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育児記録|息子(6歳、4歳)のはじめてのバイオリン発表会 (2) 当日の様子と息子たちの反応、思ったこと。

当日。息子たちは厳かな雰囲気の会場を見て明らかに緊張していた。
到着するなり2人してじゃれあい、その延長線で喧嘩。思いやられるなあ…

出番直前のリハーサル。順番の早い次男からだったが、バイオリンを顎で挟んだだけで手で支えもせずに、弓を持つ手もだらんと下がったまま固まった。顔が真っ赤で、今にも泣き出しそうなふくれつら。緊張に戸惑い、ギリギリのプライドでリハーサルを拒否しているのがわかった。あ〜頑張っているなあ、かわいいなあ、と思えるようになったのは、歳を重ね、自分も少し大人になったからだろうか。無理強いせずに、長男に先にリハーサルを済ませて、とお願いした。

当然嫌がる長男だったが、約束していたご褒美ショッピングを思い出させ、「ほら、この後楽しいことあるし、あなたならできるの知ってる。弟が安心できるようにバイオリンを見せてあげて、出だしだけ弾けばいいから!」
チャチャっと終えられることがわかると、リハーサルに取り組んだ。綺麗な音色で、安心。最近メキメキ自信をつけてきている長男。この子は大丈夫ね、舞台に立てる。と確信した。次男も長男の安定した演奏を聴いて、ようやくバイオリンを手にし、少しだけ弾いた。次男は、袖からでてきてお辞儀だけでもできればいいかな。
こんな時いつも思い出すのが、”You should put the bar(expectation) on the floor.”というママ友からの言葉。真実でしかない。私たちはとかく自分に、家族に、他人に、大きく期待しすぎだ。
舞台では、ステージ上に貼られたテープに沿って歩き、おじぎをする練習。2人ともママと一緒じゃないとダメー!!と言って、私も後ろから一緒について行った。はじめてだもんね。怖いよね。

そしてやってきた本番。次男の時はそれはもう喉はカラカラ、心臓バクバクで、私の方がどうにかなりそうだった。
舞台袖に念を送ってみたり、祈ったり、とにかく舞台袖から出てきますように、と願った。
名前が呼ばれる。少し時間が空いて、次男が出てくる。変な顔をして変な歩き方をして、おじぎのテープのところに立つと、ブタの真似をした。それまでの厳粛な空気とのギャップもあって、私は大笑い。会場も大笑い。次男は安心して、バイオリンを弾き始めた。よかった…演奏が終わると、今度は一丁前にお辞儀をキメ、カッコよく立ち去った。成長したね。

次は長男だ。大丈夫、と思っていたけどやはり私はドキドキ。名前が呼ばれると、彼ははにかんだ顔で出てきて、お辞儀をし、スッとバイオリンを構えた。集中しているのがわかる。澄んだ音色だ。短期間でも確実に準備ができるように、と選んでくれた曲なので、曲自体は単調。しかし、その分、音が際立つ。どちらかというと神経質で、違いに敏感な長男は、バイオリンの音の良し悪しも自分で良くわかっていた。今日は彼の満足のいく音だっただろう。ホールの広い空間に音が響き渡り、本人も心地よさそうだった。

演奏後、長男はすでに来年の発表会を見据えていた。次はきっともっと難しい曲を弾けるようになってるよ!楽しみ!!だなんて、発表会出演を決めた時には想像もできない言葉だった。

今では、幼稚園でもバイオリンの発表会のことを話しているそう。アイデンティティの一つになりつつある。私も親として、大きな意味のある発表会になった。

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