後づけ
このあいだの週末に前回がいつだったかもう思い出せないくらいぶりにオールをした。わりと普段一緒に遊んでいる同僚(Yということにしよう)と、育児の都合で普段出社していない同僚(Mにする)の住んでいるあたりまで軽い遠出をして、9時過ぎくらいにMと一旦解散した後に、「せっかくだからどっか寄っていきますか」ということになった。このセリフは書くとそういうことになるだけで、多分どちらも言葉にしていない。
2軒目でしばらくして、何時だっけ、そういえば終電は、という話になったら、Yは「ちょうど今出発しました」
「でもまあ行けるところまで行ってタクシーで帰ります」と俺(Oだろう)から見るとかなり余裕で、「この男、手慣れている」と思わさせた。Oはまだ帰れる時間だったけど、なんかわるいなとも思っていたから、「もしよければ池袋らへんにでも行くかね」と今度は本当に言葉にした。
Yはそのことを一緒に住んでいる彼女に連絡をして軽く気まずくなっていたように見えた。なるほど、あの余裕はそういう状況でも帰ったということをパフォーマンスする、というスタンスによる割り切りからくるものだったのかなと、書いていてふと考え、だとしたらOは余計なことをしたことにはなる。
西口の公園でMがお土産に渡してくれた賞味期限の切れた缶ビールと切れてないビールを飲みくらべしていた。酔っ払っている若い男にそれを飲ませて口から霧吹きみたいにぶっかけられていた。空き缶を捨てる場所を探して街をうろついていた(本当にゴミ箱が見つけづらい)。鳥貴族に入ったら「3時半ラストオーダーだけど大丈夫ですか?」と聞かれて、閉まるまでそこにいた後に外に出たら空がぼんやり白んでいた。
あそこにいた連中どうなったのかな、と公園に戻ったら夜がもう明けていて、つぶれているやつもいたし、そのままの時間が続いているやつもいた。かつて二人にビールを吹きかけてきたつぶれているやつが誰にも世話をされていなくて「少しさびしい感じするね」とYと話していたら、ちゃんと仲間がその後に迎えに来た。いつものことなんだろう。
「エンディングまで見られましたね」とYは口にした。
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