これからのこと
2025年3月に会社を退職した。
とても好きな仕事だったけれど、それ故「休むこと」が疎かになり、子供たちとの時間もただそこに存在しているだけになっていた。
当時は家の事も「ちゃんと」やっている、やれていると思っていたけれど、そこに心がなかったことに気付くことができた。
やってみたい事はあったけれど、それはとてもぼんやりしていて、形にする術が見つからなかった。
これからどうしていこうか。
自分と向き合って、本当はどんな風に生きたくて、将来どんな風になっていたいかを問いながら暮らした。
色んな本を読み漁った。
そんな日々の中で変わらずに好きだったのが、季節の手仕事。
そして季節ごとの美味しいを味わう事。

今年もたのしみ!
春は山菜や野草を採りに行くのが愉しみ。野草茶とよもぎ団子を作りたい。
夏には梅仕事。塩分濃度を低くした梅干し作りに初挑戦する予定。
秋になったらサツマイモ。今年こそはツルでカゴを編みたい。
冬はしめ飾りに味噌作り。お味噌汁を食べる回数が増えたから、沢山仕込まなければ!
季節を感じながらやりたいことが溢れてる。

私にとって自然の中での暮らしがベースにあることは、心身共に心地よい状態を保つのに必須なのだと知った。
今の課題は、やるべきことが立て込んでも、ペースを崩さない「しなやかさ」を得ることかもしれない。
それを大切にしながら、どう働くか。
これからのこと
キエーロ(コンポスト)との出会い
小学生の頃の社会科で森林伐採の勉強をした。
それを知った時の恐怖心。どんどん伐採されていく様を想像して、なんとも言えない怖さに襲われた。
その次はゴミ問題。
日本の最終処分場はあと20年前後でいっぱいになるという。
こういう現実を知ってしまうと、正義感とかでは全くなくて、ただただ怖くなってしまう。
知らなければいけない現実と、現実を知る怖さ。
そこから目を背けたり、これではいけないと向き合ったり、その時々で自分自身とバランスを取りながら暮らしてきた。
ある日、次男と散歩していると
「大きくなったらパン屋さんになろっかな~」と、満面の笑みで私に言った。
その時の私の正直な気持ちは、「この子たちに明るい未来がくるのだろうか?」ということだった。(我ながら心配性だなぁと思う)
そして同時に、何かしなきゃ!という想いに駆られた。

図工の時間に作ったお面を披露中
ちょっとこわい笑
そんな時に出会ったのが「キエーロ」という生ごみ消滅型コンポスト。
キエーロってなに?
「キエーロ」は土の中のバクテリアのための家です。
特別な菌は必要ありません。
黒土1グラムの中に数億個のバクテリアがいて生ごみを分解し、
ほとんど増えることはありません。
続けて使っていくと、やがて栄養豊かな土になり、
堆肥としていつでも使うことができます。
(使ったら土を補充します)
生ごみが無くなるとごみ収集日を気にしなくてもすみます。
ぜひ、バクテリアに餌をあたえるつもりで、楽しみながら生ごみを処理してください。
分解の過程をキエーロのなかで実感できます。
さあ、地球のため、自分自身のため
キエーロで生ごみを消しましょう!
これまで仕事で10年以上建築に携わってきて、廃材の多さを目の当たりにしていた。
キエーロを知って、これなら廃材で作れるじゃないか!と思った。
自宅用に作った一台が、どうしようもなく愛おしい。
土を入れただけのシンプルな木箱。
土の先住民である微生物たちが、生ごみと言われるものをせっせと分解してくれる。
この小さな微生物たちから、自然の偉大さを感じている。
私にできること
周りには、お世話になった大工さんや材木屋さんがいる。
そこに廃材がある。
ここに私がいる。
すなわち
廃材をアップサイクルしたコンポストを広めるのが、私のやるべき、いや、やりたいことだと思った。
建築現場で出た木材は回収され、捨てられるというよりは木質チップ等に加工されリサイクルされている。
素晴らしい取り組みだと思う。
けれど現場では、まだまだきれいで使える木材が沢山廃棄されているのが現状。
それらをコンポストに加工し、家庭から生ごみを減らすことができたら最高じゃないか!という考えに至った。
水分を多く含む生ごみは焼却処分の際も大きなパワーが必要で、それを少しでも減らせたらいいなぁと思う。
そんなわけで、これを形にしようと東奔西走する日々が始まった。
現実は甘くなくて、というか自分が甘々であることを痛感。
これだけで生きていくのはどう考えても難しい。
頭ではそう理解したはずなのに、その数日後には、また諦められなくて走り出していた。
往生際が悪すぎる。
誰に何を言われても止められないから、もうこのままでいいんだと思う。
自分の無力さにぶち当たり落ち込む日々だけど、
嬉しくても悲しくても悔しくても、それは私の内側だけの問題で、周りは何も知らずに流れている。
だから、考えすぎない!考えるより動くのだ!とまた自身に言い聞かせる。
初めてのワークショップ
キエーロが愉しいとルンルンで話す私の姿を見た友人が「私もやってみたい!」と言ってくれた。
そして先日、ワークショップとしてキエーロ作りをすることができたのだ。
人生で初めての経験。
何を?どこまで?どうすればいいの?
準備の時点で分からないことばかりだったけれど、自ら作ることで愛着を持って欲しいと考え、子供たちにも手伝ってもらえる部分を組み込んだ。

そう言ってトントン♪

これは私の大切な一歩になった。
ゼロが0.00001くらいにはなった感じ。
理想や頂上ばかり見ずに、まず自分の周りの大切な人に心を込めて届けていこう。
仕事。季節のこと。コンポスト。そして家族のこと。
やるべきこととやりたいことが盛り沢山。
それぞれを大切にしながら、どうバランスを取っていくのか。
大きな課題!
燃える!!!
ということで、道なき道を掻き分けながら、とにかくやってみようと思います。
