鼓膜に届かない深津絵里のため息
先日、キッチンをリフォームしたという知人が、シンク水道の音が静か過ぎて困ると嘆いている。食器洗いの時など、あまりの水流の静寂さに止めるのを忘れてしまうのだと言う。
ホンマかいなとツっこんだのだけど、どうやらホンマらしい。
流水たるもの、ひねれば
ジャアアアーーーーーーーーーーーー
と音を立てるもんだが、もうなにやら
ハアァ…
ハァーーーーー … ン…
ハァンーーーーーーーーーーーーーーーン
と、深津絵里のかぼそいため息程度にしかしないらしい。深津絵里のため息を実際に聞いた事はないし彼もない。
静かと言えば、昨今の静か過ぎる車のエンジンも厄介だ。後ろからの接近に気づかず、時折
ひゃッ、いやんっ💦と危険な目に遭う事も多い。
先日通勤電車での4人ボックス席、インバウンドの若者2人が前に座って来て、仲が良いのだろう向こうの言葉でずうっと喋り続けていた。こちらが、さて降りようと立ち上がった頃よくよく聞こえて来たのは、日本人同士が普通に会話する日本語であった。
もうこうなると聴力云々より脳の問題か。
聞こえない、に加え、見えない。買い物時に最近お目にかかる新種のカード決済機。側から暗証番号が認識できぬ様、0から9の文字が並ぶ液晶画面が異常に暗い。一生懸命目を凝らしても、どこが3なのか7なのか屈辱的に判別できない。目をパチパチ、眼鏡上げ下げなどして苦慮している私の様子を店員さんはさぞかし苦笑いして見ているのだろう。てかこれじゃ盗み見どうこうの前にオレが押せねーよー。
もう文明の進歩とか嫌いっ
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つまらないからって、ため息はつかないで…↓
