一日と半月の混在
はじめましての人も、前から知ってる方も、ごきげんよう。
岡埜 由木古です。
がっつり二十四節気について。
2026年3月20日
丙午如月二日
(文字数:約1100文字)
義父が亡くなった事で、御詠歌の先生でもある婚家菩提寺の御住職と、家ぐるみで付き合うようになり、そろそろ十年、
春分と秋分だけは強く意識するようになった。
彼岸の中日なので、お忙しい御住職の動向を檀家全体で見計らわないことには、我々のスケジュールも決まってくれない。
高野山は現在でも、とりわけ重要な諸仏事を旧暦で執り行っている。
今年つまり西暦の元日から、私は旧暦を意識した生活を心がけているのだが、まず戸惑ったのが二十四節気との関係性だ。
これまでろくすっぽ考えもせずに、「暦の上では」といった決まり文句を見聞きし使っていたことがよく分かった。
私はまるっきり勘違いしていたんだが皆さんはどうだろうか。
二十四節気って別に旧暦には影響されないんだね(冷や汗)。
「今日から春だとか言ってるけど寒いじゃない」とか、
「大寒って、一年で一番寒い日なんでしょ? 今日の方が絶対寒いって!」とか言ったり聞いたりする度に、
「暦の上では、だからね。今の日本とは季節感がズレてんだよ」
とか、適当に言ったり聞いたりして誤魔化してきたんだが、
あれ?
と改めて気付いたわけだ。
春分と秋分は、昼と夜の長さが全く同じ一日、だよな?
夏至は昼が最も長い一日で、冬至は夜が最も長い一日、だよな?
今の日本でもズレていない、というかズレようがないじゃないか。
太陽を周回する角度で二十四分割してあるんだから。
日本の旧暦は太陰暦、ではなく太陰太陽暦だ。
その中でも二十四節気は太陽暦部分に属していたわけだ。
そうは言っても実際にズレているように感じるのは、
立春・立夏・立秋・立冬はあくまでも「立った」だけの、つまり始まりの日だ。
季節の盛りではないのでまだまだ余裕で寒いまたは暑いに決まっている、とか、
大寒・大暑は一日、ではなく約半月分の期間を指す。
その期間が一年で最も寒いという意味だ、とか、
これまでの知識の浅さと運用意識に問題があったことが判明した。
強いて言えば旧暦の本日は、まだ如月すなわち二月になったばかりなもので、大きくズレているような気がしてしまうんだが、
これが太陰暦部分で、一日が新月、十五日が満月、と月の満ち欠けに合わせた呼び名ってだけだから、
春夏秋冬の季節感は、あくまでも二十四節気で見るんだよね。
旧暦に責任を負わせるほどの罪は無かった。ごめんなさい。
以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。
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