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【岡崎ぎゃざの原点】「親の先回り」が奪う子どもの経験とは?造形教室誕生の裏側

岡崎ぎゃざの原点:モード学園の「民宿」企画!?

ひぐち: 樋口です。藤井優勢です。席が前後だったアパレルショップオーナーの樋口とサラリーマンの藤井が、偏見と偏愛で話していくポッドキャスト番組です。

ふじい: はい、こんばんは。今回は、前回に引き続きずっと話したかった樋口のやってる造形教室「岡崎ぎゃざ」についてですね。正式名称は「岡崎ぎゃざ」なんだね。

ひぐち: そう、正式名称は「岡崎ぎゃざ」。でも普段はもう「ぎゃざ」だけで言ってますね。 ...一緒にやってるゆ香さんとモード学園の時に、岡崎で民宿やりたいみたいな企画書を作る授業があって。

ふじい: え、スタートは民宿の事業案からなんだ! ファッションビジネス学科だったと思うけど、服を作るよりビジネス寄りの授業だったもんね。

ひぐち: そうそう。どうやって服を生み出して販売していくかとか、店舗作りとかの授業で。 ...その中で「岡崎ぎゃざ」って名前をつけて、民宿の企画自体は忘れてもいいぐらいの話だったんだけど、名前はそのまま続いてるんだよね。

「街づくり」への違和感と、個々のお店の価値

ふじい: じゃあ、その民宿の案から今の造形教室になるまでは、どういう変遷があったの?

ひぐち: 当時、ゆ香さんは街づくりみたいなのを考えてた時期があって。 でも、街づくりを考えていくと、街を作ろうとすること自体がなんかちょっと違うんじゃないかって。

ふじい: ほう。人を集めるとか、街づくりが目的になるのは違うんじゃないか、と。 変に街起こし的なイベントが目的になっちゃってるみたいなのも、自治体とかだとありそうだもんね。

ひぐち: そうなんだよね。個々のお店さんが頑張ってそこに人が集まって、結果的に街が作られるというか。 ...そういうことになるのが一番ベストだし、お店やってること自体がすごく価値あるよねって腑に落ちたんだよね。

ふじい: 確かに。継続していくとか質を高めることを考えると、やっぱり店を構えるというか、そこに根付くものが大事だよね。

アパレルとは違う「もう一つの柱」が必要だった理由

ふじい: じゃあ、そこから造形教室をやろうってなったのは、服のアバン(アバンダンディズム)をやる前だったの?

ひぐち: 前ですね。ギャザの方が先。 ...元々百貨店で販売員をやってて、販売ってすごい面白いし重要な仕事だなと思ってて。

ふじい: うんうん。

ひぐち: でも続けていくとマネージャーとかになって現場から離れていくから、現場を続けるなら自分のお店を作ろうと思って。 ...でも、服屋だけの目線で服を理解しようとするのって、無理がないかってちょっとこじらせてたんだよね。

ふじい: ほう。デザイナーさんの服作りがあって、ファッション業界の中でしかいないから。 ...服屋としての視点だけじゃなく、違う目線が欲しかったんだ。

ひぐち: そう。違う目線を持ってる人間の方が、面白そうだし買いたいって思ってもらえる気がして。 ...何か違う柱があったらいいなって、ずっと漠然と思ってて。

サステナブルの走り!廃材との出会いとIAMASでの衝撃

ひぐち: そんな時に、ゆ香さんが「廃材」に興味があって。 商社にいたから生産管理とか焼却処分されるのを現場で見てて、もっと今あるものでできるんじゃないかなって。

ふじい: サステナブルの走りの走りぐらいの時期だよね。 バーバリーとかがすごい捨ててたのが表に出ちゃった事件とかあった頃の。

ひぐち: そうそう。で、廃材で何かやろうっていろんな人を訪ねる中で、岐阜のIAMAS(情報科学芸術大学院大学)の「メイク」ってイベントに行って。 ...めちゃくちゃ無駄なものばっかり作って発表してて、それがめっちゃおもろくて!

ふじい: へえ!そこで廃材を使ったワークショップの形に繋がっていくの?

ひぐち: そこでワークショップやってる非常勤の先生(今はバーチャルYouTuber)がいて。 ...「廃材でやりたい」って言ったら手伝ってくれることになって、アドバイザー的な感じでサポーターに入ってくれたのが最初だね。

1ヶ月で600組の親子を見て気づいた「親の先回り」

ひぐち: 最初は、自分をテープでぐるぐる巻きにして、脱いだらカチカチの自分が作れるみたいなワークショップをやってて。 ...そしたらギャラリーのオーナーに声かけられて、イオンのちっちゃいバージョンみたいなショッピングモールで1ヶ月スペースを貸してもらえることになって。

ふじい: え!仕事になるかってノリで、急に岩倉から岡崎に引っ越したの!? その時ってまだ岡崎でやっていく意識もない時だよね?

ひぐち: 全然なくて(笑)。 ...でも、そこで1ヶ月で600組ぐらいの親子を見させてもらって、「あ、これだな」ってすごく問題を感じたというか、気づきがあったんだよね。

ふじい: その「これだな」っていうのは、樋口としてはどういう気づきだったの?

ひぐち: 親御さんが先回りしてテープ切っちゃったり、「そこ違うよ」「この色じゃないんじゃない」って言うのをたくさん見て。 ...もうちょっと待つことできんのかな、失敗してもいいじゃんって、すごくもどかしくて。

ふじい: なるほど。...子どもの意思を尊重した場所が必要だと感じたんだ。

人生に影響を与えるための「定期的な場所」

ひぐち: 僕も小さい頃、焼きそばを作りたいのに「私作ってあげるから食べるだけでいいよ」って言われて、作りたい気持ちを理解されないモヤモヤがあって。 ...それと目の前の光景がめっちゃ重なって。

ふじい: 経験泥棒ってやつだね。もっと子どもに自分で感じてほしいってことだよね。

ひぐち: そう。それに、1日だけのワークショップじゃその子の人生に影響を及ぼすのは無理だなと思って。 ...定期的に僕らと会う形を取らなきゃいけないって思って、イベント期間中に今のアバンの2階の物件をすぐ決めたんだよね。

ふじい: ええ!1ヶ月の間に物件確保まで決めるって、相当早い行動だね。

ひぐち: うん、すごく自然にやれたからしっくりきたんだろうね。 ...実は、その1回目のワークショップに来てくれた小学1年生の「りんちゃん」が、今も通ってくれてて。今日高校が決まったってLINEが来たんだよね。

ふじい: うわあ、それはすごいいい話だね!長期的な関係性になってるんだね。 ...最初は週1のバイトしながらの下積みから、口コミでじわりじわりと広がって今の形になったと。

ひぐち: そうだね。廃材も、群馬のナカダイさんに共感した岡崎の産廃業者さんのショールームで仕入れたりして。 ...色んな企業さんからカラフルなスポンジをもらったり、そういうのを土台に作ってるんだよね。

ふじい: なるほど、面白いわ!成り立ちを深掘りしすぎて、ぎゃざの具体的な内容までいけなかったね(笑)。 次回は、具体的にどういう考えでやってるのかを聞いていきましょう。

  1. 【まとめ/あとがき】

最後までお読みいただきありがとうございました! 今回は「岡崎ぎゃざ」の成り立ちと、その背景にある樋口の熱い想いに迫りました。

本日の重要ポイントはこちらです。

  • 街づくりは目的ではなく、個々のお店が頑張ることで結果的に街が作られる

  • 親の「先回り(経験泥棒)」を防ぎ、子どもの意思を尊重して待つことの重要性

  • 1日のワークショップではなく、定期的に会える「居場所」が人生に影響を与える

この記事が面白いと感じたら、ぜひ「スキ」とフォローをお願いします!次回の深掘りエピソードもお楽しみに。

※樋口も藤井も偏見と偏愛で経験から話すため、根拠・裏付けがあったりなかったりで話してます。 マエノメリかつ「信じるか信じないかはあなた次第」的なノリで聴いて頂けると幸いです。

美容師の専門学校で出会い、席が前後だったひぐちとふじいが結論がない話をひたすら話し続けるPodcast番組。美容師の道からは2人とも方向転換し、樋口はアパレルショップ・造形教室の経営、藤井は営業職として働くサラリーマン。「ファッションからビジネス、愛知、人間」様々なテーマでの会話をお届けします。 https://linktr.ee/higuchitofujii ↓instagram https://www.instagram.com/higuchitofujii/


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