12. AIがどれだけ進化しても、人の迷いは消えない── 技術が埋めない「最後の空白」
はじめに
生成AIの進化は、本当にすさまじいと思います。
昨日できなかったことが
今日には当たり前のようにできる
そんな変化が、
何度も起きています。
それを見ていると、
「もう人が迷う時代じゃない」
そんな錯覚を覚えることもあります。
でも、
私はむしろ逆だと感じています。
技術が進んでも、迷いは減らない
AIが進化すれば、
情報はすぐ手に入る
選択肢もすぐ出てくる
答えっぽいものも簡単に見つかる
それでも、
どれを選ぶか
本当にそれでいいのか
自分は何を大事にしたいのか
この迷いは、消えません。
むしろ選択肢が増え迷いも増えます。
なぜなら、
その迷いは技術の問題ではないからです。
AIは「選択肢」をくれるが「決断」はくれない
AIができることは、
年々増えています。
でも、
AIができないことも、
実ははっきりしています。
価値観を決める
優先順位を決める
何を捨てるかを決める
これらは、
どれだけ技術が進んでも、
AIから提案はされても、
最終的に人の仕事のままです。
迷いがあるのは、悪いことではない
ここで、
一つ大事なことがあります。
迷いがある=弱い
ではありません。
むしろ、
迷える
立ち止まれる
考え直せる
これは、
人間に残された大事な力だと思っています。
AIには、
この「迷い」はありません。
迷いが「止まり」に変わる瞬間がある
ただし、
一つだけ注意すべき点があります。
迷いが、
動かない理由
考えない言い訳
誰かに任せる口実
に変わった瞬間、
人は止まります。
そして最近は、
情報過多により迷った末に
思考停止する
人が増えています。
AIは「迷いを整理する道具」
ここまでの記事で、
何度も書いてきましたが、
AIは、
迷いを消すもの
正解を与えるもの
ではありません。
迷いを整理する道具です。
何に迷っているのか
どこが分からないのか
本当の論点はどこか
それを言葉にするための存在。
技術が進むほど、人の役割ははっきりする
皮肉な話ですが、
技術が進めば進むほど、
人が考えるべきこと
人が引き受けるべき責任
は、
よりくっきりしてきます。
AIが埋めるのは、
「手段」の部分。
最後に残るのは、
人の意思です。
だから必要なのは「使いこなす力」ではない
AI時代に必要なのは、
最新ツールを知っていること
誰よりも詳しいこと
ではありません。
自分は何を大事にしたいのか
何を選び、何を選ばないのか
これを考え続ける力。
まとめ:迷い続けられる人が、最後に進む
迷いがあるからこそ、
人は考えます。
考えるからこそ、
選べます。
AIがどれだけ進化しても、
この部分だけは、
人から奪われない。
むしろ、
ここを放棄した人から、置いていかれる。
次回は、
この連作の最後として、
「AI時代に残る人・残らない人の違い」
をまとめて書きます。
※この記事について
この記事は、
仕事・AI・子育て・思考整理を
「構造」と「判断」の視点で書いている連作の1本です。
