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顔の取り替え

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 感覚的には顔の一部。

(文字数:約1000文字)


  アイコンでは省略している、
  というより脳内の姿なので、
  描き込んでいないのだが、

  メガネをかけている。

  遺伝性の強度近視により、
  中学から高校にかけて、
  視力検査表の一番上までが、
  一気にぼやけるようになった。

  余談だが遺伝性の近視は、
  眼球の形状によって決まり、
  強度近視となるべく成長する。

  弱視、とは診断されないギリギリの、
  最高度数に到達して以降は、
  同じ度数をキープし続けている。

  2018年から掛けてきたメガネが、
  掃除内職の日射や埃にさらされ続け、
  コーティングも剥がれてきたもので、
  この度新調を決意したのだが、

  視力は変わっていなかった。
  眼球自体は健康という事だ。

  おかげさまで、と言うか、
  残念ながら、と言うか、
  私がメガネを新調するとなると、

  フレームはともかく、
  レンズ部分は、

  最高度数に対応すべく、
  フル加工を施した、
  最高級品である。

  レンズが最高級品で固定となると、
  フレームも安い物は選びにくくなる。
  羽が生えて飛んでいくお金の表象を、
  実感としてとくと味わう。

  ところでメガネを掛けている人間は、
  男も女も関係無く、
  まずは「メガネさん」と認識される事実を、
  身に染みて感じ取っているものだ。

  思春期には私自身よりも、
  母や姉が嘆いてくれまくったが、
  中学生から掛け続けていると、
  もはやメガネ込みでこそ自分の顔である。

  何せメガネを通さない事には、
  今引いているアイラインすら見えない。
  強度近視とはそういう世界だ。

  従ってメガネを新調する際も、
  顔を取り替える感覚になる。

  これから数年単位で自分は、
  この顔で生きて行く事を、
  選択し決断しなくてはならない。

  ちなみにコンタクトは使いづらい。
  最高度数である事に加えて、
  眼球の形状が特殊なためか、
  R数値も特殊になる。

  しかしながら災害発生時には、
  枕元から取って即掛けられる。
  この一点こそが最重要と考え、
  私は堂々と「メガネさん」でいる。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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岡埜 由木古(偏光) 何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!