模試の判定が悪かったときに見直すべきこと
模試の結果が返ってきたとき、判定が思ったより悪いとかなり落ち込むことがありますね。
一生懸命勉強したつもりなのに、D判定やE判定が出る。
点数を見た瞬間に、「やっぱり無理なのかもしれない」と思ってしまう。
周りがいい判定を取っているように見えると、さらに苦しくなることもありますよね。
でも、最初に言いたいのは、模試の判定が悪いこと自体が、そのまま不合格を意味するわけではないということです。
もちろん、判定はひとつの目安にはなります。
ただ、模試の本当の価値は「今の位置を知ること」より、これから何を直すべきかを見つけることにあります。
今回は、模試の判定が悪かったときに、落ち込む前に見直したいことを整理してみます。
結論から言うと、模試の判定が悪かったときに大事なのは、
判定そのものを見ることより、何が原因で点が取れなかったのかを分解すること
です。
まず見直すべきなのは「判定」ではなく「中身」
模試の結果が返ってくると、多くの人は最初にA〜Eの判定を見ます。
それ自体は自然なことだと思います。
でも、判定だけを見て終わってしまうと、模試を受けた意味がかなり小さくなってしまいます。
たとえば同じE判定でも、
主要科目が全体的に弱かったのか
1科目だけ大きく崩れたのか
時間配分で失敗したのか
ケアレスミスが多かったのか
そもそも勉強範囲がまだ終わっていなかったのか
で、意味はかなり違います。
つまり、判定が悪いという事実だけでは、次に何をすればいいかはまだ分かりません。
大切なのは、なぜその結果になったのかを具体的に見ることです。
見直すべきこと① どの科目が足を引っ張ったのか
まず最初に見るべきなのは、科目ごとの得点です。
模試の判定が悪いと、「全部ダメだった」と感じやすいです。
でも実際には、よく見ると一部の科目だけが大きく崩れていることもあります。
たとえば、
英語はそこまで悪くないが数学が大きく落ちた
数学は取れたが理科で失点した
国語や社会で思った以上に点が取れなかった
ということがあります。
ここをはっきりさせないまま「全部頑張ろう」とすると、勉強が散らかりやすいです。
だからまずは、どの科目が特に問題だったのかを整理することが大切です。
見直すべきこと② 取れなかった理由は何か
次に大切なのは、「点が取れなかった理由」を分類することです。
模試で失点する理由は、だいたい次のどれかに分けられると思います。
知識不足
理解不足
演習不足
時間不足
ケアレスミス
緊張や焦り
この分類はかなり大事です。
たとえば、英単語を知らなくて読めなかったなら知識不足です。
数学の典型問題なのに方針が立たなかったなら理解不足か演習不足です。
解けるはずの問題を急いで落としたなら、時間配分や焦りの問題かもしれません。
同じ「失点」でも、原因が違えば対策も変わります。
だから模試の復習では、ただ答えを確認するだけでなく、なぜ落としたのかまで言葉にすることが大切です。
見直すべきこと③ 今の勉強が志望校に合っているか
模試の結果が悪いときは、今の勉強の方向性も一度見直したほうがいいです。
たとえば、
基礎が弱いのに応用ばかりやっている
共通テスト型なのに記述対策ばかりやっている
2次重視の大学なのに共通テスト科目に寄りすぎている
苦手科目を避けて得意科目ばかりやっている
こういうズレがあると、頑張っていても結果につながりにくくなります。
模試は、自分の実力だけでなく、勉強の方向が合っているかどうかを確認する材料にもなります。
判定が悪いと、「もっと勉強しなきゃ」と思いやすいです。
でも、その前に「今の勉強の向きは合っているか」を見ることも大切です。
見直すべきこと④ 時間配分と本番力
模試では、内容そのものより、時間配分や解く順番で失点することも多いです。
たとえば、
英語長文で時間を使いすぎた
数学で一問止まりして後半に手が回らなかった
国語で焦って本文の根拠が取れなかった
見直しの時間がなくてミスに気づけなかった
こういうことは、学力だけの問題ではありません。
つまり、模試の点数が悪かったからといって、必ずしも「全部基礎からやり直し」というわけではないです。
むしろ、本番での解き方に課題があることもあります。
ここを見落とすと、必要以上に落ち込んでしまうことがあります。
だから復習するときは、問題の内容だけでなく、どう解いたかも振り返るのが大切です。
見直すべきこと⑤ 今後の勉強計画
模試の判定が悪かったあとに一番まずいのは、ショックを受けたまま何も変えないことです。
結果を見て落ち込むだけなら、模試はただ心を削るイベントになってしまいます。
でも、そこから勉強計画を修正できれば、模試はかなり意味のあるものになります。
たとえば、
数学の復習時間を増やす
英語長文を週に何題やるか決める
苦手な理科単元を今月中に固める
社会や情報を毎週少しずつ触る
土日に模試の解き直し時間を確保する
というように、具体的に直していくことが大切です。
模試の復習で大事なのは、反省することより、次の行動を決めることです。
判定が悪いときにやらなくていいこと
ここもかなり大事だと思います。
模試の判定が悪かったとき、やらなくていいことがあります。
1. すぐに志望校を諦めること
もちろん現実的な判断は必要です。
でも、模試1回の結果だけで全部を決めてしまうのは早いこともあります。
特に高3の前半なら、まだ伸ばせる部分はかなりあります。
判定を見るより、どこを直せば近づけるかを考えるほうが大切です。
2. 参考書を大量に買い足すこと
不安になると、新しい教材に救いを求めたくなります。
でも、多くの場合必要なのは新しい本ではなく、今の勉強の修正です。
3. 周りと比べすぎること
模試はどうしても比較が生まれます。
でも、本当に大事なのは他人より上か下かではなく、自分が前回より何を改善できるかです。
模試の判定が悪かった人に伝えたいこと
模試の結果が悪いと、「自分には無理かもしれない」と感じることがあります。
でも実際には、受験で最後に伸びる人の多くは、途中で何度もうまくいかない時期を経験していると思います。
大事なのは、悪い結果を見たあとに止まることではなく、
その結果を使って勉強を修正できるかどうかです。
模試は、才能を宣告するものではなく、今の課題を見つけるための材料です。
そう考えるだけでも、結果の受け取り方はかなり変わります。
今日やるならこれ
もし模試の判定が悪くて落ち込んでいるなら、今日やることはこの3つで十分です。
科目ごとの得点を見て、特に弱かった科目を1つ決める
その科目で失点した理由を3つ書き出す
来週の勉強で変えることを1つ決める
これだけでも、ただ落ち込むだけの状態から抜けやすくなると思います。
まとめ
模試の判定が悪かったときに見直すべきなのは、次のことです。
どの科目が足を引っ張ったのか
取れなかった理由は何か
今の勉強が志望校に合っているか
時間配分や解き方に問題がなかったか
今後の勉強計画をどう直すか
模試の判定は、確かに気になるものです。
でも、本当に大切なのは判定そのものより、その結果をどう使うかです。
もし今、判定が悪くて不安になっているなら、まずは「自分はダメだ」と考える前に、結果の中身を一つずつ見てみてください。
そこには、次に伸びるためのヒントがちゃんとあると思います。
