[二十四節気:啓蟄2026] 飛騨山椒香る旨豚とゴボウのブラッドオレンジカレー

二十四節気「啓蟄2026」


春分からは新しい地球暦です。
2026/3/5〜2026/3/19「啓蟄」
【啓蟄(けいちつ)】二十四節気の中でも読み方がわからないと言われることが多い聞き慣れない節気の一つです。
冬ごもりをしていた虫や生き物(蟄)が春の陽気に誘われて土から這い出してくる(啓:ひらく、動き始める)頃(3月5日〜20日頃)
という意味です。
この時期になると土の中が動き始めて、雪解けの畑に朝日がさすと湯気が上がっている光景が見られます。
「いよいよ動き出したな…」と思うわけです。まさにエネルギーが動き出す時期。この時期の自然が生み出す光景にはとても強いエナジーを感じます。
土の中で息を潜めていたものが動き出す…というのは、良い現象ばかりでもありません。今年は「丙午」の年。60年の中でエネルギーの強い年です。
裏にあったもの、潜めていた感情や欲望、隠していたこと(悪事も含めて)一気に形になって現れてくる…そんなイメージです。
2月28日からのアメリカのイラン侵攻。
それに加担する日本を含む西側勢。
そしてこんな有事を追い風に進む緊急事態条項(憲法改正)への洗脳。
世界や国家レベルの大きなことばかりではありません。
個人レベルでも色々な思いやわだかまりが表面化してきたりすることも多いようです。
「マジカ…」と思ってしまいますが、これは清算するチャンスでもあります。醜いものに蓋をしてくすぶっていた感情さえもエネルギーを持って表に出てくる。きっとこういう感情が足元にしがみついているから高く飛べいたい時に飛べなかった…なんていう人もいるかも知れません。
…なんて僕は思っています。
少し前に「御上先生」というドラマを配信で見ました。

ちょくちょく僕のYouTubeのショートに流れてきて気になっていたのでカレーの仕込み作業中に流しながらの一気見。
一気見のはずがあまりにも今の世の中の問題点を言い当てているようで、夜家でも真剣に見てしまいました。
答えを与えられていた時代が終わり考える時代へ。
政治、メディア、教育に洗脳された僕らの思考停止がもたらしたこの状況にできる唯一のリカバリー方法は「事象に向き合い、考えること」
劇中で出てくるワード
「The Personal is Political」
個人的なことは政治的なこと
特別新しい言葉ではなくて、1960年代後半から70年代の女性解放運動の中で広まったスローガンだったようです。
もう一つ出てくるワードが
「アクティブリコール」
アクティブリコールとは教科書を読み直す等の受動的な学習ではなく、「何も見ずに内容を思い出す」という能動的なアウトプットを繰り返す、科学的に最強とされる記憶定着法です。
この2つの考え方を用いて自分の身の回りに起きている問題と今のこの国の現状をつなげると、
少なくとも「眠って朝起きたらきっと解決している、良い方向に進んでいるだろう…」なんていうフラワーパーク状態にはならないことがよくわかります。
普段相手のことを徹底的に打ち負かしたり、多少の犠牲は必要悪だと捉えている人は、もしかしたら改憲賛成派かもしれません。
アパレル商品や食品に「ビジュアルの良さ」や「価格」だけで惹かれている人は、政治家の表面的な笑顔に騙されてしまっているかもしれません。
そういうことに気づいてくすぶっていた光のエネルギーが一気に解き放たれるということもありえます。僕はこのドラマはリアルタイムでは知りませんでしたが、どんなアルゴリズムなのか僕のYouTubeショートに流れてきて僕のくすぶった光をツンツンと突っついて来るのです。お陰でちょっとだけ僕の中でも動き始めたようです。
さて、もしこんな研究所の力のないnoteに、ツンツンと突かれてしまったアナタ!
毎度のことですが、ぜひ緊急事態条項について自分の身の回りのことと重ねながら学んでみてください
もし、このリンクが聞かない場合は下記からも見ることができます。
ダウンロードもできます。
https://drive.google.com/file/d/1_i3fmvmDPmRHM0kHHnu7RQcaI4NaOBeN/view?usp=sharing
というわけで今回もやっと【啓蟄】のカレーの話です。あいかわらず前置きが長すぎてスミマセン…そして、もうすぐ【春分】だというのに更新がギリギリですみません…
【飛騨山椒香る旨豚とゴボウのブラッドオレンジカレー】

【啓蟄2026】のカレーは昨年の啓蟄のカレーのリバイバルです。
今年は昨年末にご協力いただいた人気投票の結果を見ながら上位をリバイバルするというスタイルで進めているのですが、投票結果だけではなく、僕の個人的な思いとしてのリバイバルしたいカレーもいくつかあって、その一つがこのブラッドオレンジを使ったカレーなのです。
国産の自然栽培ブラッドオレンジを栽培している農家さんがある
これは別にブラッドオレンジ農家さんだけのことではないのですが、
こういうオーガニック農家さんに支えられているんだ…ということを春分を前にした地球暦最後の節に改めて感謝したい思いです。
キッチンでブラッドオレンジを剥いていると、まな板の上のブラッディーで凄惨に見える現状とは正反対の、爽やかな香りが漂います。
僕にとってオレンジの香りは春の香りです。
この香りをどんな香りを合わせようか?そういう楽しみがあります。
今年は飛騨旨豚(結旨豚)を使ってしっかりと肉に香り付けしたカレーに進化させようと、再研究の末にリバイバルに挑みました。
ゴボウを使うのはこの【啓蟄】に土の中で生き物たちが動き出したときに畑に微かに漂う土の香りを加えたいというのと、「ゴボウ」がカレーの具材として合うという意外性(これはブラッドオレンジにも同じことが言えます)を感じていただきたいという思いからです。
そして今回は全体的にブラッドオレンジを全面に押し出したいという思いから、ココナッツミルクを使わないレシピにしました。
豚肉も今年はブラッドオレンジとスパイスでマリネしたものを活力鍋にかけてトロトロになる寸前の柔らかさにしてあります。
最後にミル挽きの飛騨山椒を一振りすると、オレンジと山椒、同じ柑橘系の香りを探しながら食べる楽しみも生まれます。
実は3月7−8日の「いたばし生花店」が主催する「ミモザまつり」ではこの2日間限定でレモンライスで提供しました。

この時は山椒・オレンジ・レモンの3種の柑橘のコラボです。
こういう香りの共演も食の楽しみの一つですね。
さてこの【啓蟄】のカレー。提供して6営業日が経ちますが、おかげさまでとても好評です。この時点で残す営業日は明日の18日だけというていたらく…本当申し訳ありません…
この【啓蟄2026】のカレーは2026年3月6日・7日・8日・13日(昼・夜)・14日・15日・18日の開所日に味わっていただけます。飛騨地鶏の無水カリーとの相性も抜群の「あいがけ」もお楽しみいただけます!ぜひ店舗に食べに来てください〜(今更ですみません)

【レシピ】
材料 ー4人分ー
□豚バラ肉ブロック 350〜400g
□玉ねぎみじん切り 1個分 約150〜200g
□にんにくみじん切り 15g
□生姜みじん切り 15g
□無塩バター 15g
□カットトマト缶 200g (生トマトだと1個)
□ゴボウ 80g〜100g
□国産ブラッドオレンジ 300g
・マリネ用100g
・ブラッドオレンジ酒粕用 30g
・カレーソース用 40g
□ブラッドオレンジピール 10g(酒粕用)
□基本のカレーパウダー”マイルド” 大さじ2
□塩こうじ 大さじ2(マリネ用も含む)
□梅酢 大さじ1
□塩 少々(調整用)
□米油 大さじ3※₁
□水 200ml (活力鍋)
□飛騨山椒 (お好みで。ミル挽きがおすすめ)
-A-スターターテンパリング用ホールスパイス
Aシナモン 1本
Aカルダモン 5個
Aスターアニス 1個
A青唐辛子 1本(お好みで)
A-1 フェンネル 小さじ1/2
A-1 ブラウンマスタードシード 小さじ1/2
米油 大さじ3(※₁上記分量内)
‐B- ブラッドオレンジ酒粕用
Bレモン汁 15g(大さじ1)
B国産ブラッドオレンジ果肉と果汁 30g ↑ブラッドオレンジのものを使用
B国産ブラッドオレンジピール 10g ↑ブラッドオレンジのものを使用
→白い部分は削ってオレンジの部分だけを使用
B塩糀 大さじ1
B酒粕 30g
B水 50g
‐C- 豚肉マリネ
C 豚バラ肉(肩ロースや腿などお好みで) 350〜400g
※↑上記分量内
C ブラッドオレンジ果肉と果汁100g
C 塩こうじ 大さじ1
C 米油 大さじ1
C カルダモン 5個(ハサミで切り込みを入れる)
C スターアニス 1個
基本のカレーパウダー”マイルド”はコチラからご購入いただけます。
【作り方】
□下準備
・豚バラ肉は一口大に切り、Cの豚肉マリネの原料でマリネしておく。
→マリネ後活力鍋(圧力鍋でもOK※加圧時間は変わります)に入れ、水200mlを加え圧を高にセットして火にかけオモリが振れてきたら火を弱めて1分加熱後火を止めて自然に圧を下げる
・玉ねぎはみじん切りにして、少量の塩(分量外)を振っておく
・ニンニク、生姜はみじん切りにしておく
・生トマトは角切りにしておく(カットトマト缶はそのまま使う)
・ブラッドオレンジは皮を剥いて薄皮も取り果肉だけにしておく
・Bをブレンダーにかけペースト状にしておく→ブラッドオレンジ酒粕
・ブラッドオレンジの皮は包丁で削り取って千切りにしておくか、グレーダーで削っておく。
・ゴボウは皮を向いて乱切りにし、鍋に酢と水を入れて沸騰させたら10分ほど茹でザルに開けておく。
1.フライパンに米油大さじ3を入れスタータースパイスAをテンパリングししカルダモンの皮が緑色から薄茶色になったタイミングでAを取り除き、続いてA-1のフェンネル、ブラウンマスタードシードを入れ、パチパチと弾けてきたらみじん切りの玉葱・バターを入れ少し色づくまで中火〜強火炒める。弱火にしてみじん切りのニンニク・生姜・カットトマトを入れ水分を飛ばし、塩こうじ、梅酢、基本のカレーパウダー”マイルド”を入れ弱火でよく混ぜておく。
2.1にブラッドオレンジ酒粕、ブラッドオレンジの果肉、活力鍋の豚バラ肉を汁ごとを加えよく混ぜ、30分ほど煮込み、最後に塩で味を調整する。
3.盛り付け後仕上げにミル挽きの飛騨山椒をかけて完成。
3月の開所日(営業日)案内

3月の開所日です。
3月20日は【春分の日】で特別開所日【ビリヤニ日和】です。
今年は20日・21日に渡辺酒造の蔵まつりがありますので賑やかになると思います。皆様あまり飲みすぎないように〜
3月27日は延期していた坂本酒店さんとのコラボイベント【スパイスカレーとワインの会@どやな】です。この日は研究所はお休みとなります。
かなり刺激的でスパイシーな美味しさだけでなく学びも多い時間になりそうです。
まだ若干お席が空いておりますので、ぜひ下記リンクよりご予約ください〜
3月13日(金) 昼・夜営業
昼営業は11時〜15時(14時半ラストオーダー)
夜営業は17時〜20時(19時半ラストオーダー)
集客の状況を見ながらですが、3月以降は二十四節気の各節気の間に1日夜営業をする日を入れていこうと考えています。あまりニーズがないようであれば変更していきます。夜営業は昼間なかなか来られないお客様にもぜひ来ていただきたいです。
アルコールの提供はワインを少しご用意する予定です。
ワイン以外のアルコールを飲みたい方は350m缶1本までは持ち込みOKの予定。詳細は日程が近づきましたらInstagramでお知らせいたします。
しばらくこんな風にして月1〜2回のペースで夜営業の可能性を探っていきます。
