1人朗読/声劇フリー台本【天使派遣事務局】魅惑の契約成立編
タイトル:天使派遣事務局(魅惑の契約成立編)
登場人物:天使サキュン(女性): 天使のフリをした悪魔サキュバス。可愛らしい声と、時折見せる悪魔的な本性が魅力。
所要時間:15分程度
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(SE:冒頭は清らかで可愛らしい天使の音楽。しかし、すぐにどこか妖しげな、甘い雰囲気のBGMに変わっていく)
天使サキュン: (元気よく天使のような声で)
はーい…いらっしゃいませ…こちらは、あなたの心の奥底にある願いを、そっと、けれど確実に叶える…天使派遣事務局エンジェル・デリバリーでございます…。
わたくしは、受付担当の天使サキュンと申します…。どうぞ…あなたの甘美な願いを、わたくしにお聞かせください🎶
《依頼人の少し長い説明、切実な願いを語る様子》
天使サキュン: (依頼を聞く何度か相づち)うん、うん、うん、うん…。
(うっとりとした声で) まあ…まあ…なんと深く情熱的な願いでしょう…。その暗闇の中で、一筋の光を求めるような…そんな切実な想い…わたくしの胸に、深く突き刺さりますわ…。
そして…少しばかり、いえ、かなりドロドロとしたご要望でございますね…。
(心の中で) こりゃあ、完全に悪魔案件だわ…。
天使サキュン: (真剣な声色で) お客様、少々よろしいでしょうか?わたくし、熟考いたしました結果、今回の御依頼内容、実は…天使よりも悪魔の方が、より適任かと存じます。
《依頼人が驚いた様子》
天使サキュン: え?なぜかと仰いますか?
それでは…少々ご説明させて頂きますね。天使というのは基本的に、清らかな願いや、魂の救済、心の癒やしといった、どちらかというと間接的なサポートを得意とする存在なのです。
もちろん、奇跡的な力も持ち合わせておりますが、その行使には様々な制約がありまして…。下手をすると、有耶無耶になってしまうことも、残念ながらございます。
例えば…癒やしのエンジェル・フワリーは、きっとお客様の心を優しく包み込み、闘争心を失わせるでしょう。しかし、それはお客様の 願望の根本的な解決にはなりません。
知恵のエンジェル・カシコは、きっと賢い策略を授けてくれるでしょう。しかし、それは回りくどく、時間がかかるかもしれません。
応援のエンジェル・ドキドキは…まあ、頑張ってください!としか言わないでしょうね!
(前のめりに)
天使サキュン: しかし、悪魔は違います!悪魔というのは、契約に基づき、直接的かつ確実に、依頼を遂行するプロフェッショナル!特に、お客様のような、強い願望、野心といった、ある種、人間の根源的なエネルギーを必要とする願いに対しては、悪魔の右に出る者はおりません!
(さらに熱弁)
天使サキュン: そして…天使への報酬というのは、感謝の念であったり、信仰心であったり、目に見えない精神的なものが主となります。
もちろん、それも尊いものですが、いささか曖昧模糊としておりますでしょう?
しかし、悪魔への対価は明確です!魂、生気、具体的な物質…そして、何よりも、契約者の強い意志!対価が明確であればあるほど、悪魔は忠実に、そして確実に依頼を遂行するのです!
(力説)
天使サキュン: 今回、お客様の御依頼内容は、まさに悪魔が最も得意とする分野!制約の多い中途半端な天使を派遣して、曖昧な結果に終わらせるよりも、悪魔を派遣して、確実に目的を達成する方が、お客様にとって最善の選択だと、わたくしは確信しております!
《依頼人が何か質問した様子》
天使サキュン: え?生気とは何か、と?
ふふ…良い質問ですね。生気とは、人が生きる上で必要な、根源的なエネルギーのことです。喜び、悲しみ、怒り…そういった感情の奔流そのものが、生気の源となります。そして、悪魔は、その生気を糧とし、力に変えるのです。
ご安心ください、ほんの一部、お客様の強烈な 願望の雫を頂戴するだけで、お客様の望む未来を、悪魔は必ずや、貴方の望むものとするでしょう!
(甘い声で誘うように)
天使サキュン: いかがでしょうか、お客様?この際、天使という概念に囚われるのはおやめになりませんか?わたくしは、お客様の願いを叶えるために、最も 最適な手段をご提案しているまでです。
そして、悪魔的なまでの強い願いを理解し、真の意味で応えられるのは…
(ゆっくり甘い声で)
天使サキュン: お客様♡実を申しますと、こちらのご依頼内容…まさに、わたくし…サキュンの得意とするところなのです!
天使の力では、どうしても表面的な解決にしかなりません。清らかな心?慈悲の心?そんなもので、お客様の燃え上がるような 願望を本当に満たせると思いますか?いいえ!断じて、そんなことはありません!
(前のめり、魅惑的に艶っぽく)
天使サキュン: お客様が本当に求めているのは、もっと 直接的で、もっと 強烈な力…そうでしょう?
誰にも邪魔されず、己の 願望を貫き通す 絶対的な力!そして、その 願望を 実現した時の、甘美な陶酔感…!
(さらに言葉を重ね、相手を惹き込むように)
天使サキュン: わたくしにはわかるのです…お客様の 魂の奥底に眠る、 真の渇望が…。
それは、天使の 清らかさ などという生温いものでは満たされない…もっと 熱くて、ん… ちょっぴり危険な何かを求めているのでしょう?
《ここで、サキュンは自身の魅力を最大限に発揮し始める。声は甘く、相手の心を捉えて離さない》
天使サキュン: (甘い吐息混じりの声で) お客様…わたくしは、天使の仮面を被っておりますが…その奥には…あなたの 願望を 本当に理解し、共に 浸ることができる存在を兼ね備えております…。天使の 制約など、この際、意味を持ちません。
わたくしと契約すれば…あなたの 願望は、何にも 邪魔されることなく、完全に成就するでしょう…。
《依頼人が、サキュバスの魅力に 徐々に囚われていく様子》
天使サキュン: (さらに甘く囁きかけながら) そして…その対価としていただくのは…お客様の燃えるような生気…そして…わたくしへの 絶対的な 信頼…
そして…愛… ふふ…もちろん、それは 形式的なものです…。大切なのは、お客様の 願望が叶うこと…ただ、それだけなのです…。
《依頼人が、完全に魅了され、抗えない様子》
天使サキュン: (恍惚とした声で) ああ…お客様の瞳が…わたくしだけを見つめていらっしゃいますね…。もう、何もかも…どうでもよくなってしまったのでしょう?ただ、わたくしの 傍ににいたい…わたくしの力を借りたいと… 純粋に、そう思われているのですね…。
(手を優しく重ねるような仕草)
天使サキュン: よろしいでしょう…。あなたの 純粋な願い…わたくしが、全て受け止めます…。
さあ…この契約書に…あなたの 美しい名前を…
そして…あなたの魂の 合意を…
(契約成立の効果音。甘く、陶酔感のあるSE)
天使サキュン: ( 勝利の笑みを浮かべて優しく)
ようこそ…わたくしの世界へ…。もう、 何も心配はいりません…。あなたの 願望は、このサキュンが、必ずや… 甘い果実へと育ててみせますから…。
さあ…共に、禁断の果実を味わいましょう…♡
(天使のようなキラキラ音に雑音が混じるSE)
天使サキュン: エンジェル・デリバリー、今宵もあなただけの特別な…悪夢…もとい、夢を叶えます…
おわり
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