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貧血の害

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 Pixivで公開してきた小説以外の文章を、
 noteに移して行きます。

(文字数:約1800文字)


 今こそ私は全国民、
 特に女性の方々に、
 声を大にして訴えたい。

 貧血を侮るなかれ。
 今現在貧血と診断されている者は、
 速やかに適切な医療を受けられよ。

 ドクターだって常に患者に的確な診断が出来るわけではない。
 と言うより副作用の種類や程度まで、
 言葉で説明されない限り汲み取れるはずがない。
 テレパシーが使えるわけでもないのだから。

 かく言う私も長年思い切りで侮っており、
 鉄剤を渡されては、

 「レバーやほうれん草を食べなさい」
  (いや好きで良く食べてるんだけど)
   ↑口には出していない

 「無理なダイエットはしないようにね」
  (いやご覧の通り全くしていませんけど)
   ↑言葉通り受け止めてもいない

 といったアドバイスを受ける程度に留まっていたのだが。

 今ここに私の、
 2018年の治療開始時の記録がある。

 主な項目を基準値、実測値の順で抜粋する。

  ヘモグロビン  10.1~14.6  8.7(↓)
  赤血球数    345~460   403
  MCV     84~102    69(↓)

 ヘモグロビン値がまずは貧血の指標とされ、
 これだけでも輸血を検討するレベルなのだが、
 MCVで貧血の種類を探る。
 赤血球の数は充分、
 つまり造血能力に問題は無さそうだが、
 血球一個一個の粒が小さい。

  フェリチン   3.6~114   2.7(↓)
  Fe       48~154    22(↓)
  TIBC    246~410   454

 TIBC(造血能力)は充分あるのに、
 フェリチンとFeが少なすぎる。
 これは血液の材料としての鉄分が
 在庫不足である事を意味する。

 例えて言うなら
 (あくまでも例えであって正確とは言い切れないが)、

 一週間分の食料が入る冷蔵庫に、
 三日分ほどの肉類魚類しか無く、

 一ヶ月分の備蓄が出来る貯蔵庫に、
 一週間分ほどの缶詰しか無い。

 日常の食事程度では、
 いくら補っても追い付かない。
 三日分から一週間分程度、
 女性は毎月失う事を考えれば。

 どうやら母の話も合わせて考えるに、
 私は生まれながらにして鉄不足だったようだ。

 結果私の身体に何が起きていたか。

 常に血中の酸素量が少ない、
 つまりうっすい血液しか流れていないため、
 脳に全身に栄養を届けるには、
 心臓が高出力で動き続けるしかない。

 激しい運動には耐え切れず、
 年齢のわりに心臓が肥大化していた。
 そのまま二、三十年過ごせば故障していただろう。

 血液の異変は他にもある。

  血小板数    15.5~29.8  31.6(↑)
 白血球
  Baso      0~1.0    1.2(↑)
  Mono      2.3~7.7   11.4(↑)

 血小板が血を固め出血を止める役割、
 白血球のBaso、Monoは免疫系異常の監視役だ。
 そうした物が異常とまでは言えないが多すぎる。

 要はコイツら、
 私がどこかケガしていると思い込んではる。

 更に私の脳からは、
 アドレナリンやコルチゾールといった
 ストレスホルモンが分泌され続けていた。

 その結果オキシトシンやセロトニンといった、
 安心感や愛情をもたらすホルモン量が少ない、
 と言うよりそういった物まで分泌している余裕が無い。
 (これは内科ではなく精神科での診断だが。)

 要は私の脳、
 私が敵に囲まれた中で戦っていると思い込んではる。
 まぁある意味そうした状況にいたのかも分からないが。

 そう。
 血液が変わると運動能力が変わり、
 ホルモン量が変わり感覚が変わり、
 行動が変わり選択が変わり思考が変わり性格が変わり、
 最終的に人格総体が変わる、
 その過程を実感するのである。

 それであってもなお変わり切れない自己の本質に、
 驚嘆と畏怖を覚えるのである。

 ゆえに私は改めてここに繰り返す。

 貧血を侮るなかれ。
 今現在どうも効果に不安を感じる自己啓発セミナー等に通っている方は、
 まず血液を精密に検査されよ。

 注:鉄欠乏性貧血に対してのみ申し上げております。
   治療が容易でない種類の貧血の方には申し訳ない。

以上
ここまでを読んで下さり有難うございます。

ついでにこちらにも足を運んで頂けると、
なお有難いです。


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岡埜 由木古(偏光) 何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!