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ただの日記 #38 (2024.06.09〜2024.06.15)

記録よりも記憶に残るねこの中の人のただの日記
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2024年06月09日(日)

からくり人形の博物館を見に行く。いくつかの写真を撮る。
昔、地元の公民館に山車からくりの展示品があり、紐で引っ張って動かせたのだけれど、機構の説明用に服を脱がされたからくり人形がひたすら怖くて嫌だった。木の箱に白塗りの生首がついているように見えるのだ。
動かせるからくり人形の近くにはガラスの張りの展示スペースがあって、以前祭りで使われていた古いからくり人形が置いてあり、染みや欠けがあって一層怖かった。こんなものなんで飾っておくんだろう。見たい人なんているんだろうかと思っていた。
ごめんなさい。昔の自分。ここにいます。

2024年06月10日(月)

会社の食堂でからくり人形の博物館に行った話をする。
同僚の方はご実家に市松人形があり、その方の祖母が孫である同僚の方のために買ってきたものだという。部屋に飾られたはいいものの、怖くて嫌だったそうだ。
「日本人形は呪う、髪が伸びる、というメディア等からのイメージのせいでは……?」
と聞いてみる。お祖母様が孫にわざわざ呪いのアイテムを買ってくるとは考えにくい。多分、「かわいい。置いておきたい」と思ったから買ってきたに違いないのだ。
ちなみにわたしも小さい頃、フランス風のデザインの眠り人形?(体の向きを変えると目を開けたり閉じたりするもの)を親戚の方から頂いたことがあり、めちゃくちゃ怖くて部屋の見えないところに閉じ込めていた。

2024年06月11日(火)

帰社時に会社のロッカールームで、「なんかロッカー開かないなあ」と思う。ふと、ICカード(うちの会社は各部屋に鍵がかかっていて、ICカードをかざしてロック解除をする仕組みになっている)を一生懸命ロッカーの扉につけたり離したりしていたのに気づいて動揺する。
「わあああ。私、今、タッチでロッカー開けようとしていましたあ」
と、悲痛としか言えない叫び声を上げる。普及している多くのロッカーがそうであるように、会社のロッカーも簡易な鍵を回して開ける方式である。
「今まで一度だってタッチで開いたことなんかあったかよう…」
と崩れ落ちる私の横で、着替え中の方がくすくすと笑う。
みると受付の、まだこちらに異動してきたばかりの方である。綺麗な、清潔感のある若い方で、私がこっそり「この方の立ち居振る舞いを参考にするのだ…」と機会がある毎に観察している方でもある。
赤面。
鍵(ちなみに鍵はしょっちゅう無くすので、パスを改造して、カードの根元に輪っかを取り付けて括り付け、パスと一緒に首から下げている(にもかかわらず存在を忘れた))を使って速やかにロッカーを開けて帰宅する。帰宅後、しばらく恥ずかしくてソファーの上で毛布をぎゅうぎゅうしていました。

2024年06月12日(水)

帰宅時にロッカールームで(今度はちゃんと)鍵を開けようとする。奥で昨日の方が口を抑えて俯いた。どうしたのかな、と思ってみると
「私、(本名)さんの、昨日のことが忘れられなくて……」
と笑いを堪えている。
恥ずかしい。
「……早く忘れてください」
と恥ずかしさで震えながら答える。お腹の奥の方が本当に小さく振動する。
帰ってからよく冷えたソーダ水を飲みました。

2024年06月13日(木)

会社に遅刻する。
朝のタスクをこなしたあと、しばらく動けなくなったことによる。
遅刻の理由を求められるが、うまく答えることができない。
「朝のタスク」というが、他人にはほとんどしなくていい用事しかないからだ。(例えばこの日記を書くことも、この世で一番してもしなくてもいい用事に入る)。家事のいくつかすら男性しかいない上席には理解が得られない。「皆そうなんだよ」と言われるだけである。
「寝坊したのか」と聞かれて、首を振る。正直、私はもうこれ以上早く起きるべきではない。もうすでに起きている時間が長すぎて夜に体がもたなくなっている日があるからだ。
遅刻届を書き、働く。
帰宅して、スケジュール帳を見直し、眠る。優先順位を考えろ。対策を立てるのだ。二度と繰り返すな。自分のためだ。

2024年06月14日(金)

以前お世話になった方の定期公演の日時を確認する。上演台本を書いていたのだ。
そろそろ告知があるだろうと、従前からチェックしていたもの。コロナ前までくらいにはお知らせが届いていたが、前後で音信不通になっていた。
告知チラシと日程をデータで落とす。会いに行きたいと考えていたが、いざ決めるとなるととてつもなく怖い。
あれから、わたしは、この分野での成果(この分野でないところの成果も)を上げることができませんでした。期待して下さったのに、ごめんなさい。
合わせる顔があるだろうかと思うと、はっきりとない。
日程は開けてある。予算もとってある。
行けるだろうか。
勇気をください。いや、今の結果も行く意思も自分で決めたことだ。出せ。勇気を。

2024年06月15日(土)

盛岡、行ってきますね。

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