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遊園地の楽しみ方

園内へ入ると、遠くから乗り物の動く音と、楽しそうな声が聞こえてくる。

高い場所では観覧車がゆっくり回り、その近くを速度のある乗り物が通り過ぎる。園内を歩いているだけでも、次は何へ乗ろうかと視線が動きます。

ゴールのない乗り物で景色を眺める。
家族向けの小さな乗り物を試す。
少し勇気を出して、高さや速度のある機種へ向かう。
疲れたらベンチへ座り、園内で買った軽食を食べる。

遊園地は、乗り物の動き、高さ、速度、回転、景色を身体で楽しむ場所です。

すべての乗り物へ挑戦する必要はありません。

絶叫系が好きな人もいれば、観覧車から景色を眺めたい人もいる。子どもと一緒に乗れるものを中心に回る日もあれば、乗り物にはあまり乗らず、園内の景色や食事を楽しむ日もあります。

一方で、久しぶりに訪れるときには気になることもあります。

一日にどのくらい費用がかかるのか。
フリーパスと乗り物券のどちらが合うのか。
絶叫系が苦手でも楽しめるのか。
何時間も歩き続けられるのか。
乗り物酔いを避けながら、どのような順番で回ればよいのか。
家族や友人と乗りたいものが違う場合、どう過ごせばよいのか。

入園したからといって、できるだけ多くの乗り物へ乗らなければならないわけではありません。

乗ってみたいものを二つか三つ選び、その間に観覧車、食事、ゲーム、休憩を入れる。一日の中に刺激の強い時間と、ゆっくり過ごす時間の両方を作れます。

今回は、遊園地に必要な時間と費用、乗り物の選び方、一日の回り方、乗り物酔いや身体的な負担への備え、必要な持ち物、安全上の注意、続けることで変わる楽しみ方をまとめました。

※時間と費用は、日帰りで一般的な遊園地を訪れ、複数のアトラクション、飲食、買い物を楽しむ場合の一人分の目安です。施設、チケット方式、訪問日によって変わります。



遊園地をざっくり整理すると

一回に必要な時間 移動を含めて約6時間

園内で過ごす時間 約4時間30分

移動時間 約1時間30分

事前に調べる時間 約1時間

年間の訪問回数 年1〜2回程度

当日の支出 約10,000円

年間の費用 約18,000円

初期費用 ほぼ0円

一緒に楽しむ人数 二〜三人程度

歩く量の目安 約9,000歩、6km前後

乗り物や待機で立つ時間 約4時間

予約の必要性 施設や訪問日による

楽しさの中心 速度、高さ、回転、景色、対戦型のゲーム、同行者との共有

一回に必要な時間は、約6時間です。

園内へ朝から夜まで滞在する大規模施設よりは短く、半日から一日未満のおでかけとして組みやすくなります。

ただし、4時間30分の滞在でも、園内の移動や待機によって約9,000歩に達することがあります。

歩くだけでなく、列へ並び、乗車と降車を繰り返します。乗り物へたくさん乗らない日でも、立っている時間が長くなりやすいことを考えておきます。


テーマパークとは、楽しさの中心が少し違う

遊園地とテーマパークは重なる部分があり、施設名だけでは明確に分けられないこともあります。

どちらにも、乗り物、ショー、飲食店、売店などがあります。

その中で遊園地は、アトラクションそのものの動きや景色を中心に楽しみやすい場所です。

高い場所から落下する。

急な角度で曲がる。

回転する。

空中をゆっくり進む。

自分でハンドルやペダルを操作する。

乗り物ごとに違う身体感覚を、短い時間で次々と試せます。

テーマパークでは、建物、音楽、物語、スタッフの演出などを含めて、一つの世界へ入り込む楽しさが強くなります。

遊園地では、乗り物の機種や歴史、園内から見える景色、昔から残る機械など、それぞれのアトラクションに目を向けやすくなります。

また、地域で長く営業している遊園地には、最新の設備だけではない魅力があります。

昔から残る観覧車。

小さな子ども向けの乗り物。

手動に近いゲーム。

園内の建物や看板。

地域の人が子どもの頃から訪れてきた場所として、独特の時間が積み重なっています。


一回にかかる費用

今回の当日の支出は、約10,000円を想定しています。

一回の費用目安

入園・アトラクション料金 約4,500円

交通費 約2,500円

飲食費 約2,000円

グッズやゲームなど 約500円

駐車場代 約300円

ロッカーなどのその他費用 約200円

合計 約10,000円

費用の中心は、入園・アトラクション料金です。

遊園地には、

入園料だけを支払い、乗り物ごとに券を購入する方式。

入園と多くの乗り物がセットになったフリーパス方式。

入園無料で、利用した乗り物の分だけ支払う方式。

などがあります。

乗り物券が合いやすい場合

滞在時間が短い。

乗りたいものが一つか二つ。

乗り物酔いが心配。

小さな子どもと、園内散策を中心にする。

このような日は、必要な分だけ券を購入する方法があります。

フリーパスが合いやすい場合

複数の乗り物へ乗りたい。

同じ乗り物へ繰り返し乗りたい。

園内へ半日以上滞在する。

同行者も乗り物を中心に楽しむ。

料金だけでなく、乗りたい機種がフリーパスの対象かも確認します。

一部の特別なアトラクション、ゲーム、イベントなどは、別料金になっている場合があります。

年間1〜2回訪れる場合の年間費用は、約18,000円です。

専用の道具は必要ないため、初期費用はほとんどかかりません。


乗り物は、刺激の種類から選ぶ

遊園地の乗り物は、「怖いか、怖くないか」だけでは分けられません。

自分が苦手な刺激を知ると、選びやすくなります。

高さを楽しむ乗り物

観覧車。

展望型のタワー。

高い場所をゆっくり進む乗り物。

速度や急な落下が少なくても、高所が苦手な人には緊張することがあります。

一方で、高い場所から園内や町の景色を眺めたい人には選びやすい乗り物です。

速度を楽しむ乗り物

ジェットコースターなど、前へ進む速さが中心になります。

急な曲がり方や高低差も加わる場合があります。

乗車前に、最高速度だけでなく、落下、回転、後ろ向き走行の有無も確認します。

回転を楽しむ乗り物

円形に回る。

座席自体が回転する。

上下動と回転が重なる。

高さは低くても、回転によって酔いやすくなる場合があります。

自分で操作する乗り物

ハンドルを動かす。

ペダルをこぐ。

得点を競う。

ほかの乗り物と接触しないよう運転する。

一方的に運ばれるだけではなく、自分の操作が結果へ表れます。

家族向けの乗り物

速度や高さを抑え、子どもと一緒に楽しみやすく作られています。

穏やかな動きでも、乗り物ごとに年齢、身長、付き添い条件があります。

水に濡れる乗り物

水しぶきを受ける。

急流を進む。

ボートでコースを回る。

季節によって楽しさが変わります。

濡れる量、着替え場所、ポンチョの使用条件を確認します。


遊園地で過ごす一日の流れ

1.前日までに営業と運行情報を確認する

確認したいのは、

営業時間。

入園券の購入方法。

フリーパスの範囲。

休止中の乗り物。

身長や年齢の条件。

天候による運休。

持込禁止品。

駐車場や交通。

です。

屋外の乗り物は、雨だけでなく、強風、雷、気温などによって止まる場合があります。

2.到着したら、乗りたいものを三つ選ぶ

園内マップを見て、優先する乗り物を決めます。

最も乗りたいもの。

待ち時間が短ければ乗りたいもの。

同行者と一緒に楽しめるもの。

この三つを決めるだけでも、園内を何度も往復しにくくなります。

3.身体が疲れていないうちに、刺激の強い乗り物へ向かう

絶叫系や回転系へ乗りたい場合は、体調を確認します。

ただし、空腹の状態や、到着直後で緊張が強いときに無理をする必要はありません。

比較的穏やかな乗り物を一つ試し、自分の状態を確認してから進む方法もあります。

4.乗り物の間に歩く時間と休憩を入れる

次から次へ乗り続けず、園内を歩いたり、飲み物を取ったりします。

観覧車。

ベンチ。

軽食店。

屋内施設。

刺激の強い乗り物の後には、揺れの少ない時間を作ります。

5.昼食後は、すぐに回転や落下の大きな乗り物へ乗らない

食後すぐの乗車は、体調によって気分が悪くなることがあります。

食事量を抑えるか、食後は散策、観覧車、ゲームなどを選びます。

6.午後は待ち時間と体調で予定を変える

人気の乗り物が混雑していたら、別のものへ移ります。

同じ乗り物へもう一度乗る。

園内の景色を見る。

ゲームをする。

早めに買い物を済ませる。

当初の計画にこだわらず、疲れと待ち時間から判断します。

7.帰る前に穏やかな体験を一つ選ぶ

最後に、観覧車や景色の見える乗り物へ乗る。

園内を一周する。

写真を一枚撮る。

軽食を一つ買う。

刺激の強い乗り物だけで終わらず、一日を振り返る時間を作ります。


遊園地ならではの楽しさ

乗り物ごとに、違う身体感覚を試せる

ゆっくり上昇する。

急に速度が上がる。

身体が横へ傾く。

水しぶきを受ける。

同じ場所にいながら、数分ごとに異なる体験へ切り替わります。

見ていると怖そうでも、実際に乗ると意外に楽しいことがあります。

反対に、高さは平気でも、回転は苦手だと分かることもあります。

乗る前と乗った後で会話が変わる

列に並んでいる間には、

どのくらい怖いのか。

どこで落ちるのか。

本当に乗るのか。

と話します。

乗車後には、

どの場面が一番驚いたか。

もう一度乗れるか。

次は何へ行くか。

すぐに感想を共有できます。

同行者とのやり取りも、一つの乗車体験に含まれます。

高い場所から園内全体を見渡せる

観覧車や展望型の乗り物へ乗ると、歩いてきた園内を上から見られます。

乗ったコースター。

次に向かう場所。

遠くの町や山。

地上とは違う位置から、一日の移動を見返せます。

一つの成功が分かりやすい

怖くて迷っていた乗り物へ乗れた。

ゲームで景品を取れた。

子どもが初めて一人で乗れた。

前回は苦手だった高さを楽しめた。

乗り物の数だけではなく、一つの挑戦がその日の思い出になります。

地域ごとに異なる遊園地文化がある

大規模な施設。

地域で長く続く遊園地。

動物園や公園に併設された乗り物。

季節だけ営業する施設。

同じ種類の乗り物でも、規模、景色、速度、歴史が異なります。

新しい機種だけでなく、長く残る乗り物を訪ねる楽しさもあります。


怖さと乗り物酔いは、別々に考える

絶叫系が苦手という言葉には、複数の理由があります。

高さが怖い。

落下する感覚が苦手。

速度が不安。

回転すると酔う。

暗い場所や大きな音が苦手。

身体を固定されることに緊張する。

苦手なものを分けて考えると、乗れそうな機種を選びやすくなります。

高さが苦手でも、地面に近い速度型なら楽しめることがあります。

速度が苦手でも、ゆっくり回る観覧車なら選べるかもしれません。

乗り物酔いが心配な場合は、

睡眠不足で訪れない。

空腹や満腹を避ける。

回転系を続けない。

途中で休憩する。

必要に応じて、適切な酔い止めを準備する。

といった方法があります。

同行者が乗りたいからという理由だけで、体調や恐怖を我慢する必要はありません。

乗らない人が荷物を預かる、別の場所で休憩する、後で合流するなど、それぞれの過ごし方を選べます。


初めて持っていくもの

最低限必要なもの

スマートフォンまたは紙の入園券

財布や決済手段

飲料水

歩きやすく脱げにくい靴

小型のバッグ

モバイルバッテリー

帽子

雨具

専用の道具は必要ありません。

アトラクションへ乗るときに邪魔にならない、身体へ固定しやすい小型バッグが使いやすくなります。

あると便利なもの

ウェットティッシュ

日焼け止め

保温・保冷ボトル

防水スマートフォンケース

小型のエコバッグ

携帯用の座布団

冷却用品または使い捨てカイロ

必要に応じた酔い止め

季節と施設に合わせ、使うものだけを持ちます。

水に濡れる乗り物を楽しむなら

防水ポンチョ

濡れ物を入れる袋

着替え

速乾性のタオル

防水ポーチ

濡れた服や雨具は、使用後に乾燥させます。

子どもと一緒なら

着替え

飲料水

ウェットティッシュ

迷子対策用品

連絡先を書いた物

集合場所の確認

大人同士でも、はぐれた場合の連絡方法を決めておきます。

最初は買わなくてよいもの

大型三脚

長い自撮り棒

大型バッグ

高価なアクションカメラ

専用の撮影照明

多数の交換レンズ

大きな用品は、乗車時の収納や安全確認で負担になります。

撮影できないアトラクションもあるため、スマートフォンだけでも十分です。


安全に一日を過ごすために

身長・年齢・健康条件を確認する

アトラクションには、身長、年齢、付き添い、健康状態による利用条件があります。

列へ並ぶ前に、同行者全員が利用できるかを確認します。

条件を満たしていても、体調に不安がある場合は乗車を見送ります。

落下しやすい物を収納する

スマートフォン。

帽子。

眼鏡。

アクセサリー。

飲み物。

乗車前に、施設の指示に従って収納または固定します。

長いひもや大きな装飾のある服装も避けます。

撮影禁止の乗り物では機器を使わない

乗車中にスマートフォンやカメラを出すと、落下して自分やほかの人へ当たる可能性があります。

撮影可能と明示された場所だけで使います。

強い不調があるときは乗らない

胸の痛み。

めまい。

強い頭痛。

吐き気。

関節の痛み。

体調が優れない場合は、乗車を中止します。

一度気分が悪くなった後に、さらに刺激の強い乗り物へ続けて乗りません。

天候に合わせて予定を変える

強風、雷、大雨などで、屋外の乗り物が運休することがあります。

運休中の乗り物の再開を屋外で長く待たず、屋内施設や食事へ切り替えます。

水分と休憩を取る

一回の滞在では、約1.3Lの飲料が目安になることもあります。

気温、体格、運動量によって必要量は異なりますが、喉が渇く前に少しずつ取ります。

ベンチや屋内施設を使い、疲労が強くなる前に休みます。


続けると変わる楽しみ方

1.自分が乗れる範囲を知る

最初は園内を歩き、観覧車や家族向けの乗り物を試します。

興味があれば、少し刺激の強い乗り物へ挑戦します。

速度、高さ、回転の中で、自分が楽しめる範囲を知る段階です。

2.好みの乗り物を選んで組み合わせる

複数回訪れると、絶叫系、回転系、展望系、家族向けなどの違いが分かってきます。

体調と好みに合わせ、刺激の強い乗り物と穏やかな乗り物を組み合わせます。

同行者と希望を調整しながら楽しむ段階です。

3.待ち時間と体力を見て計画する

さらに続けると、人気機種、運休、天候、食事、休憩を考えて順番を作れるようになります。

フリーパスや運行情報を使い、乗りたいものを無理なく回ります。

体験数と身体への負担を調整する段階です。

4.乗り物の構造と運営を見る

関心が深まると、コース、車両、安全装置、運行間隔にも目が向きます。

同じ回転系でも、速度や座席配置によって感覚が違う。

新旧の乗り物で制御や安全設備が異なる。

刺激がどのように安全に作られているかを見る段階です。

5.各地の遊園地と乗り物を比較する

長く続けると、同系統の乗り物を別の施設で比較できます。

新設された機種。

長く残る機種。

廃止された乗り物。

地域で続く小さな遊園地。

乗車記録を残し、自分の好みと限界、遊園地文化の変化を追う段階です。


遊園地が合いやすいのは、こんな日

半日ほど使って、家族や友人と遊びたい日。

乗り物の速度や高さを身体で楽しみたい日。

観覧車から町や園内の景色を見たい日。

短いアトラクションを複数試したい日。

子どもと一緒に、初めての乗り物へ挑戦したい日。

ゲーム、軽食、乗り物を一つのおでかけへ組み合わせたい日。

昔から残る地域の遊園地を訪ねたい日。

前回乗れなかった機種へ、もう一度挑戦したい日。

一方で、睡眠不足が強い日、乗り物酔いが続いている日、極端な暑さや悪天候が予想される日には、負担が大きくなります。

刺激の強い乗り物を避け、観覧車、ゲーム、園内散策だけを楽しむこともできます。


最初の目標は、一番怖い乗り物へ挑戦することではない

遊園地へ出かけると、目立つ絶叫系へ乗らなければ、十分に楽しんだことにならないように感じるかもしれません。

けれど、遊園地にある楽しさは一つではありません。

ゆっくり動く乗り物から園内を見る。

自分でハンドルを操作する。

ゲームで同行者と得点を競う。

水しぶきを受ける。

子どもの頃に乗った機種へもう一度乗る。

自分が楽しめる動きと、苦手な刺激を知ることも一回の体験です。

初めてなら、穏やかな乗り物を一つ、少し挑戦になる乗り物を一つ、景色を楽しめるものを一つ選びます。

怖くなったら、直前でも乗らない選択をして構いません。

遊園地の最初の目標は、一番怖い乗り物を克服することでも、フリーパスの元を取ることでもありません。

乗る前に少し迷い、乗った後に「もう一度乗りたい」「これは一回で十分」と、自分の言葉で感想を持てること。

その一つの経験があれば、次に訪れたときは、前回より自分に合う一日を選べるようになります。


休日のよりみち帖では、気軽に始められるものから、少し時間をかけて楽しみたいものまで、さまざまな趣味やレジャーを紹介しています。
「次の休日は何をしよう」と迷ったときに、新しい楽しみを見つける小さなきっかけになれたらうれしいです。
これからも、次にやってみたくなる趣味を一つずつ丁寧に紹介していきますので、ぜひフォローして、次の記事も覗いてみてください。



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