仮留め用のクリップ、小さなヘアゴム、少量のスタイリング剤をそろえる場合の目安です。

合わせ鏡、複数の髪飾り、練習用のマネキンヘッドなどを購入すると、初期費用は高くなります。ただし、自分の髪へ短い編み込みを作る段階では、大がかりな練習用品は必要ありません。

一回約200円は、細いヘアゴムやスタイリング剤、傷んだピンの交換などをならした想定です。月2回、年間24回ほどまとまった練習をする場合、年間費用は約5,600円になります。

節約するなら、飾りを増やす前に、髪になじむ色のゴムとクリップを少量そろえます。編み目そのものが模様になるため、基本の形が整えば、装飾がなくても十分に仕上がりを楽しめます。

3つのおすすめ

1.毛束を足すたびに、模様が一段ずつ生まれる

編み込みでは、最初から完成した形を作るのではありません。三つの毛束を一度重ね、横から髪を少し加え、もう一度重ねる。その小さな繰り返しによって、細い模様が頭の形に沿って伸びていきます。

途中で手を止めて鏡を見ると、数分前にはなかった線が髪の中に現れています。編む位置が少しずれたり、加える髪の量が変わったりしても、それがそのまま模様の違いになります。

左右を完全に同じにすることより、一段ずつ形が増える過程を眺める。手仕事に近いこの感覚が、編み込みヘアならではの魅力です。

2.幅と力加減で、同じ編み方の表情が変わる

細い毛束を少しずつ加えると、繊細な線が連なる編み込みになります。広い範囲から髪を取れば、模様が大きくなり、ゆったりとした印象へ変わります。

毛束をきつく引けば輪郭がはっきりしますが、強く締めすぎると頭皮へ負担がかかります。痛くない程度に編み、完成後に外側の毛束を少しずつ引き出すと、力で締めなくても立体感を作れます。

同じ手順でも、髪の量、編み始める場所、毛束を足す幅によって仕上がりは変わります。見本をそのまま再現するだけでなく、自分の髪で模様がきれいに見える加減を探せることが、続けるほど分かる奥深さです。

3.髪型の一部分だけにも取り入れられる

編み込みヘアというと、後頭部全体を編む華やかな髪型を思い浮かべるかもしれません。けれども、前髪の横へ短く一本入れる、耳の上だけを編んで後ろへ留める、一つ結びの毛束へ加えるといった小さな取り入れ方もあります。

顔の横の髪をまとめれば、作業中に落ちてくる髪を減らせます。低い一つ結びへ編み込みを加えれば、普段の髪型を大きく変えずに模様を楽しめます。

服や予定に合わせて、編む範囲を変えられることも魅力です。毎回複雑な形を作らず、その日の時間に合う一列だけを選べます。

最初の練習場所では、手の動きが見える向きを作る

初めから後頭部の中央で練習すると、鏡の左右と手の動きが重なり、どの毛束を持っているのか分かりにくくなります。最初は顔の横や耳の上など、正面の鏡で見える位置を選びます。

手鏡やスマートフォンを使う場合も、手で持ったまま編まないよう、安全な場所へ固定します。動画を参考にするときは、完成写真だけでなく、毛束を分ける位置と指の持ち方が映っているものを選びます。

コーム、クリップ、ゴムは、使う順番に小さなトレーへ並べます。ピンやゴムを口にくわえず、片手で取れる場所へ置いておくと、途中で毛束を離さずに済みます。

最初の編み込みは、後ろ姿より顔の横で選ぶ

最初に覚えたいのは、三つ編みへ少量の髪を足す動きです。こめかみ付近から耳の上へ向かう短い編み込みなら、鏡を見ながら毛束の順番を確認できます。

編み込みには、模様が髪になじむ表編み込みと、編み目が立体的に見えやすい裏編み込みがあります。初回は両方を同時に覚えず、参考にする手順を一つに決めます。

選ぶ基準は、完成した髪型の華やかさより、三つの毛束が見分けやすいことです。髪の量を均等に取ることよりも、左右から少しずつ加える流れを途中で見失わないことを優先します。

髪が短い場合は、すべてを後ろまで編まず、耳の上でピンや小さなゴムを使って留めます。毛先が落ちてきても、失敗ではなく、現在の長さで編める範囲を知る練習になります。

初めての一日は、顔の横へ一列編む

1.髪の絡まりをほどく

毛先からブラシを通し、強く引っかかる部分を少しずつほどきます。編みたい範囲以外の髪は、クリップで分けておきます。

2.最初の毛束を三つに分ける

こめかみや分け目の近くから、小さな毛束を取り、三つに分けます。初めから細かく取りすぎず、それぞれを指で見分けられる幅にします。

3.一度だけ三つ編みをする

左右の毛束を順番に中央へ重ね、通常の三つ編みを一段作ります。この時点で、三つの毛束をどの指で持つと安定するかを確かめます。

4.横の髪を少し加える

次に動かす毛束へ、まだ編んでいない髪を少量加えます。反対側も同じように足しながら、耳の上まで数段進めます。

加える量が毎回違っても構いません。最初の目標は、左右から髪を一度ずつ足し、編み目が頭へ沿う感覚を知ることです。

5.ゴムで留め、少しだけ整える

編めるところまで進んだら、小さなゴムで留めます。結び目を押さえ、編み目の外側を数ミリずつ引き出すと、模様が見えやすくなります。

完成後は正面と横から写真を一枚残します。「途中で毛束が分からなくなった」「耳の上は編みやすかった」など、次に試したいことを一つだけ記録します。

最初に必要なもの

最低限必要なもの

髪をとかすブラシ、毛束を分けるコーム、小さなヘアゴム、正面を確認できる鏡を用意します。ゴムは髪へ強く絡みにくく、伸び切っていないものを選びます。

あると便利なもの

ダッカールなどの仮留め用クリップ、手鏡、少量のスタイリング剤、アメリカピンがあると、編まない部分を分け、短い毛をまとめやすくなります。

続けるなら用意したいもの

合わせ鏡、幅の異なるコーム、髪になじむ色の細いゴム、軽い髪飾りを整えます。自分以外の髪で手順を練習したい場合は、マネキンヘッドも選択肢になります。

後回しにできるもの

大量の飾り、重い金属アクセサリー、長いつけ毛、高価な練習用品は後回しにできます。短い一列を安定して編めるようになり、作りたい髪型が決まってから加えます。

安全に楽しむために

編んでいる途中に頭皮が引かれて痛い、目元がつり上がるように感じる、仕上げたあとも違和感が残る場合は、すぐにゆるめます。模様をはっきり見せるために、強く締め続ける必要はありません。

髪を強く引く編み込みを長時間、同じ位置で繰り返すと、頭皮や生え際へ負担が集中します。結ぶ位置を変える、ゆるい日を作る、編まない期間を設けるなどして、同じ場所ばかりを引かないようにします。

髪が絡まった状態で無理に毛束を分けると、切れ毛につながります。編む前に毛先からとかし、途中で絡まったときも力で引かず、いったん毛束を戻してほどきます。

ピンを使う場合は、先端が頭皮へ強く当たらない向きで差します。曲がったピンや先端の保護が取れたものは使わず、就寝前には硬いピンや髪飾りを外します。

スタイリング剤を使うときは製品表示を確認し、目や顔へ直接かからないようにします。赤み、かゆみ、腫れなどが出た場合は使用を中止し、症状が続く場合や、生え際の抜け毛が気になる場合は専門家へ相談します。

続けるほど変わる五つの楽しみ方

1.左右から一度ずつ髪を足す

顔の横で三つの毛束を持ち、髪を加えて数段編みます。短くても、頭の形へ沿う一列ができれば最初の完成です。

2.同じ幅で編めるようになる

加える髪の量と手の位置を意識し、編み目の大きさを少しずつそろえます。前回の写真と比べることで、力加減の違いも見えてきます。

3.編む場所を自分で選ぶ

前髪の横、耳の上、ハーフアップ、一つ結びの一部など、髪の長さと予定に合う場所へ取り入れます。

4.模様や組み合わせを広げる

表編み込みと裏編み込み、二本の編み込み、リボンを加えた形などへ進みます。すべてを覚えるのではなく、気に入った一つを繰り返します。

5.自分の定番として使う

短時間でできる平日の一列、休日の後ろ編み、浴衣に合わせるまとめ髪など、場面ごとの形を持ちます。家族や友人と互いに編み合うことも、楽しみの広がりになります。

五つ目まで進むことが目的ではありません。三つ編みに戻る日や、一列だけで終える日、髪を下ろして休む日も、自然な続け方です。

あわせて楽しみたい関連する趣味

ヘアアレンジ

ヘアアレンジは、一つ結び、ハーフアップ、お団子など、髪をさまざまな形へ整える趣味です。編み込みを一部分へ加えることで、普段の基本形から無理なく表情を変えられます。

ヘアケア

ヘアケアでは、髪のとかし方、乾かし方、保湿などを見直します。絡まりやすさや毛先の状態を知ると、編む前の準備がしやすくなり、ほどいたあとの髪も穏やかに扱えます。

浴衣の着付け

浴衣の着付けは、衿元や帯と合わせながら、夏の装いを自分で整える楽しみ方です。顔の横へ細い編み込みを入れたり、襟足を見せるまとめ髪へつなげたりすると、支度の時間全体を楽しめます。

毛束を一度足すと、模様が始まる

最初の編み込みは、途中で毛束が混ざったり、耳の近くでほどけたりするかもしれません。

それでも、通常の三つ編みへ横の髪を一度加えれば、髪の中には小さな模様が一段残ります。完成写真では見えなかった仕組みが、自分の指の中で少しだけ分かります。

次の休日は、後ろ髪をすべて編もうとせず、こめかみの近くから毛束を三つだけ取ってみる。一段重ね、横の髪をほんの少し足します。

鏡の中に短い編み目が一つ現れたとき、その先へもう一段続けてみたくなる。編み込みヘアの時間は、そんな小さな模様から始まります。


休日のよりみち帖では、気軽に試せるものから、少しずつ時間をかけて深めていくものまで、さまざまな趣味やレジャーを紹介しています。「次の休日は何をしよう」と迷ったとき、新しい楽しみを見つける小さなきっかけになれたらうれしいです。これからも、思わず試してみたくなる趣味を一つずつ丁寧に紹介していきますので、ぜひフォローして、次の記事も覗いてみてください。

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