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FPSの楽しみ方

静かな通路を進み、角の向こうから聞こえる足音に耳を澄ませる。

画面の中央に照準を合わせ、相手が姿を見せる一瞬を待つ。状況を見て進むのか、いったん引くのか。その短い判断が結果につながるところに、FPSならではの緊張感があります。

FPSは「First Person Shooter」の略で、自分の目から見ているような一人称視点で遊ぶシューティングゲームです。素早く照準を合わせる技術が注目されやすいものの、実際には反射神経だけで決まる遊びではありません。

地形を覚えること、音から相手の位置を考えること、味方と役割を分けること。ときには戦わず、落ち着いて待つことも大切です。

「上手な人ばかりで入りにくそう」「始めても何もできずに終わりそう」と感じる人もいるかもしれません。けれど、一人用の物語を楽しめる作品や、初心者向けの練習モードを備えた作品もあります。

最初から対人戦で勝とうとせず、移動や照準に慣れるところから始めれば、自分のペースで楽しめます。


FPSの基本情報

主な場所 自宅

楽しむ人数 一人から複数人

おすすめの頻度 週1回ほど

標準的な時間 約2時間15分

短く楽しむ場合 約45分

準備や片付けを含む時間 約2時間25分

初心者の始めやすさ 始めること自体は比較的簡単

施設への依存 ほとんどない

天候への影響 ほとんど受けない

一試合の長さは、作品や遊ぶモードによって異なります。短いものなら10分ほど、競技性の高いモードでは一試合に30分以上かかる場合もあります。

45分あれば、操作練習をしてから数試合遊ぶことができます。休日にじっくり取り組むなら、休憩を挟みながら2時間ほど確保すると、慌てずに楽しめます。

自宅で完結しやすく、雨の日や夜でも遊べることは大きな利点です。オンライン対戦ではいつでも相手を探しやすく、一人用の作品なら、自分の都合に合わせて中断しながら進められます。

初期費用は0円から、標準は約3万円

FPSにかかる費用は、対応するパソコンや家庭用ゲーム機をすでに持っているかどうかで大きく変わります。

最小の初期費用 0円ほど

標準的な初期費用 約30,000円

本格的に揃える場合 約150,000円以上

1回あたりの費用 約0〜1,000円

年間費用の目安 約19,500円

無料で遊べる作品を、手持ちの機器とコントローラーで始めるなら、追加費用をほとんどかけずに試せます。まずは無料作品や体験版を選び、FPSの視点や操作が自分に合うか確かめるのもよい方法です。

標準的な3万円前後は、すでに対応機器を持っている状態で、ゲームソフト、マウス、キーボード、ヘッドセットなどを一部揃える想定です。

パソコンや家庭用ゲーム機から新しく購入する場合は、費用が大きくなります。映像を滑らかに表示できるパソコン、高性能なモニター、専用コントローラーなどにこだわると、15万円を超えることもあります。

継続中には、追加コンテンツ、月額のオンラインサービス、キャラクターの外見を変えるアイテムなどに費用がかかる場合があります。勝つために必要な費用なのか、見た目を楽しむ任意の費用なのかを分けて考えると、使いすぎを防ぎやすくなります。

最初から高価な機器を揃えるより、遊んでいて困った部分から少しずつ整える方が無理なく続けられます。

FPSの3つのおすすめポイント

1.短い時間の中に判断と緊張感が詰まっている

FPSでは、同じ場所を進んでも、毎回まったく同じ展開になるとは限りません。

相手がどこから現れるのか、味方がどの道を選ぶのか、今いる場所が安全なのか。周囲の状況を見ながら、その場で判断していきます。

相手を見つけてから撃つまでの速さも大切ですが、先に有利な場所へ移動したり、危険を感じて退いたりする判断も結果を変えます。

うまく相手の動きを予想できたときや、狙っていた作戦が決まったときには、単に点数が増えるだけではない手応えがあります。

一試合ごとの区切りが分かりやすく、「もう一度試してみよう」と気持ちを切り替えやすいことも魅力です。

2.練習したことが少しずつ動きに表れる

初めのうちは、移動しながら視点を動かすだけでも難しく感じます。照準を合わせようとして画面が大きく揺れたり、相手を見つける前に倒されたりすることもあります。

それでも、同じ作品を続けていると、少しずつ操作が手になじんできます。

よく通る場所を覚える。相手が現れやすい方向へ照準を置く。足音を聞いて立ち止まる。以前は意識できなかったことが、少しずつ自然にできるようになります。

FPSは、成績だけでなく、動きそのものから上達を感じやすいゲームです。倒せる人数が増えなくても、無理に前へ出なくなった、味方の近くで動けるようになったという変化も立派な成長です。

3.一人でも仲間とでも楽しめる

FPSというとオンライン対戦を思い浮かべやすいものの、遊び方はそれだけではありません。

一人用の作品では、映画の中を進むような物語や、探索、敵との戦いを自分のペースで楽しめます。対人戦の緊張が苦手な人でも、難易度を調整しながら遊べます。

複数人で遊ぶ作品では、友人と会話をしながら協力したり、オンライン上で味方と役割を分担したりします。自分が多くの相手を倒せなくても、情報を伝える、味方を守る、目的地点を確保するといった形でチームに貢献できます。

一人で静かに世界へ入り込む日と、誰かとにぎやかに遊ぶ日を選べることも、長く続けやすい理由です。

最初は一人用か練習モードから

FPSを初めて遊ぶなら、いきなり順位のつく対戦へ入るより、チュートリアルや一人用モードから始めると安心です。

まずは、歩く、視点を動かす、照準を合わせる、撃つ、弾を補充するという基本操作を確認します。操作に慣れないうちは、一度にすべて行おうとしなくても構いません。

最初の目標は、たくさんの相手を倒すことではありません。

「行きたい方向へ進める」

「画面の中央を目標へ合わせられる」

「危なくなったら物陰へ戻れる」

この3つができれば、次の段階へ進めます。

コンピューターを相手に練習できるモードがあれば、難易度を低く設定し、落ち着いて操作を試します。武器の種類が多い作品でも、初めは扱いやすいものを一つ選び、その感覚を覚える方が分かりやすくなります。

対人戦へ進むときは、初心者向けや気軽に参加できるモードを選びます。勝敗よりも、マップを覚え、試合の流れを見るつもりで参加すると、失敗を受け止めやすくなります。

照準だけでなく、マップと音を見る

FPSで上達するには、相手を正確に撃つ技術だけでなく、相手と出会う前の準備が大切です。

まず覚えたいのが、よく遊ぶマップの大まかな形です。すべての部屋や細い通路を暗記する必要はありません。自分がどこにいて、味方がどちらへ進み、危険な方向がどこなのかを少しずつ覚えます。

次に意識したいのが、照準を置く位置です。普段から床ではなく、相手が現れそうな高さへ照準を置いておくと、見つけてから大きく動かさずに済みます。

音も重要な情報です。足音、発砲音、扉を開ける音などから、画面に映っていない相手の位置を考えられます。音が聞こえたからといって必ず飛び出すのではなく、一度立ち止まり、どちらから近づいているのかを確かめます。

上手な人の動きをそのまままねるより、自分が倒された場面を一つだけ振り返る方が、初心者には分かりやすいことがあります。

「同じ場所から何度も撃たれた」

「一人で遠くまで進みすぎた」

「走る音を出したまま曲がり角へ入った」

気づいたことを次の試合で一つだけ直してみると、少しずつ安定して動けるようになります。

自分に合った遊び方を選ぶ

FPSには、さまざまな種類があります。

物語を中心に一人で進めるもの、短い試合を繰り返すもの、広い場所で最後まで生き残ることを目指すもの、複数人で目標を守ったり奪ったりするものなど、作品によって面白さは大きく異なります。

激しい対戦が苦手だからといって、FPSそのものが向いていないとは限りません。一人用の作品や、協力してコンピューターと戦う作品なら、対人戦とは違った楽しみ方ができます。

移動の速さや画面の揺れも作品ごとに違います。素早く動き続ける作品では酔いや疲れを感じやすくても、ゆっくり探索する作品なら遊びやすいことがあります。

初心者向けの対戦相手調整、練習場、難易度設定が用意されているかも、作品を選ぶ目安になります。

最初に必要な道具

FPSを始めるために必要なのは、ゲームを動かす機器と操作する道具です。

最初に必要なもの

パソコン、家庭用ゲーム機、対応するスマートデバイス

FPSのゲームソフトやアプリ

マウスとキーボード、またはゲームコントローラー

インターネット環境

続けるなら検討したいもの

足音を聞き取りやすいヘッドセット

滑りにくいマウスパッド

姿勢を保ちやすい机と椅子

通話に使うマイク

映像を滑らかに表示できるモニター

パソコンで遊ぶ場合は、使いたい作品の動作環境を確認します。空き容量だけでなく、映像を処理する性能やメモリが足りているかも大切です。

マウスやコントローラーは、高価なものほど必ず上達できるわけではありません。手の大きさに合い、長く持っても疲れにくいものを選ぶ方が使いやすくなります。

ヘッドセットは音の方向を感じやすくしてくれますが、大音量にする必要はありません。長時間使うなら、重さや耳への圧迫感も確認します。

オンラインでは距離の取り方も大切にする

オンライン対戦では、知らない人と同じチームになることがあります。勝つことを目指す場であっても、失敗した人を責めたり、強い言葉を使ったりする必要はありません。

通話が負担になる場合は、無理に参加せず、簡単な合図やゲーム内の伝達機能だけを使う方法もあります。不快な発言をする相手がいたときは、言い返し続けず、音声を消す機能や通報機能を利用します。

ゲーム内で知り合った相手に、本名、住所、学校や職場などの個人情報を伝えないことも大切です。年齢に応じた利用条件や、作品ごとの年齢区分も確認します。

順位や成績が下がると、つい次の試合で取り返したくなります。焦ったまま続けると判断が荒くなりやすいため、気持ちが強く乱れたときは、いったんゲームから離れます。

目と手を休ませながら遊ぶ

FPSは、画面を集中して見ながら細かな操作を繰り返すため、目、首、肩、手首が疲れやすい遊びです。

数試合ごとに画面から目を離し、立ち上がって姿勢を変えます。画面へ顔を近づけすぎず、部屋を真っ暗にしないようにします。

マウスやコントローラーを強く握り続けると、手首や指に負担がかかります。操作に力が入りすぎていると感じたら、一度手を開いて休ませます。痛みやしびれがあるときは、その日のプレイを終えます。

一人称視点の動きで気分が悪くなる場合は、視点の揺れ、画面の明るさ、視野の広さなどを設定で調整します。吐き気や頭痛が出たら、慣れようとして続けずに休みます。

5段階で広がるFPSの楽しみ方

段階1 移動と照準に慣れる

チュートリアルや一人用モードで、歩く、見る、撃つという基本操作を覚えます。勝敗よりも、自分の思った方向へ動けることを目指します。

段階2 一試合を落ち着いて遊ぶ

よく使う武器を一つ決め、味方の近くで動きます。マップの形や危険な場所が少しずつ分かり、一方的に倒される場面が減ってきます。

段階3 自分の役割を見つける

前へ出る、味方を支える、遠くから周囲を見るなど、自分に合った動き方が見えてきます。倒した人数以外にも、チームへ貢献する方法があると分かります。

段階4 戦術や連携を深める

相手の行動を予想し、味方と情報を共有しながら動きます。照準、位置取り、道具の使い方がかみ合い、一試合へ深く集中できるようになります。

段階5 交流や発信へ広げる

大会やコミュニティへ参加する、初心者に教える、プレイ動画を編集する、配信や解説に取り組むなど、遊ぶ以外の楽しみが生まれます。

この5段階は、必ず上を目指すための順番ではありません。一人用の物語を楽しみ続けることも、友人と気軽なモードだけを遊ぶことも、自分に合った立派な付き合い方です。

FPSを休日の趣味に

FPSは、素早く相手を狙うだけのゲームではありません。

周囲の音を聞き、地形を覚え、味方の動きを見ながら、その場に合った行動を選ぶ。短い試合の中に、小さな判断と工夫が積み重なっています。

最初は、思うように移動できなくても構いません。

一人用のモードや練習場で、照準を合わせ、物陰へ隠れ、目標までたどり着いてみる。前回できなかった動きが一つできれば、それだけでも次に遊ぶ理由になります。

自分に合う作品と遊び方を見つけられれば、静かに物語へ入り込む時間にも、仲間と声を掛け合うにぎやかな時間にもなります。

「休日のよりみち帖」では、ほかにもさまざまな趣味の始め方や楽しみ方を紹介しています。新しい休日の過ごし方を探している方は、ぜひフォローして、次のよりみちも一緒に楽しんでみてください。

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