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工場勤務で気づいた。「仕事ができる人ほど、“忙しい”を口癖にしない」

「今日忙しい。」

仕事をしていれば、普通にあります。

入荷が重なる。

急ぎの仕事が入る。

人が足りない。

予定外のトラブルが起きる。

「今日は無理かも。」

と思う日だってあります。

私もあります。

でも、いろいろな人と働いていると、

本当に仕事をたくさん抱えているのに、

あまり「忙しい」と言わない人

がいることに気づきました。

逆に、

朝からずっと、

「忙しい。」

「時間ない。」

「無理。」

と言っている人もいます。

もちろん、仕事量は人によって違います。

だから、

「忙しいと言う人=仕事ができない」

という話ではありません。

ただ、仕事ができる人を見ていると、

忙しいときに考えていることが少し違う気がします。

「忙しい」は、仕事の状態を説明していない

例えば、

「今日忙しいです。」

と言われたとします。

でも、これだけでは実は何も分かりません。

何が忙しい?

何時まで忙しい?

どの仕事が終わらない?

手伝いが必要?

今日中に終わらない?

全部分かりません。

一方で、

「15時出荷の分がまだ終わっていません。」

「あと30分あれば終わります。」

「この作業だけ手伝ってもらえれば間に合います。」

こう言われれば、周りも動けます。

つまり、

「忙しい」は感想だけど、「何が終わらない」は情報

なんですよね。

仕事ができる人は「忙しい」を分解する

仕事が重なったとき、

全部をまとめて、

「忙しい!」

と考えると、余計に焦ります。

でも一つずつ見ると、

午前中に終わらせるもの。

今日中のもの。

明日でもいいもの。

誰かにお願いできるもの。

意外と分けられます。

仕事ができる人は、

「仕事がいっぱいある。」

で止まらず、

「何が、どれくらいあるのか」

まで見ています。

だから、

「ここだけ間に合わない。」

が分かる。

すると対策もできます。

「忙しい」と言い続けると、周りが話しかけなくなる

これも現場では結構大きいと思います。

いつも、

「忙しい。」

「今無理。」

「時間ない。」

と言っている人。

周りからすると、

だんだん声をかけにくくなります。

「これ聞きたいけど、あとにしよう。」

「忙しそうだから自分で判断しよう。」

となる。

でも、その質問が品質や安全に関係するものだったら?

本当は早く共有した方がいい情報だったら?

「忙しい」という言葉が、

必要な情報まで遠ざけてしまう

ことがあります。

本当に忙しいときほど、周りに伝えた方がいい

だからといって、

忙しいことを隠した方がいいわけではありません。

むしろ逆です。

本当に仕事が回らないなら、

早く言った方がいい。

ただ、

「忙しいです。」

だけではなく、

「○○が今日中に終わらない可能性があります。」

「○○まで手伝ってもらえませんか?」

「この仕事を明日に回しても大丈夫ですか?」

ここまで伝える。

すると、

ただの弱音ではなく、

仕事を進めるための相談

になります。

この違いは大きいと思います。

「大丈夫です」も危ない

反対に、

何でも、

「大丈夫です。」

と言ってしまうのも危ないと思っています。

明らかに仕事が多い。

でも、

「できます。」

「大丈夫です。」

と全部引き受ける。

そして夕方になって、

「すみません、終わりませんでした。」

となる。

これでは周りも対応できません。

大切なのは、

忙しいと言わないことではなく、

自分の仕事量を正しく伝えること。

できる。

できない。

間に合う。

間に合わない。

手伝ってほしい。

これを早く言える人の方が、結果的に仕事は安定します。

「忙しい人」と「忙しそうな人」は違う

現場を見ていると、

すごく忙しそうに見える人がいます。

ずっと歩いている。

何かを探している。

何人もの人と話している。

あっちへ行って、また戻ってくる。

一方で、

静かに仕事をしている人もいます。

見た目には、それほど忙しそうではありません。

でも一日の終わりを見ると、

かなりの仕事が終わっている。

この違いを見ると、

忙しそうに見えることと、仕事量は必ずしも同じではない

と感じます。

仕事ができる人ほど、動く前に整理している

仕事が増えたとき、

焦って全部に手をつける。

これは私もやってしまうことがあります。

Aを始める。

途中でBを思い出す。

Bを始めたらCを頼まれる。

Cをやっている途中で、

「あ、A終わってない。」

となる。

気づけば、全部途中です。

だから仕事が増えたときほど、

一度だけ止まる。

何がある?

期限は?

どれから終わらせる?

それを決める。

ほんの数分です。

でも、

忙しいときの数分は、暇なときの数分より価値がある

と思っています。

「忙しい」は、頑張っている証明ではない

昔は、

忙しい=頑張っている

という感覚が少しありました。

残業している。

走り回っている。

たくさん仕事を抱えている。

だから頑張っている。

もちろん、本当に頑張っている人もいます。

でも仕事の目的は、

忙しくなることではありません。

必要な仕事を、

安全に。

正確に。

期限までに終わらせる。

そこが大切です。

だから、

忙しくないのに仕事が終わっているなら、それが一番いい。

むしろ、その状態を作るために改善するのだと思います。

「暇そうに見える人」が実はすごいこともある

いつも余裕がある。

トラブルも少ない。

残業も少ない。

一見すると、

「あの人、そんなに仕事ないのかな。」

と思われることがあります。

でも実は、

事前に準備している。

仕事をためない。

問題が小さいうちに処理する。

周りと情報を共有している。

仕組みを作っている。

だから忙しくならない。

もしそうなら、

その人は暇なのではなく、

忙しくならない働き方を作っている

のかもしれません。

忙しさを減らすことも、立派な仕事

現場では、

今日の仕事を終わらせることに目が向きます。

でも、

毎週同じことで忙しくなっているなら、

一度考えてみる価値があります。

なぜ毎回ここで時間がかかる?

なぜ毎回探している?

なぜ毎回急ぎになる?

なぜ毎回同じ人に集中する?

一つ原因をなくせば、

来週から忙しさが少し減ります。

仕事ができる人は、

目の前の仕事を処理するだけではなく、

「次からこの仕事を発生させない方法」

まで考えているのだと思います。

おわりに

「忙しい。」

仕事をしていれば、言いたくなる日があります。

私も普通に言います。笑

だから言ってはいけないとは思いません。

でも、

「忙しい。」

で終わるのではなく、

そのあとに、

「何が原因で忙しいんだろう?」

と考えてみる。

仕事量が多い?

期限が重なっている?

探し物が多い?

やり直しがある?

自分に仕事が集中している?

そこまで分かれば、次にやることが見えてきます。

仕事ができる人は、

忙しくならない人ではありません。

忙しくなったときに、

「忙しい」という大きな塊を、小さな問題に分けられる人。

そして一つずつ消していく。

結果として、

周りから見るといつも少し余裕がある。

工場で働いていると、

そんな人が本当に仕事の上手な人なのかもしれないと感じます。

もし明日、

「忙しい!」

と言いたくなったら、そのあとに一言だけ、

「何が一番、私を忙しくしている?」

と自分に聞いてみる。

意外と、仕事を楽にするヒントはそこに隠れているかもしれません。もし明日、

「忙しい!」

と言いたくなったら、そのあとに一言だけ、

「何が一番、私を忙しくしている?」

と自分に聞いてみる。

意外と、仕事を楽にするヒントはそこに隠れているかもしれません。

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