見出し画像

映画「プライドと偏見」(Pride & Prejudice, 2005, 英, 監督 Joe Wright)


ご存じ、ジェーン・オースティンの小説を映画化したもののひとつである。以前見たことがあるけれど、BBCのサイトで見つけて再見した。いやはやおもしろい。もちろん、オースティンお得意の、18世紀貴族の婿取り嫁取り騒動である。

なぜ婿取り嫁取りがそんなに大事なのか。特に、ベネット家の母親は心配でしかたない。ベネット家には女ばかり5人姉妹なのだ。とにかく資産家の婿を見つけて結婚させなければ、娘が生きていけない。たまたま資産家のビングリーが引っ越してきた。性格もよいし相手にとして不足はない。長女のジェーンがうってつけだ。

出会いの場に最適の舞踏会があるので5姉妹も出かけたところ、ビングリーもやってきて、うまくジェーンと面通しが終わる。よかったよかったと思ったものの、ビングリーと一緒にやってきた同じく若い貴族ダーシーの高慢な態度に次女のリジーは怒りまくり。

ここまで来ると、ピンと来る。リジーが主人公なのだから、最初は嫌っていたダーシーとリジーをどうやってくっつけるのかが物語の見所だろうと。

もうそこからは、いろいろある、ジェーンが病気になってビングリーの館で闘病して、ビングリーとの仲がより深くなったり。宣教師?が最初はジェーンに求婚しようとしたけれど、ベネット家の母親にリジーを勧められて求婚し、リジーが全力で拒否したり。ふたたび舞踏会があって、リジーはダーシーと踊ることになり、ダーシーを見直したり。とんでもなく高慢なダーシーのおば(ジュディ・ディンチの名演!)がリジーのところに乗り込んできたり。もうドタバタである。

さあ、物語も終盤になった。観ている者はこの結末に納得するだろうか。

みんなとにかく早口で、ジェーン・オースティンの文学的表現が次々と繰り出され、英語の字幕に頼り切りだったけど、見事な物語の運びとリジー演じるキーラ・ナイトレーのとてつもない美しさがこの映画を超おすすめに仕立て上げている。

いいなと思ったら応援しよう!