マダミス好き好きカンパニーを作りました
マーダーミステリー制作団体として、
新しく「マダミス好き好きカンパニー」を立ち上げました。
当カンパニーの目的はひとつ。
参加者に異常な満足感をもたらすこと。
普通に面白い。
よくできている。
楽しかった。
もちろん、それも大事です。
ただ、私たちが本当に作りたいのは、もっと突き抜けた高揚感をもたらすものです。
何十年経っても、ふとした時に思い出す。
あの時の空気、場所、同卓した人、終わったあとの異常な興奮までセットで記憶に残っている。そういう体験を作りたいです。
人生最高の娯楽は、たぶん安全圏では発生しない
天下人・豊臣秀吉が、人生で一番うまかった飯として語ったのは、豪華な御膳ではなく、餓死寸前のときに与えられた水がけの麦飯だった、という話があります。
真偽はさておき、私はこの話がかなり好きです。
最高級の食材を使った料理よりも、極限状態で差し出された水がけの麦飯のほうが、人生最高の食事になることがある。
これは娯楽も同じだと思っています。
物語がとても感動的、ギミックが面白い、店舗の雰囲気作りが非常に良い。これらの条件が重なっても人生最高の瞬間になるとは限らない。
遠くまで行った。
よくわからない場所に入った。
かなり不安だった。身の危険を何度も感じた。体力の限界だった。
それでも、場の空気に飲まれ、興奮が高まり、
物語の最後にはこれまでの緊張から一気に解放される。
その瞬間、娯楽は人生の一部として心と身体に刻み込まれる。
人生の中で、妙に忘れられない瞬間になる。
マダミス好き好きカンパニーが作りたいのは、そういうものです。
コンテンツだけではなく、環境まで作る
マーダーミステリーは、シナリオだけで完結するものではありません。
どこで遊ぶのか。誰と遊ぶのか。
どんな気持ちでその場所に向かうのか。
どのような導入で世界に入るのか。
遊び終わったあと、どんな余韻が残るのか。
そうした環境まで含めて、ひとつの体験だと考えています。
マーダーミステリーを、「部屋で遊ぶゲーム」として扱うのではなく、その場所に行く理由になるコンテンツにしたい。
あるいは、その場所で体験したからこそ忘れられない作品にしたい。
そう考えています。
ただし、儲からない
ここが難しいところです。
参加者に異常な満足感をもたらすコンテンツは、収益化が難しいです。
会場探しに交通費がかかる。
会場費も高い。
小道具が必要になる。
人手も必要になる。
それなのに、参加人数には限界がある。
結果として、めちゃくちゃ手間がかかるのに、利益は残りません。
むしろ開催するごとに赤字が膨らむ試算です。継続開催は不可能。ほぼ単発イベントになります。
このようなイベントをやるにはまとまった原資が必要です。そして原資として使える個人作家としての昨年の利益は、パッケージマダミスと出張公演を合わせて約44万円でした。
44万円。
1年の食費にも足りません。
しかし、どうせ単発イベントにしかできないのです。日々の食事に1品足すぐらいなら、44万円は、すべて異常な体験を作るために突っ込めばいい。
問題は、その44万円ですら、すぐに消えるということです。
実際、複数箇所の会場候補を視察しただけで、交通費や宿泊費などですでに10万円程度を使っています。(滋賀から関東の会場を視察するために遠征しているせいですが)
本格的にやろうとすれば、到底足りません。
だから、マダミス好き好きカンパニーの主な活動は、夢だけを語ることではありません。
ちゃんと原資を作ります。
面白いパッケージマダミスを作る。
出張公演を行い足で稼ぐ。
売れるものを作って、売上を次の変な体験に全ツッパする。
ただ、それだけではたぶん足りません。
なので、地域や施設にとっても得のある企画にします。
宿泊施設、観光施設、廃校、資料館、観光協会、地域団体。
そういう場所と組んで、単に「マダミスを開催します」ではなく、そこに人が来る理由になる体験型コンテンツを作る。
そういう形にして、会場費や広報、運営面で協力を得たいと考えています。
つまるところ、金がないので、金以外の方法でイベントを成立させる必要があるのです。
面白いパッケージマダミスを作って原資を作る。
同時に、地域や施設にもメリットがある企画にして、場所と協力を得る。
その両輪で、次の変な体験を作っていきます。
そういう活動体にしていきます。
マダミスが好きなので
結局のところ、名前の通りです。
マダミスを作るのが好きです。
好きなので、もっと変なことをしたい。
好きなので、もっと遠くまで持っていきたい。
好きなので、「楽しかった」で終わらない体験を作りたい。
好きなので、採算が悪くても、とにかく面白いものを作りたい。
ただ、好きだけでは続きません。
だから、好きなことを続けるために、
面白いパッケージマダミスで原資を作ります。
人も巻き込みます。
地域や施設にも営業します。
そして、その先で、参加者に異常な満足感をもたらす体験を作ります。
それが、マダミス好き好きカンパニーの目的です。
まずは新作パッケージ、「水依郷 郷土資料館 特別展示『還り人が嗤う』」から活動を始めていきます。
ゲームマーケット2026年春(土-は23)でリリースします。
ぜひブースに遊びにきてください。
📢ゲームマーケット2026春
— 渡成櫂(新作マダミス → ゲムマ春 土-よ23 還り人が嗤う) (@watanari_k) May 14, 2026
新作マーダーミステリー『還り人が嗤う』(土-は23)
祭りの夜、閉ざされた集落で連続殺人が起きる
被害者が死に際に指さしたのは、村の神である「還り人」だった!?
5/22 24時までゲムマ会場価格(4000円)でboothにて先行予約受付中!https://t.co/IgSzP0yg0N#マダミス pic.twitter.com/8VitVycQ9w
どうか今後の活動を応援していただけると嬉しいです。
マダミス好き好きカンパニー、始めます。
