「うちは何者にもなれんかった」朝ドラのセリフがITエンジニアの胸に刺さった理由
『私は何者かになれたのか?』
こんにちは、Hibikiです。
皆さんは、朝ドラ「あんぱん」を見てましたか?
とうとう最終回を迎えましたね。
「あんぱん」の中には素敵な言葉が多かったですが、私の胸には主人公のぶが言った
「うちは何者にもなれんかった。」
が刺さっています。
私も長いことIT業界にいますが、「自分は何者かになれたのか?」と考えたりします。
📚️25年間、私は何を積み上げてきたのか?
最近、一人の時に、自身のキャリアを振り返ることが多くなってきました。
IT業界に身を置いて約25年。ITエンジニアとして、それなりのスキルを身に付けてきた自負はあります。数々のプロジェクトを乗り越え、自分の手でシステムを動かしてきたという実感もあります。
ですが、ふと
「自分は、この経験を次世代のために何か形として残せてきただろうか?」
という問いが頭をよぎるようになったのです。
もちろん、30代、40代は管理職として、部下の育成にも関わってきました。
コードレビューをしたり、プロジェクトの進め方を指導したり、管理職として組織を率いる難しさを話したりと、目の前のメンバーに知識を伝える努力はしてきたつもりです。
しかし、それらはどうしてもその場限りのOJTになりがちで、誰もが参照できるような、整理された知識や経験談として何かを残すことはできていませんでした。
日々の業務に追われ、アウトプットを後回しにしてきたことへの反省。
それが、最近の私の「悩み」の正体です。
📚️残すべきもの
そんな自己反省に変化が訪れたのは、ある技術テーマをリサーチしていた時でした。今度出版するKindle本のために「ユーザー認証」の仕組みを根本から学び直していたのです。
調べていくうちに、単なる技術仕様の羅列ではないことに気づきました。
それは、パスワードという仕組みが生まれてから今日に至るまで、絶え間なく続いてきた「攻撃者」と「防御者」の攻防の歴史そのものだったのです。
次々と生まれる攻撃手法に対し、先人たちがどう知恵を絞り、技術を進化させてきたのか。その一つひとつの技術の進化の裏には、必ず解決すべき「問題」と「背景」がありました。
この歴史を知ることで、初めて「なぜ、今この技術が必要なのか」が心から理解できる。その事実に、私は深く感銘を受けました。
そして、こう確信したのです。
技術を伝えるには、その背景にある歴史とセットでなければいけない
知識に厚みがあるITエンジニアを育てるには、その歴史も含めて伝えることが大事
と。
それこそが、私が次世代に残すべき情報なのだと、気付きました。
📚️どう伝えるか
しかし、「歴史を伝えよう」と決意したは良いものの、すぐに新たな壁にぶつかりました。
単に過去の事実を並べるだけでは、それは退屈な歴史の教科書になってしまいます。
正直なところ、ほとんどのエンジニアは昔話に興味はないでしょう。知りたいのは、今すぐ使える技術のはずです。その気持ちは、私も痛いほど分かります。
「最新の技術に触れたい」
「流行りの技術をつかったプログラミングをしてみたい」
「最新技術でどんなことが出来るか試してみたい」
これはもうITエンジニアの本能でしょう。
だからこそ、今回の執筆で私が最も腐心したのは、
その「歴史」が「今」にどう繋がっているのか
その流れをいかにスムーズに描き出すか
その技術がどのような未来を描こうとしているのか
この「過去・現在・未来」という時間軸を、一本の線として読者に体験してもらうこと。それを意識して、構成を考えました。
📚️最初の積み上げ
そして今、その想いを込めて執筆した本が、ようやく完成しました。
本日、2025年9月27日に、販売を開始します。
※Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。
私にとって2冊目の書籍となりますが、これはゴールではなく、新たなスタートラインに立ったに過ぎないと考えています。
これからも、自身の知識と経験を土台としながら、読者の皆さんにとって本当に役立つものは何かを常に考え、一冊一冊、心を込めて執筆を続けていくつもりです。
技術書という形で私の経験を世に問うことで、それが次世代の誰かの仕事に繋がり、未来の「積み上げ」の小さな一片となってくれれば、著者として本望です。
📚️さいごに
もし、ここまで読んで少しでも共感するものがあったなら、あなたにもきっと、語るべき物語があるのでしょう。
その経験は、決して無価値ではありません。むしろ、これからの時代にこそ価値を持つ、貴重な資産なのだと思います。
私はこれからも技術の本質や、私たちベテランエンジニアのキャリアについて、考えを発信していこうと考えています。
コーヒーを片手に、また私の話に付き合っていただけるという方は、ぜひフォローをお願いします。
新しく執筆した本の案内も、こちらでお知らせするつもりです。
あなたと私の「積み上げ」が、未来のIT業界をさらに豊かにすると信じています。
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