【観測企画#2】昭和・平成歌謡をAIはどう解釈するのか?ChatGPTとGeminiで観測してみた
どうも、「面白そう」を書き残すアラフォー
ヘクたろーです。
前回の【観測記録】記事はこちらから
また、錆木蒼さんとべあさんがそれぞれの記録記事を書いてくれました!
企画参加、ありがとうございます!!
お2人の記事はこちらです!
さて、今回は2回目ということでちょっと比較してみようかなと考えたんよ。
ルールは変わらへん。
・AIに渡すのは「曲名」と「その曲を思い出すキーワード3つ」だけ。
・歌詞は見せない。
・その結果、AIはどんな一枚を描くのか観測してみる。
これをChatGPT/Gemini、それぞれに投げてみようという観測やな。
同じ曲、キーワードを受け取ったそれぞれは
どんな「世界」を描くんやろう?
早速、私の好きな3曲で試してみよか!
『まちぶせ』/石川ひとみ


入力した3つのキーワード
・喫茶店
・偶然を装う
・夕暮れ
ChatGPTのイラストは映画のワンシーン寄りやなと感じた。
女性の心理を中心に描いて、ドアから入る男性まで配置するーー「偶然を装う」が物語になってる印象やな。
かなりドラマ、物語的な解釈が見え?。
Geminiは喫茶店そのものの空気感を重視したイラストに感じる。
女性が窓の外を見ている、男性は街を歩いているだけーー「待つ時間」という演出が強いように見える。
2つを見て面白いと思ったんは、
実はどっちも女性目線で描いてるんよな。
これは結構興味深い。
「まちぶせ」という題名は男性視点とも女性視点とも受け取れる部分があるのに、どちらも
・喫茶店
・待つ女性
・外に現れる男性
という構図を自然に選んでるんよ。
つまりAIは「まちぶせ」というタイトルよりも、「偶然を装う」というキーワードから『待つ側』を主人公として解釈した可能性が高いということやな。
『最後の雨』/中西保志


入力した3つのキーワード
・雨
・傘
・届かない想い
ChatGPT版のAI解釈について
・AIは「最後の雨」を、雨の夜に別れを受け入れきれない二人の最後の瞬間として描いたように見えるんよな。
遠ざかる背中と、それを追えずに手を伸ばす女性。その距離そのものが「もう届かない想い」を象徴してるんちゃうかな。
雨は背景ではなく、言葉にならない感情を包み込む演出として使われている印象や。
ヘクたろー観測メモ
曲名の「最後」を物語のクライマックスとして解釈してるんやなというイメージや。
人物の距離・手の動き・雨の演出を一枚に集約し、映画のラストシーンみたいな構図になってるんが面白い。
AIは歌詞を説明するよりも、「別れ」という感情の頂点を切り取ろうとしているようにこの1枚からは感じた。
Gemini版のAI解釈について
・AIは「最後の雨」を、別れた後の日常へ戻る静かな時間として描いたように見える。
交差点に立つ女性と、遠ざかる男性。
互いに振り返ることもなく、雨だけが二人をつないでいるように見せている。
激しい感情ではなく、「終わった後の余韻」を映像にした1枚やと感じたな。
ヘクたろー観測メモ
こちらは物語の山場じゃなくて、その後の静けさを描いているようや。
都会の雨景色や信号、人の流れを入れることで、「恋愛は終わっても世界は変わらず動いていく」という空気感を作っている印象を持った。
同じ曲でも、感情より空気感を優先するGeminiらしさが出ているんちゃうかな。
『氷雨』/日野美歌


入力した3つのキーワード
・雪まじりの雨
・別れ
・夜の街
ChatGPT版のAIの解釈
・ChatGPTは「氷雨」を、別れを受け入れられない女性の視点として解釈したように見える。
雪とも雨ともつかない冷たい夜。
女性は立ち止まり、遠ざかっていく男性を見つめている。
手を胸元に添える仕草や振り返らない男性によって、「引き止めたいのに声を掛けられない距離」が表現されている印象や。
街灯と都会の夜景を寒色だけでまとめることで、「氷雨」というタイトルの冷たさを感情に重ねているようにも見えるんが面白いところ。
ヘクたろーの観測メモ
ChatGPTは今回も歌詞をそのまま描くんやなくて、「別れた後の心情」を1枚の映画のラストシーンみたいに構成したんやと思うわ。
人物同士の距離を大きく取ることで、「もう届かない」という感情を視覚化しているように感じた。
タイトルの「氷雨」は天候というより、心の温度として扱っている印象やな。
Gemini版のAIの解釈
・Geminiは「氷雨」を演歌の世界観そのものとして描こうとしたように見えるな。
夜の飲み屋街。
透明な傘。
濡れたアスファルト。
そして立ち去る男性。
背景には「氷雨」という看板まで配置されてて、
曲名そのものを町並みに溶け込ませているんかな。
人物よりも街全体の空気感を重視していて、
「雨の夜の寂しさ」を演出の中心に置いたイラストになっている。
ヘクたろーの観測メモ
Geminiは歌の感情よりも、「昭和歌謡らしい舞台」を先に組み立てる傾向があるんかなと思った。
飲み屋街やネオン、透明傘といった視覚的な記号を多く配置することで、「演歌っぽさ」を強く印象付けているんやろう。
タイトルを看板として描いてしまうあたりも、Geminiらしい解釈の面白さやなぁと感じたわ。
今回の比較で思ったこと
この3曲を見比べてみると、それぞれのAIの傾向が少しずつ見えてきた気がする。
ChatGPTは人物の感情や物語の「一瞬」を
切り取るんが得意なんやな。
せやから、映画やMVのワンシーンのような構図になりやすいやと思う。
一方、Geminiは舞台設定や世界観を幅広く描き、「その曲らしい空気」を再現する方向へ寄っていく傾向があるんやなと感じた。
最後の「氷雨」でその違いがそのまま表れてるように私は思ったんよ、
ChatGPTは別れた二人を描き、
Geminiは別れが似合う街を描いた。
同じ3つのキーワードからでも、AIごとに
「何を主役にするか」が変わるのが、この観測企画の一番面白いところやと今回思ったわ。
2回の観測を経てのまとめ
面白いと感じた部分はたくさんあったんやけど
どれか1つを上げるとすればやな。
AIに渡す情報が少ないほど、それぞれの独自解釈・重心を置く部分が変わるんやないか?
私はこれやと思った。
イラストに限らず、どうしても細かいディテールを私ら「創作者」は伝えたがるんよね。
「彼女はこう思い、こんな雰囲気の表情で~」
「当たる明かりはこの角度で~」
「持っているこれは~」
ついつい「足し算」していく…その方がイメージに近くなると思うし、実際にそうなんよな。
けれど、あえて情報を「減らす」ことで、こちらが思ってもいなかった「世界」を提出してくることもある。
そう思うと
「どこまで伝える(足す)んか?」
「どこを渡さへん(引く)のか?」を判断することが必要なんやなと思った。
作者の「取捨選択」は今のAI生成時代において大切な前提条件なんかもしれへん。
……しらんけど(笑)
ちょっと長くなったけど、第2回観測記録はここまで。
第3回は……やるかもしれんし、やらんかもしれん(笑)
違った視点やと「見返り美人」とか「最後の晩餐」とかをキーワード3つだけ渡してみる…みたいなんも面白いかもな。
それじゃ、また次回の観測記事で!
観測記録報告者、ヘクたろーでした。
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