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実はスパイがいた葛井寺

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 それは私“(・艸・)くすくす

(文字数:約2200文字)


  4月15日〜20日と、
  4月29日(火・祝)〜5月6日(火・祝)
  の前期・後期に分けて行われる、

  葛井寺
  十一面千手千眼観音菩薩開扉
  並びに、
  阿弥陀二十五菩薩堂落慶記念の、

  特別拝観に行ってきたんです。

  更に4月20日(日曜日)は、
  御詠歌奉詠があるという事で、
  それを目掛けて。

  肝心の千手観音と阿弥陀堂については、
  また明日。


藤井寺ちゃいますのん

  まず私は御詠歌教室の、
  先生御住職に、
  イベントのチラシをお見せしたのです。

  「これは……、
   私の知っている藤井寺、ですか?
   漢字が違うのですが」
  「同じお寺です。
   地名は読みやすいように藤ですけど、
   本来のお寺の名前は葛なんです」

  境内では藤の花も育てていて、
  毎年の藤まつりの一環としての、
  特別拝観だけれども、

  古代の葛井氏が、
  製粉や繊維業に利用したと思われるのは、
  赤い花が咲くくずの方だからね。
  古代は葛の字も「ふじ」と読んでいたからね。


なぜなぜどうして分からない

  「それで……、
   金剛流御詠歌、ですけれども、
   御室おむろ金剛講ですか……。
   どうしてウチに依頼が来なかったんだろう……」

  おっと(・∀・)

  ホンマや。
  よぉ見たら私が習っている、
  御住職の所属先と違うわ。

  金剛流御詠歌、は一緒だけど、
  御住職の所属は、金剛講で、
  チラシに書かれてるのは、御室金剛講。

  ややこしや。

  「そうか。
   藤井寺の総本山は仁和寺にんなじか」

  (?∀?)

  えっとね。
  それで改めて調べたんだけども、

  真言宗、の中でも、
  高野山を中心に組織されてきた、
  古義真言宗、は更に、
  
  真言宗高野派(金剛峯寺)、
  真言宗御室派(仁和寺)、
  真言宗大覚寺派(大覚寺)の、
  主に三つのグループで構成されてんだって。

  だから大枠では一緒なんだけど、
  日頃の活動場所なんかが違うので、
  気質とか方針とかも微妙に変わる。


それを踏まえて当日だ

  「一緒に行きましょうか」
  と御住職から誘われましたけれど、

  「日曜ですよ」
  「ああ。それは無理だ(泣)」
       ↑土日こそが本職(僧侶)

  というわけで私がスパイ(・m・)ふふふ。

  阿弥陀堂の前に設けたステージで、
  御詠歌をお唱えする間は、
  阿弥陀如来の正面の壁を取り払い、

  まずは本堂で御詠歌を唱えてから、
  お鈴を鳴らしつつ阿弥陀堂へ移動。

  阿弥陀堂でも阿弥陀如来に向かって、
  おそらく阿弥陀如来を讃える御詠歌を、
  お唱えした後、

  僧侶六名がお堂を出て、
  ステージに立ち並んだのだが、
  おや皆さん鈴鉦れいしょうはお持ちでない。
        ↑御詠歌を唱える際の道具

  「ピアノ伴奏で歌います」
  なにーーーーっ!

  「二部や三部の合唱曲にもしてみます」
  なになにーーーーっ!!


ありがたいセットリスト

  ステージ前の椅子や立ち見で並んだ人たちには、
  曲目と歌詞と奉詠者のご紹介を書いた、
  しおり(見出し画像↑)が配られていたので、

  私この7曲中の、
  3曲くらいはお唱え出来るよ♪

  それはそれとして立ち並んだ皆様は、
  ウィーンの楽友協会大ホールでも、
  ドバイのブルジュ・ハリファ前特設ステージでも、
  お唱えしたメンバーという事で、

  ピアノ伴奏に三声合唱は、
  それはチャレンジングなんだけども、

  ごめん。ピアノ無しでお唱えされた、
  『八葉』が最もグッときた。

  ピアノがあかんとは言わんねんけど、
  鈴鉦のみでお唱えする感覚に、
  慣れ過ぎてるせいかも分からんけど。

  時間の都合で一時間ほど、
  『聖誕(花まつり和讃)』
  『光明(高祖弘法大師 第二番)』
  『三宝和讃』
  『八葉』
  『相互供養和讃』
  をお唱えした後、

  皆さん阿弥陀堂に戻って、
  阿弥陀如来の前に並べていたらしい、
  鈴鉦を引き取ってから退場。

  まぁしかし御詠歌は本来、
  「仏に向けて捧げられる」ものなので、
  一般市民に向けて披露するとなると、
  そりゃ伝わりやすく工夫していってええよな。


スパイ終了

  もちろんしおりも御住職にお見せした。

  「ああ。はいはい。
   この六名のうちの、
   こっちのお二人は知ってます」

  御住職の名前をお聞かせでもしていたら、
  ビビられたかもしれんな。
  まさか(・m・)こんなところに

  「ピアノ曲に合唱アレンジね。
   やってるみたいですね」
  「御室金剛講は今年、
   発足10周年という事で」

  ちなみに金剛講は今年、
  100周年なんだよ♪
  だから(・∀・)ややこしやて

  「11月15日に祇園で、
   舞妓さんも呼んで御詠歌を、
   披露するそうですが」
  「はあ。祇園で」

  「私らも何かそうした、
   宣伝や新しい試みを、
   やっていきたいんですが」

  伝統とか本来の様式とか、
  堅いこと言わずに他所からも、
  常に何かしら取り入れようとする、
  この御住職が私は好きだ。

  だからこそ(^∀^)スパイにもなる


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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岡埜 由木古(偏光) 何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!