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3Dアーチェリーの楽しみ方

はじめに

木立の間から姿を現すのは、丸い標的ではなく、森の中に立つ動物の形をした立体標的です。シューティングペグで足を止め、標的の大きさと斜面を見比べる。矢を放つと、少し離れた標的から低く乾いた音が返ってきます。

3Dアーチェリーは、立体標的を使い、表示されていない距離や角度を読みながらコースを回るアーチェリーです。ただし、未経験者が弓を持って山へ入り、見つけた物へ自由に射つ活動ではありません。管理された射場で平地の安全講習を受け、施設が許可した日に、指導者と3D標的へ進むのが入口です。


3Dアーチェリーの基本情報

3Dアーチェリーでは、鹿、熊、鳥などをかたどった立体標的を、自然の地形を生かしたコースに配置します。競技者は標的番号の順に歩き、指定されたシューティングペグから行射します。標的は動物の模型であり、生きた動物を狙う競技ではありません。

3Dラウンドは、24個のアンマーク標的を使います。アンマークとは、ペグから標的までの距離が競技者へ示されないことです。個人戦では、1標的につき2射します。

公式の得点帯は、中心の小円が11点、その外側の円が10点、さらに外側の急所部分が8点、色の付いた胴体部分が5点です。2つの得点帯を分ける線へ矢が触れた場合は、高い方の点になります。角、蹄など指定された非得点部分だけに当たった矢はミスですが、そこを貫通して得点帯へ触れればその得点となり、鳥型標的の尾や翼も得点の対象です。

3D標的は、形、大きさ、得点帯の寸法が一律ではありません。小さな鳥型と大きな鹿型では、同じ距離に見えても奥行きと輪郭の受け取り方が変わります。ペグの5〜10m手前に掲示される標的の絵で、形と得点帯の位置を確認してから前へ進みます。

国際規則の3D競技部門は、コンパウンド、ベアボウ、ロングボウ、トラディショナルの4部門です。コンパウンドは赤色のペグから5〜45m、ほかの3部門は青色のペグから5〜30mの範囲で射ちます。これらは公認競技の距離であり、初めての体験で最長距離から射つという意味ではありません。

一般的なフィールドアーチェリーとは、同じ自然地形を歩いても標的と射数が異なります。フィールドラウンドは中央が黄色、外側が黒またはティール色の円形標的を使い、マークとアンマークの両方があり、個人戦は1標的3射です。3Dラウンドは立体標的だけを使うアンマーク競技で、個人戦は1標的2射、得点も11・10・8・5点になります。

ターゲットアーチェリーとも入口を分けます。平らな射場では、距離と同じ円形標的を繰り返し使い、射型、合図、矢取りを落ち着いて覚えられます。3Dに興味があっても、未経験者はまずこの環境で弓を安全に引き戻せること、矢を決めた方向へ届けられることを身につけます。

3Dアーチェリーには複数の競技体系があり、大会独自の初級部門や貸弓を設けることもあります。国際競技の3D部門にリカーブがなくても、国内の催しで初級リカーブを採用する場合があるため、大会名だけで射数や部門を判断せず、その年の実施要項を読みます。

正式な24標的のラウンドは、行射だけでなく、待機、採点、矢取り、標的間の移動を含むため、短時間の的当てではありません。人数、地形、矢を探す時間で所要時間が変わります。初日は1時間の平地体験、または3時間のターゲットとフィールドを組み合わせた体験から始め、3Dコースへ進める時期を指導者に相談する方が現実的です。

国内では、料金と予約方法が決まった未経験者向け3D常設体験は限られています。全国規模の3D大会を開く管理射場でも、一般利用日に立体標的を射てるとは限りません。まず貸弓と指導付きの通常体験を探し、3Dを目標にしていること、当日の実施可否、必要な経験を具体的に尋ねます。

3Dアーチェリーにかかる費用

最初の費用は、3D大会の参加費ではなく、貸弓と指導が付く基礎体験から考えます。立体標的へ射ってみたいからと、弓、矢、3D標的を個人で購入する必要はありません。まず管理射場で、体格に合う道具と安全な行射を確かめます。

初心者向けのターゲット体験では、インストラクターに弓と矢を選んでもらい、合図、構え、矢取りまで教わります。料金は年齢、所要時間、貸出品によって異なるため、参加料、保険、弓具のレンタルをまとめて確認します。3Dを目指す未経験者にとって、最初の1回に必要な基礎を覚えられる入口です。

ターゲットとフィールドを組み合わせた体験では、練習場で20〜30分ほど指導を受けた後、約1kmの野外コースへ進む場合があります。所要時間、歩行距離、使う標的、貸弓の範囲を聞き、円形標的だけのコースを3D体験と取り違えないようにします。射ち上げや射ち下ろし、指定通路を学ぶ前段階として考えます。

3D大会の初級部門には、始めて間もない人を対象に貸弓を用意する場合があります。年齢区分、弓の種類、経験月数、昼食、保険、レンタル条件は開催ごとに異なるため、参加する大会の実施要項で確認します。

問い合わせ時は、通常体験の料金だけで3D標的まで進めるのか、別料金か、3D標的を設置する日が限られるのかを聞きます。大会の募集が始まっていない時期は、まず平地のターゲット体験に必要な金額だけを見積もります。

初回に自分で用意しやすい物は、次のようなものです。

  • 足全体を覆い、土の斜面を歩ける運動靴

  • 弦へ触れにくい、袖や胸元の広がらない服

  • 飲み物、タオル、帽子、日焼け止め

  • 雨と気温変化に備える薄手の上着

  • 両手を空けられる小さなバッグ

継続費には、射場利用、指導、貸弓または個人用具、保険、会費、交通費が加わります。毎回初心者体験を利用できるとは限らないため、2回目以降の練習方法と料金を聞いてから年間予算を考えます。3Dの開催機会が遠方だけなら、体験料より移動と宿泊の費用が大きくなる場合があります。

自分の弓具へ進むときも、3D用という表示だけで選びません。競技体系と部門によってサイト、スタビライザー、リリース補助具、矢などの条件が異なり、国内大会では独自部門が置かれることもあります。貸弓で射型を整え、参加したい大会と部門が決まってから、指導者と専門店へ相談します。

3Dアーチェリーをおすすめする3つの理由

1射ごとに、形と距離を読む手がかりが変わる

円形標的では、的の直径と中心の輪が距離感の手がかりになります。3D標的は形も大きさも異なり、同じ輪郭でも斜面や光によって近くも遠くも見えます。ペグへ立つたび、標的全体、得点帯、地面の傾き、矢が通る空間を改めて見ます。

アンマーク競技では、距離を正確に当てるだけでなく、自分の判断に合う射ち方を組み立てます。初めは推測の数字を競わず、指導者が許した近距離で、標的のどこに安全な得点部分があるかを確かめます。見たことと矢の位置がつながると、次の1射の準備が少しずつ具体的になります。

森を歩く時間に、標的ごとの小さな場面が生まれる

次の角を曲がるまで、どの形の標的が現れるかわかりません。木陰の小型標的、斜面の向こうに見える大きな標的と、1つずつ違う場面が続きます。射ち終えた後の移動も、前の得点を切り替え、次の条件を見る時間になります。

ただし、標的を探して自由に森へ入るゲームではありません。コースには矢が飛ぶ方向、待機場所、矢取り後の通路が定められています。物語のような景色を楽しみながらも、標識とグループの順番を守ることで、次の人も同じコースを安心して回れます。

弓の違いが、同じ標的の見え方を変える

コンパウンド、ベアボウ、ロングボウ、トラディショナルでは、使える補助具と狙い方が異なります。距離の範囲もペグも分かれ、同じ3D標的でも準備の仕方が変わります。道具の性能だけでなく、部門ごとの考え方を知る楽しさがあります。

初回から4種類を買いそろえる必要はありません。扱いやすい貸弓で基本を覚え、円形標的で矢がまとまるようになってから、指導者のもとで部門を比べます。見た目にひかれた弓より、安全に引き戻せて、今後使う射場と大会に合う弓を選びます。

始める場所と最初の道具を選ぶ

初めに探すのは、立体標的の販売店ではなく、初心者指導と貸弓がある管理射場です。自宅から通える体験教室で、行射開始、停止、矢取りの合図と、平地での射型を覚えます。そのうえで「3Dアーチェリーを目標にしている」と伝え、提携クラブ、練習日、見学できる大会を聞きます。

国内では、中国地方などに3D大会が行われる管理射場があります。遠方の射場を訪ねる場合も、まず近くの初心者教室で平地の射型と合図を身につけておくと安心です。利用前に、一般利用日に立体標的を使えるか、貸弓で参加できるか、フィールド経験が必要かを確認します。

予約時には、アーチェリー自体が未経験であること、3D標的へ進みたいこと、希望日、年齢、参加人数、利き手を伝えます。一般利用日に3D標的を射てるか、見学だけできるか、最初に通常のターゲット体験を終える必要があるかを聞きます。3Dの料金、貸出範囲、所要時間を確認してから予約を確定します。

初心者部門とレンタル弓の有無は開催ごとに変わります。参加する大会の実施要項と申込期間を確認し、開催が決まっていない時期は、現在受け付けている通常体験だけを予約します。

最初に借りる物は、弓、矢、クイーバー、アームガード、タブやリリース補助具、チェストガードなどです。施設が「弓と矢をレンタル」と案内していても、防具まで含むかは別に確認します。矢は長さと識別色を見てもらい、曲がり、ノックや羽根の割れがある物は使いません。

3Dの立体標的は、個人の庭へ置けば安全に使えるという物ではありません。標的の後方へ矢を止める設備、外れた矢が届く範囲、人が歩く経路まで管理する必要があります。標的や狩猟用の矢先を自分で買う前に、施設が指定する弓具だけを使います。

弓は、見栄えや強さより、自分で最後まで制御できることを優先します。肩を上げずに引き、射たないと判断したときに弦をゆっくり戻せる強さが基準です。斜面では足場が一定しないため、平地で数本引けただけで強い弓へ替えません。

服は、弦へ触れないことと、山道で転ばないことの両方から選びます。競技では足全体を覆うスポーツ靴かウォーキングブーツが必要で、サンダルは認められません。長い髪をまとめ、フードの紐、大きなアクセサリー、ゆるい袖を弦の通り道から外します。

初めて3Dアーチェリーを目指す1日の流れ

前日まで|3Dの実施可否と予約条件を確かめる

予約先へ、未経験者向けの平地指導があるか、貸弓と矢が料金に含まれるか、当日に3D標的を使えるかを聞きます。通常のフィールド体験しか行っていない日なら、それを3D体験へ読み替えません。3Dへ進むために必要な講習、経験、会員資格があるかも確認します。

集合時刻、所要時間、対象年齢、支払方法、キャンセル条件を控えます。天気、雷、気温、コースのぬかるみも確かめ、施設から中止や内容変更の連絡があれば従います。3Dが実施できなくても、平地の基礎体験へ変更するか、別日にするかを先に決めます。

到着後|受付を済ませ、停止と矢取りの合図を聞く

開始より少し早く着き、受付でアーチェリー未経験であることをもう1度伝えます。料金とレンタル品を確認し、トイレ、給水、貴重品の保管場所を聞きます。肩、肘、指、膝に痛みがある日は隠さず、弓の強さとコース参加を相談します。

行射開始、行射終了、矢取り、緊急停止の合図を聞き分けます。野外コースでは、遠くのグループにも聞こえる音で全体を止める場合があります。合図がわからなければ動かず、指導者に確認してから弓具を手に取ります。

平地練習|軽い弓で安全な1射を作る

平らな練習場で、立ち位置、矢のつがえ方、セット、ドローイング、リリース、フォロースルーを教わります。中心へ当てるより、弓を的以外へ向けないこと、合図前に矢をつがえないことを優先します。射たないときに弦を安全に引き戻す方法も練習します。

数本の矢が円形標的へ安全に届き、同じ方向へまとまるまでは野外へ進みません。弓が重い、弦を戻せない、腕へ弦が当たる場合は、道具と姿勢を変えてもらいます。3D標的を見たい気持ちを理由に、基礎練習を短く切り上げません。

コース説明|標的の絵、ペグ、待機場所を見分ける

3D標的を使える場合は、コースマップと当日のルール説明を受けます。標的番号、標的の絵、シューティングペグ、待機場所、矢取り後の通路を見分けます。競技コースでは標的の絵がペグの約5〜10m手前にありますが、一般体験ではその日の配置と案内を優先します。

自分が使うペグの色と、ペグからどの範囲に立てるかを聞きます。国際規則では、地形を考慮し、ペグの手前でどの方向にも1m以内の位置から起立または膝をついて射てますが、初心者が自己判断で膝射ちを選ぶ必要はありません。足場の平らな位置を指導者に示してもらいます。

最初の標的|全体と得点帯を見てから矢をつがえる

番号板の位置で標的の絵を見て、11・10・8点の場所と、色の付いた5点部分を確認します。シューティングペグが空くまで待ち、前へ進む途中では矢をクイーバーから抜きません。ペグへ着いて初めて、標的と周囲の安全を見て矢をつがえます。

動物型だからと、頭や目を狙う遊びへ変えません。競技の得点帯と施設が示す安全な方向だけを狙います。標的の大きさから距離を断定せず、初日は指導者が示す狙い方で1射ずつ落ち着いて進めます。

行射|施設が定めた本数と順番で射つ

国際規則の個人3Dラウンドは1標的2射ですが、一般体験や国内独自大会の射数は異なる場合があります。当日の説明に従い、余分な矢を射ちません。1本目が外れても、急いで2本目をつがえず、足と肩の位置を整え直します。

待つ人は射っている人より十分後ろに留まり、助言のため横へ並びません。行射中に距離や角度を大声で伝えることが制限される競技もあります。初回は指導者の助言だけを聞き、グループ内で勝手な合図を作りません。

採点と矢取り|全員の終了後に標的へ近づく

グループ全員が射ち終え、矢取りの合図が出るまで標的へ進みません。立体標的の陰に外れた矢や人が見えにくいことがあるため、当たった位置をすぐ見に行かないことが大切です。弓を持つ人と矢を探す人が同時に残らないよう、グループで一緒に動きます。

標的へ着いたら、矢へ触れる前に11、10、8、5、ミスを確認し、スコアカードへ記入します。矢を抜く人の後ろへ立たず、立体標的を押さえる方法と矢の抜き方は施設の指示に従います。外れた矢は勝手に林へ探しに行かず、本数と飛んだ方向を管理者へ伝えます。

終了後|矢と道具を数え、次の入口を相談する

指定通路で受付へ戻り、借りた矢の本数を数えます。弓、クイーバー、防具を返し、ノックの割れ、矢の曲がり、標的の傷みに気づいたら申し出ます。破損や紛失の扱いを自分で決めず、施設の確認を受けます。

得点だけでなく、合図を守れたか、弓を安全に戻せたか、斜面を余力を残して歩けたかを振り返ります。3D標的を使えなかった日は、次の練習日や大会見学の案内を聞きます。肩や指に痛みが残るなら、次回を急がず休養と道具の見直しを優先します。

安全に楽しむために確認したい5つのこと

管理された射場以外では、立体標的へ射たない

3D標的を用意しても、公園、河川敷、キャンプ場、自宅の庭が射場になるわけではありません。矢は標的を外れ、後方や側方へ届く可能性があります。標的、矢止め、安全区域、人の移動経路を管理した専用施設だけで射ちます。

山や里で実際の動物を見つけても、絶対に弓を向けません。3Dアーチェリーは模型の標的を使うスポーツで、狩猟の許可や技術を得る活動ではありません。人、動物、施設が認めていない物が射線へ入った時点で行射を止めます。

ペグへ着くまで矢を抜かず、待機場所を守る

2026〜2027年規則では、行射位置へ進んでいる間に矢をクイーバーから取り出してはいけません。前の競技者がペグを離れ、施設の進行に従って自分が入るまで待ちます。矢を手にしたまま斜面を歩いたり、順番待ちで弓へつがえたりしません。

待つ人は、射っている人から十分手前の指定場所に留まります。標的が見えやすい場所を探して横へ回り込まず、撮影のために射線へ近づきません。見学者が同行できる範囲も管理者の説明に従います。

空射ちと高い引き起こしをせず、標的へ向けて引く

矢をつがえずに弦だけを引いて放す空射ちは、弓を破損させ、部品が周囲へ飛ぶ危険があります。弓の種類にかかわらず行いません。矢を射たないと判断したときは、的の方向を保ちながら指導者の方法でゆっくり戻します。

遠く見える標的へ届かせようとして、弓を空へ高く向けて引きません。矢がセーフティーゾーンや安全設備を越えるおそれのある引き方と戻し方は禁止されています。標的に向けた安全な角度で制御できない弓は、軽い物へ替えます。

全員の行射終了を確認し、標的の陰へ入らない

立体標的は奥行きがあり、その後方や横に人がいてもペグから見えにくい場合があります。グループ全員が射ち終え、矢取りの合図が出るまでは前へ進みません。別の標的へ向かう通路も、矢が飛ぶ範囲と交差しない指定経路を使います。

矢が見つからないときは、標的の裏や藪へ1人で入らず、管理者に知らせます。捜索中は後続グループの行射を止める必要があります。矢を抜く前に採点し、抜く人の背後へ立たないことも、立体標的を安全に扱う基本です。

斜面、雷、強風、暑さ、日没の停止判断に従う

野外コースでは、矢の安全と同じくらい転倒と天候への備えが大切です。濡れた根、落ち葉、下り坂では急がず、弓を杖代わりにしません。足場が不安なら膝射ちを自己判断で選ばず、射たずに通過できるか指導者へ相談します。

雷鳴、強風、視界不良、暑さ、日没で停止の合図が出たら、残り標的数にかかわらず従います。めまい、頭痛、吐き気、手の動かしにくさが出たときも行射をやめます。途中終了を得点上の失敗と考えず、安全に戻れたことを優先します。

経験を重ねると変わる5つの楽しみ方

第1段階|平地で合図と貸弓の扱いを覚える

最初は立体標的ではなく、指導者のいる平らな射場で軽い貸弓を使います。矢をつがえる時、射ち終えた後の待機、矢取りの合図を1つずつ覚えます。中心へ当てるより、自分で弓を安全に引き戻せることがこの段階の目標です。

数本の矢が円形標的へ届き、同じ方向へまとまる感覚を確かめます。肩が上がる、腕へ弦が当たる、最後に姿勢が崩れるときは、距離より道具と動きを見直します。3Dを急がず、同じ安全手順を繰り返します。

第2段階|フィールドで斜面とコース移動に慣れる

平地の基礎ができたら、指導付きのフィールド体験で、ペグ、待機場所、指定通路を学びます。円形標的を使うマークコースなら、距離が示された状態で射ち上げと射ち下ろしを経験できます。矢を運びながら山道を歩く体力も確かめます。

この段階では、3Dの得点帯を読む前に、グループで安全に移動できることを優先します。前の組との間隔、矢取り、外れた矢の報告を落ち着いて行います。コース1周後に強い疲れが残るなら、標的数や歩行距離を短くします。

第3段階|指導者と立体標的の得点帯を読む

施設が3D練習を実施する日に、指導者と近い標的から始めます。標的の絵と実物を見比べ、11・10・8・5点の位置、得点にならない部分を覚えます。形の印象だけで急所を決めつけず、その標的に示された得点帯を確認します。

最初は距離推定の正解より、立体標的のどこへ矢を安全に集めるかを考えます。標的が大きく見えても遠い、輪郭が小さくても近いという違いを記録します。施設が定める射数を守り、外れた1本を追加射で取り返しません。

第4段階|アンマークの距離と部門の違いを学ぶ

複数の距離で射型が安定したら、表示のない距離を読む練習へ進みます。標的の大きさ、地面、木の間隔、射ち上げや射ち下ろしを手がかりにします。公認競技では距離測定器や、測定用に改造した用具を使えないため、ルールの範囲も指導者から学びます。

コンパウンド、ベアボウ、ロングボウ、トラディショナルの違いにも目が向きます。部門を選ぶときは、見た目だけでなく、使える補助具、ペグの距離、通う射場の指導環境を確認します。国内独自大会にリカーブ部門がある場合も、国際規則の4部門と混同しません。

第5段階|大会要項を読み、異なるコースへ進む

指導者から参加できると判断されたら、3D大会を見学し、参加したい大会の実施要項を読みます。開催日、部門、射数、標的数、貸弓、参加資格、用具検査、保険を確認します。初心者部門の有無も開催ごとに確かめます。

異なるコースへ行くと、標的の形、光、傾斜、待機のリズムが変わります。得点を比べるだけでなく、初めての会場でも合図と通路を確認できることが経験になります。自分の後に初心者が続く日ほど、矢取りと待機を丁寧に行うことも大切な技術です。

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アーチェリーの楽しみ方

3Dコースへ進む前に、平らな射場で弓具の名前、射型、合図、矢取りを覚えます。矢が同じ場所へ集まり始める変化を見ながら、自分に合う弓の強さを確かめられます。

3Dアーチェリーは、その基本に立体標的、アンマークの距離、野外コースを加えた競技です。通常の体験を1回終えただけで自己判断して山へ入らず、3Dを指導できる施設の許可を得て進みます。


ハイキングの楽しみ方

滑りにくい靴、雨と気温変化への備え、斜面を余力を残して歩くペースは、3Dコースでも役立ちます。射つ時間の間に木立を歩くことで、通常の射場とは違う季節の変化も感じられます。

ただし、ハイキングでは自分で歩くルートを選べる場面があっても、3Dコースでは指定通路から外れられません。矢が飛ぶ管理区域であることを忘れず、景色を見るときも立ち止まる場所を選びます。


オリエンテーリングの楽しみ方

地形を見て複数のポイントを順番に回る楽しさは、3Dコースを歩く感覚と違う角度で野外の観察力を育てます。足元と周囲を見ながら、次の場所へ気持ちを切り替えるリズムも共通します。

オリエンテーリングでは地図とコンパスを使ってルートを考えますが、3Dアーチェリーでは標的の順序と移動路が決められています。距離を判断する競技でも、近道、逆走、指定外への進入はできません。


立体標的との1射が、森の奥行きを見せてくれる

3Dアーチェリーの魅力は、動物の形をした標的へ矢を当てる意外さだけではありません。輪郭から距離を考え、斜面に足を置き、得点帯へ1本を放つ。次の標的へ歩くたび、同じ森の中にも大きさ、光、角度の違いが見えてきます。

最初の休日は、現在申し込める貸弓と指導付きの平地体験を選びます。3D標的を使えるかは予約前に確認し、使えない日は基礎とフィールド移動を覚える時間にします。合図を守り、借りた矢をすべて持ち帰り、安全にコースを終えられたことが、立体標的へ近づく確かな1歩です。


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