沖縄の旅~南部編~
前置き
この3月中旬、沖縄に一人旅へ出かけてきました。純然たる観光とボルダリングが目的です。航空券が比較的安かったので、昨年秋にとりあえず飛行機だけ予約していたものですが、あとで適当に組んでいく旅もいいものですね。西海岸や北部は家族旅行で訪れたこともあり、今回は南部と那覇近辺で過ごしました。
奥武島
まずは南城市。車に乗ってしまえば那覇からもかなり近いので、素朴さと都会的な雰囲気が適度にミックスされています。最初に訪れた奥武島は、南城市から海に突き出た小さな島です。天ぷらの島として有名で、何故か海外からの旅行客の方々で溢れています。大らかな空気の中で揚げたての天ぷらを頬張る南国の背徳感がたまりません。★★★です。

斎場御嶽
王朝時代の霊場です。第二尚王朝の最高神女である聞得大君の就任儀礼が行われたといいます。御嶽は沖縄中にあるようですが、こちらは中までしっかり見学できます。入り口から先は山道のような斜度ですが、琉球石灰岩の石畳になっていて、高い格を感じました。神事の際には久高島から白い砂を運び入れたのだそうです。★★★です。

知念岬
南城市の東の海に突き出している岬です。敷地がハート形になっており、公園として整備されていて、SNS向け写真撮影用のアイテムがいろいろ置いてあります。東に広がる大海は、今も昔も変わらぬであろう白波を打ち寄せており、悠久という言葉が浮かんできます。景観が★★★です。

浜辺の茶屋
二日目の朝食は「浜辺の茶屋」にて優雅に頂きました。まだ3月なので朝はちょっと肌寒いのですが、開いた窓からは目の前に浅瀬の海が広がります。海を眺めながら頂くコーヒーは、南国お洒落カフェの極みです。朝ごはんもとても美味しく★★★です。

久高島
神の島と呼ばれ、もともとは国王は聞得大君と久高島に渡って礼拝を行っていて、後に斎場御嶽から礼拝する方式に代わったのだそうです。北端のカベール岬(ハビャーンとも言う)は琉球の創生神アマミキヨが降り立った土地とされていて、東からまっすぐ波が寄せては引く光景からは、神話に相応しい荘厳さも感じられます。集落の雰囲気からは、古い沖縄が今なお生きていることが感じられます。★★★です。
安座真港から船で渡りますが、高速船は意外と揺れたので、船に弱い人はフェリーがおすすめ。


ギャラリーカフェゆくら
那覇の繁華街、国際通りで異彩を放っている御菓子御殿の2階にあるカフェです。お土産物を物色する人で混雑している1階とは別世界で、クラシックな調度と壺屋の名工の作品に囲まれてゆったりと過ごせます。遅くまで明るい沖縄の夜は長くなりがちなので、紅いものスイーツで歩き疲れた身体を休めましょう。お得なランチも食べられるようです。★★★です。

サイクロン
那覇でも古着が盛り上がっていて、街中の至る所で古着屋さんを見かけます。今回は、アメカジの名店「サイクロン」を覗いてみました。場所はモノレール美栄橋駅からすぐで、国際通りからも歩けます。ネルシャツ、ボタンダウン、ジーンズなど、質の高いアメカジアイテムが揃うでしょう。お店では、店主様の助言を得ながら、オリジナルTシャツを購入しました。★★★です。

壺屋やちむん通り
焼き物で有名な壺屋へ行きました。今回は、瞬間接着剤で補修して延命している壺屋のマグカップの買い替えが目的です。通りの端から端まで歩いて、ほぼすべてのお店に入って、じっくりと焼き物を見ることができました。お魚の模様のマグを考えていたのですが、最終的には、新垣陶苑さんでマグカップを二つ購入しました。鮮やかな紺・赤・茶の地に、控えめですが奔放にくねる彫模様の線が入り、重厚な中にもモダンな主張を感じる逸品だと思います。★★★です。

具志頭浜ボルダー
八重瀬町は南城市のすぐ隣、那覇からも体感30分くらいです。琉球石灰岩が浸食で削られ、まさに奇跡の造形。キノコやテーブルのような形の奇岩が立ち並んでいます。ジム以外でルーフを登る機会はなかなかありませんが、ここは4級とかでもどっかぶりが主です。
誰もいなかったため、恥ずかしげもなく超有名課題「チョックストーンアタック」初段に取り付いてみましたが、実力的には100年早く、ぶら下がっただけに終わりました。

そこで、易しい課題もあるパイン岩で遊んで帰りました。タコライス4級はオンサイトで登れましたが、がまく3級はルートを途中で間違えたようです。トポが無いので、Rocktopoを見ながら登ったのですが、細かいところが合ってるかはよくわかりません。あまり気にせず遊んだわけですが、せっかくの機会なので、Youtube動画をダウンロードして現地で確認できるようにしていくべきでした。2026年3月時点で、浜からは、ドコモの電波はアンテナ1本立つかどうかです。

快適な気温と好天に恵まれ、海を目の前にした素晴らしいロケーションの岩場で、じっくり登れる喜びを嚙み締めました。★★★です。

ひめゆりの塔
具志頭浜のある八重瀬町のすぐ隣の糸満市は、沖縄戦の最終段階で陸軍が立てこもり、壊滅した場所です。動員された多くの学生が命を落とした場所でもあり、たくさんの慰霊碑があります。何回も沖縄に行ったのですが、これまで訪れる機会がなかったため、ひめゆりの塔に行ってみました。記念館の展示は大変充実しており、いまでいう中学・高校生くらいの女子生徒を襲った過酷な運命に涙があふれます。未来が平和であることを祈念したいと思います。

まとめ
以上が、今回の沖縄行きで巡った場所です。これから沖縄を旅する方の参考なれば幸いです。
