心斎橋角座で松竹怪談
はじめましての人も、前から知ってる方も、ごきげんよう。
岡埜 由木古です。
今は道頓堀じゃないんだ。
(文字数:約1800文字)
渡辺 裕薫の怪談語り
2025年11月9日 開演13:00
DAIHATSU心斎橋角座にて
道頓堀五座の一
江戸時代の大阪・道頓堀には、芝居小屋が立ち並び、その中でも五座が威勢を振るっていたんだ。
角座・浪花座・中座・朝日座・弁天座の五劇場。
明治になって映画館に変わったり空襲にあって焼失したりして、1980年代には(芝居劇場としては)角座と中座を残すのみになって、1984年に角座、2002年には中座が、道頓堀からは姿を消して、
2025年現在の角座は心斎橋にあるというわけです。
私が大阪に移住したのは2005年以降なので、道頓堀五座については存在すら知らなかったのだが、
配偶者は小学生の頃、祖父に連れられ唄啓劇団(京唄子・鳳啓助)の舞台を見に行った事がある。
シンプレ渡辺さんの怪談
角座は松竹芸能の劇場です。
シンデレラエキスプレス(略称シンプレ)は松竹芸能の漫才師、なんですが、
シンプレ渡辺さんは怪談イベントを主催したりプロレスイベントの司会をしたり、MBSラジオでレギュラーだったりもして、AMラジオの住人である配偶者の携帯(ガラケー)には、いつの間にか渡辺さん主催のイベント案内が届くようになった。
そして私も誘われるようになった。
(*・ω・)(・∀・)
誤解を招く事を想定した上で明記したいのだが、シンプレ渡辺さんの怪談は怖くない。
……と書くと誤解を確実に招くので追記したいのだが、会場内の照明は落とされているし、語られる内容そのものはしっかり怖い。
しかし渡辺さんの語り口だったり雰囲気だったりが、全体を包み込んで、「おばあちゃんが助けてくれたのかも」系の話も時には紛れ込むけれども、全然気持ちが良くないはずの話であっても、
何やらほのぼのと心穏やかな話を聞けたような気がしてしまう。
(*・ω・)(・∀・)味わいが深い
夜中に思い出してトイレに行けなくもならない。
2時間ぶっ通しの語りの内3分の1は、これまでにも聞いてきて知っていた話だけれども、古典落語のごとく繰り返し聞いていられる。
(^ω^)ああ(^∀^)あの話だ
最後は舞台が明るくなって、やっぱり本領は漫才師さんなので、ふんだんに笑わせて帰してくれる。
この話は何度聞いてもおもろい
(>ω<)ノシ(>∀<)名言だ
何がどうしてそうなった?
しかし心穏やかに聴けるあまりα波でも出ていたのか、開演50分を過ぎた辺りから私は眠くなってきて、半分うとうとしながら聴き続ける。
そして実を言うと渡辺さん登場時から疑問だったんだが、会場の暗さのせいなのか、会場の隅にいた私の視界のせいなのか、
渡辺さんこんな顔していないよな? って顔が私には見えている。
丸顔で頬がふっくらしていて黒い前髪がフサフサ。
たむら○んじさんと月亭方○さんを足して2で割ったような、という事はチャン○大城さんが一番近いかな?
……ちゃうちゃう。渡辺さんやん。
それやのに渡辺さんの要素ちっとも無いやん。
声も語り口調も体型も渡辺さんなのに、なんで顔だけ、多分私にだけそんな風に見えてんの?
やがて渡辺さんの顔に見えてきて、ああ、暗さに目が慣れてなかっただけか、と思いきや、うとうとし出すとまた別の顔が、渡辺さんの顔形や動きに合わせて、お面のように重なって見えてくる。
お面、という事は渡辺さん御本人にまで影響は無いだろう、そこまで悪いもんじゃないだろうな、と思いつつ、
とりわけ前髪フサフサなのが不思議なんだ。額に黒い塗料でも塗ってるのか? と思えるくらいだったが、最後に舞台が明るくなったらもちろん渡辺さんの額はそのままだったし。
半分うとうとしながら聞いていた、角座を含む人形浄瑠璃の歴史を思い返すと味わい深い……気もしたけど、
だから今の角座は当時の場所には無いんだよな。謎。
以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。
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