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自重トレーニングの楽しみ方

朝の公園へ着いたら、ベンチの前で足を肩幅ほどに開く。

ゆっくり腰を下ろし、座面へ軽く触れる手前で立ち上がる。もう一度同じ動きをすると、太ももやお尻へ自分の体重がかかっていることが分かります。

「器具を使わなくても、トレーニングになるのかな」
「何回やればよいのか分からない」
「人のいる公園で運動するのは、少し気恥ずかしい」

自重トレーニングは、自分の体重を負荷として使い、立つ、しゃがむ、身体を支えるといった動きを繰り返す運動です。スクワットや腕立て伏せのような定番だけでなく、壁へ手を付く、片脚ずつ動かす、姿勢を保つことも含まれます。

屋外では、平らな広場、壁、運動用の鉄棒、階段のない散策路などを組み合わせ、一か所にとどまらない練習ができます。回数を競うのではなく、今の身体で丁寧に動ける形を探すところから始められます。


自重トレーニングの基本情報

一回の標準実施時間 約70分

短く楽しむ場合 約25分

移動や準備を含む総所要時間 約90分

想定頻度 週1回から

主な場所 公園、運動広場、屋外フィットネス設備のある施設

一人での実施 自分の体調と予定に合わせて進めやすい

複数人での実施 動きを確認し合い、短いサーキットを一緒に回れる

施設への依存 器具なしでもできるが、安全で平らな場所は必要

天候の影響 雨、暑さ、寒さ、路面の状態によって内容を変更する

70分取れる日は、往復のウォーキング、身体を慣らす動き、四つほどの種目、休憩、整理運動までゆっくり進められます。70分間ずっと筋力運動を続けるのではなく、歩く時間と休む時間も含めた一回です。

短い日は、近所の公園まで歩き、スクワット、壁を使った腕立て、かかとの上げ下げなどを一周だけ行います。最初は週1回の外出として始め、身体に余裕があれば別の日に自宅で短い練習を加える方法もあります。

自重トレーニングの費用

初期費用 0円〜約4万2,000円

標準的な初期費用 約7,000円

一回の費用 0円〜約1,000円

標準的な一回の費用 約200円

年間費用 約1万2,000円

すでに動きやすい服、運動靴、飲料ボトルを持っているなら、費用をかけずに始められます。公園や公共の運動広場も、無料で利用できる場所が中心です。

標準初期費用の約7,000円は、運動用の靴や薄いマット、飲料ボトルなどを買い足す想定です。トレーニング専用の大型器具や競技用シューズは必要ありません。

一回約200円は、飲料、日焼け止め、交通費などを含む編集上の目安です。自宅から歩いて行ける場所で、水を持参するなら、その日の支出はほとんどありません。

年間約1万2,000円には、靴やウェアの交換、季節用品、小さな消耗品を含みます。スマートウォッチ、懸垂器具、重り、トレーニングチューブなどは、続けたい方向が見えてから考えます。

3つのおすすめ

1.同じ動きでも、身体の角度で負荷を変えられます

自重トレーニングでは、重りを交換する代わりに、姿勢や動く範囲を変えて負荷を調整します。

腕立て伏せが難しければ、まず壁へ手を付きます。慣れてきたら、運動利用が認められた安定した台へ手を置き、身体の角度を少し低くします。スクワットでは浅く腰を下ろすところから始め、余裕が出たら動く範囲を少し広げます。

回数を急に増やさなくても、足の位置を変える、動きをゆっくりにする、姿勢を止める時間を少し延ばすことで、身体へかかる負荷は変わります。

昨日まで難しかった動きを、今日は少し小さな補助で行える。自分の身体そのものを細かく調整しながら進められるところに、自重トレーニングならではの面白さがあります。

2.公園の中を、小さな運動コースにできます

一か所で何十回も同じ動きを続けるだけが、自重トレーニングではありません。

入口から広場までゆっくり歩き、ベンチの近くでスクワットを行う。次の木陰まで歩いたら、立ったままかかとを上げ下げする。広い壁面を使える場所があれば、壁へ手を付いて上半身を動かす。

公園の中を移動しながら種目を変えると、筋力運動と歩く時間が自然につながります。人が多い場所では立ち止まらず、静かな場所へ移る判断もしやすくなります。

いつもの散歩道に三つほどの運動場所ができると、「今日は何を何回するか」より、「一周して帰る」という分かりやすい予定になります。トレーニングを始めるまでの気持ちの負担も小さくできます。

3.回数以外にも、小さな変化を見つけられます

自重トレーニングの記録は、腕立て伏せを何回できたかだけではありません。

前回より膝が内側へ入りにくかった。片脚で立つときの揺れが少なかった。同じ回数でも息が乱れすぎなかった。動いた翌日に強い疲れを残さなかった。こうした変化も、続けた結果として見えてきます。

屋外では、季節によって動きやすい時間帯も変わります。春は朝の空気の中で行い、夏は屋外を避け、秋には歩く距離を少し延ばす。冬は日なたで短く身体を動かすなど、同じ内容を一年中守る必要はありません。

数字を伸ばすだけでなく、その日の体調や環境に合わせて一回を完成させることが、自分に合う運動習慣へつながります。

最初の公園では、運動してよい場所か確認する

公園へ着いたら、まず案内板と周囲の様子を確認します。ボール遊び、器具の利用、団体活動などに個別の規則が設けられている場合があります。

子ども向け遊具は、トレーニング器具として設計されているとは限りません。利用者がいる時間に長く占有したり、想定されていない方法でぶら下がったりしないようにします。屋外フィットネス器具が設置されている場合も、表示された利用方法と対象年齢を確認します。

場所を選ぶときは、次の点を見ておきます。

地面が平らで乾いているか

走る人や自転車の通路をふさがないか

周囲へ腕や脚を伸ばせる空間があるか

手を付く壁や設備が安定しているか

日陰と休める場所があるか

水分を補給できるか

砂利、ぬれた落ち葉、傾いた地面では、踏ん張ったときに足が滑ることがあります。初回は土や芝生よりも、状態を確認しやすい平らな場所を選びます。

最初の種目は、回数より動きを止められるかで選ぶ

初心者向けの種目は、簡単そうに見えるかではなく、途中で安全に止められるかを基準にします。

椅子やベンチの前で行う立ち座りは、深く下がりすぎそうになったときに座れます。壁へ手を付く腕立て伏せは、床で行うものより身体を支える負担を小さくできます。両足で行うかかとの上げ下げは、安定した場所へ指を添えればバランスを保ちやすくなります。

最初に選びやすいのは、次のような動きです。

ベンチを目安にした立ち座り

壁へ手を付く腕立て伏せ

両足でのかかと上げ

立ったまま片膝をゆっくり持ち上げる動き

一つの種目を限界まで続けるのではなく、姿勢を保てる回数で止めます。二回ほど余裕を残して終えられる程度から始めると、次の種目へ落ち着いて移れます。

初めての一日は、四つの動きを一周する

出発前に体調と天候を確認する

睡眠不足、発熱、強い疲労、関節や胸の痛み、めまいがある日は、予定していたトレーニングを行いません。

気温だけでなく、日差し、湿度、風、暑さ指数も確認します。暑さが厳しい日は時間帯を変えるのではなく、屋内へ切り替える判断も必要です。

最初の10分は歩く

公園へ着いてすぐ深くしゃがまず、普段の速さで歩きます。足首、膝、肩を小さく動かし、その日の身体の状態を確かめます。

息が整った状態で、立ち座りをゆっくり数回行います。痛みや違和感がなければ、次の動きへ進みます。

四種目を一周する

立ち座り、壁を使った腕立て、かかと上げ、立位での膝上げを、それぞれ姿勢を保てる回数だけ行います。

種目の間には急いで移らず、呼吸が落ち着くまで休みます。最初の一日は一周で終えて構いません。余裕があっても、もう一周できそうだという感覚を次回へ残します。

ゆっくり歩いて終える

最後に公園内を数分歩き、呼吸を整えます。汗を拭き、水分を取り、痛みや強い疲れがないか確認して帰ります。

帰宅後は、行った種目と回数より、「どの動きが安定していたか」「どこに違和感があったか」を短く記録します。

最初に必要なもの

最低限必要なもの

動きやすい服、足に合う運動靴、飲料水が基本です。明るい時間に近所の公園へ行くなら、それだけでも始められます。

あると便利なもの

薄い運動マット、タオル、帽子、日焼け止め、スマートフォンのタイマーがあると便利です。マットは地面へ手や膝を付く種目を行う場合に使います。

続けるなら用意したいもの

雨天時に自宅でも使えるマット、反射材、季節に合うウェアを加えます。運動内容を広げたいときは、トレーニングチューブなど小さな道具も候補になります。

後回しにできるもの

懸垂器具、ウエイトベスト、重いダンベル、高機能な計測機器、専用スポーツバッグは最初から必要ありません。自重では負荷が足りないと感じ、基本動作を安定して行えるようになってから検討します。

安全に楽しむために

初回から限界まで回数を重ねたり、ジャンプや片脚種目を続けたりしません。姿勢が崩れ始めたら、その回で止めます。

しゃがむ動きでは、膝や腰へ痛みが出ない範囲にします。腕立ての動きでは、肩をすくめ続けたり、手首へ強い痛みを感じたりしたら、壁との距離や手の位置を変えます。

運動中に胸の痛み、めまい、吐き気、冷や汗、強い息切れがある場合は中止し、安全な場所で休みます。症状が強い場合や続く場合は、必要な医療相談を受けます。

暑い日は、日陰を選ぶだけで続行できるとは限りません。暑さ指数が高いときは屋外運動を避け、涼しい室内へ切り替えます。水分は喉が渇いてから一度に飲むのではなく、休憩ごとに少しずつ取ります。

雨上がり、凍結、ぬれた落ち葉がある日は、地面と設備が滑りやすくなります。手を付く前に表面を確認し、不安定な柵、樹木、遊具を身体の支えに使いません。

一人で行う場合も、スマートフォンを持ち、帰宅予定を大きく遅らせないようにします。夕方以降は、暗い公園ではなく照明と人通りのある場所を選びます。

続けるほど変わる五つの楽しみ方

1.四つの基本動作を一周する

立つ、押す、かかとを上げる、片脚を動かすという簡単な流れを作ります。一周を余裕を残して終えることを大切にします。

2.同じ姿勢を再現する

足の幅、手の位置、動く速さをそろえます。回数を増やす前に、最初と最後で姿勢が大きく変わらないことを確認します。

3.角度と組み合わせを変える

壁から少し離れる、立ち座りをゆっくり行うなど、身体の角度で負荷を調整します。歩く時間と種目を組み合わせ、自分の公園コースを作ります。

4.体力に合う計画を組み立てる

上半身、下半身、体幹を別の日に分ける、短いサーキットにするなど、疲れを残しすぎない内容を考えます。必要に応じて専門家から姿勢を確認してもらいます。

5.季節と生活に合う習慣へ育てる

春と秋は屋外、暑い時期は室内、忙しい週は短い一周だけにするなど、続け方を変えます。記録や発信を目標にせず、同じ公園へ無理なく通える形を残すことも一つの深まりです。

五つは正式な進級の順番ではありません。難しい種目へ進まず、壁を使った動きを長く続けることも、自分の身体に合った立派なトレーニングです。

あわせて楽しみたい関連する趣味

自宅筋トレ

自宅筋トレは、天候や人目を気にせず、マット一枚の範囲で身体を動かす楽しみ方です。屋外へ出にくい日にも同じ基本動作を続けられるため、自重トレーニングの習慣を途切れさせたくない人に向いています。


ウォーキング

ウォーキングは、公園までの移動や種目の間の休憩を、そのまま一つの運動として楽しめます。筋力運動だけでは疲れやすい人も、歩く時間を中心にして数種目だけ加えると、自分に合う一回を作りやすくなります。


ストレッチ

ストレッチは、反動を付けず、呼吸を止めずに身体をゆっくり伸ばす運動です。トレーニング後に落ち着いて身体の状態を確かめたいときや、強い運動を休む日の過ごし方として組み合わせられます。

公園を一周し、最初に立ち座りを行ったベンチの前へ戻る。

始める前と同じ場所でも、呼吸は少し深くなり、脚には動いた感覚が残っています。回数をたくさんこなせなくても、姿勢を崩さず一周を終えられたなら、その日のトレーニングは完成です。

今日できる最初の一歩は、運動メニューを大量に探すことではありません。近くの公園まで歩き、安全に立ち止まれる平らな場所を一つ見つけることです。

そこでゆっくり五回だけ立ち座りをして、同じ道を帰る。次の休日にもう一度その場所へ立てたとき、自分の身体を使って続ける小さな習慣が始まります。


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