なぜパリの小学生はアートのレベルが高いのか?造形教室オーナーが驚いたフランス教育の秘密
今回は樋口の1人回!イタリアからフランス・パリへと渡り、買い付けの合間に現地のリアルなファッションや香りの違い、そして小学校視察で見えたアート教育のレベルの高さについて熱く語ります。 パリコレ期間ならではのトップクリエイターたちとの出会いがもたらした「喜びと悔しさ」まで、現地からの生の声をお届けします。
買い付け最終日!パリからお届けする1人回
ひぐち: 樋口です。えー、このポッドキャストは席順が前後だった樋口と藤井が、偏見と偏愛を語っていく番組なんですけども。
ひぐち: はい。先週は勇成くんの1人回でしたけど、今週は僕の1人回ですね。ありがたいことでございます。
ひぐち: 今はですね、フランスのパリからお届けしております。こっちに来て丸1週間経って、今日が8日目ですね。
ひぐち: 買い付けはもう、ほぼほぼ終わりました。今日が最終日っていう感じです。
ひぐち: 今日のスケジュールとしては、朝からEMSで日本に向けて荷物を発送する作業をしてきまして。
ひぐち: それが終わったんで、これから初めてパリの展示会に行こうかなと思ってます。
ひぐち: こっちで出会った、ちょっと日本語が喋れるイタリア人の方が誘ってくれて。 なんでも、お父さんがショールームをやってるらしくて、これからそこに行ってきます。
ひぐち: そのあと、もう1回買い付けに行って、荷物を詰め込んで...。 明日の朝は6時半に起きて、ベトナム経由で帰国するっていう、そんな感じです。
ひぐち: で、今回の回では、イタリアからパリに渡ってきて、いろんな違いを感じたんですよ。 ファッションだったり、街の空気感だったり、価値観だったり。
ひぐち: そのあたりをちょっと比較しながら、お話ししていこうかなと思っています。
イタリアとフランス、ファッションと香水の違い
ひぐち: まずファッションなんですけど、やっぱイタリアからフランスに来ると、シルエットがぐっと変わりますね。
ひぐち: イタリアは、本当にこう...シュッとした細身のシルエットが多いんですよ。 雑誌の『LEON』とか、ジローラモさんみたいな「イタリアンファッション」のスタイルがずっと変わらずある感じで。
ひぐち: でも、フランスに来ると、ゆったりとした余裕のあるサイズ感になってきます。 特にパンツが全然違くて、太くてワイドでストレートな感じのパンツを履いてる方が多いです。
ひぐち: 今はショートなジャケットにワイドパンツを合わせてるような、本当にこう、トレンド感をすごく感じるイメージですね。
ひぐち: ブランド着てる人もすごく増えます。ロエベとかカーハートとか。 パッと見て「あ、これボッテガだろうな」とか、ミュウミュウとかもよく見ますね。
...
ひぐち: で、香り、香水なんですけど。 なんというか、人の香水が全然違うんですよ。
ひぐち: イタリアにいた時は、みんな大体同じような香水をつけてるイメージだったんですけど。
ひぐち: フランスに来てみると、甘い香りからウッド系の香りまで、いろんな香りをつけてる人が増えたなっていう印象です。
移民の街パリが持つ「多様性」と空気感
ひぐち: この香りの多様性って、パリが本当に「移民の街」だからっていうのが大きいと思うんですよ。
ひぐち: 純血のフランス人っていうのがもう少ないんじゃないか、って言われるくらい色んな血が混じってて。
ひぐち: だから、僕らみたいなアジア人が歩いててもそんなに浮かないんですよね。
ひぐち: 移民を受け入れる体制や土壌があるから、香りに関しても、いろんな香りをつけてもいいような風潮があるのかなって。
ひぐち: 言葉にしても、フランス語が喋れなくて英語で話しかけても、意外と普通に喋ってくれるんですよね。 そういう多様性に対する寛容さが出てるのかなって思います。
...
ひぐち: あ、今ちょうど歩きながら喋ってるんですけど、目の前にA.P.C.(アーペーセー)の店舗がありましたね。
ひぐち: ただ、道端で日本語でめっちゃ喋ってると、すっごい見られます。 「あいつ何喋ってんだろ」みたいな変な目は、めっちゃ感じてます(笑)。
プロが教える!フランスの小学校のアート教育
ひぐち: あと、環境についてなんですけど。今回、アートやファッションに関する施設に色々行ってきたんですよ。
ひぐち: 僕ら「岡崎ぎゃざ」っていう子供向けの造形教室をやってるんで、その繋がりでフランスの小学校も見学させてもらって。
ひぐち: パリのメインストリートのど真ん中にあるような小学校だったんですけど... フランスって、美術の時間は専門的なプロの先生が来るんですって。
ひぐち: だから、教えてる内容のレベルがすごく高くて。 僕が見た3年生の授業では、遠近法を色のレイヤーで学ぶっていうのをやってたんですよ。
ひぐち: 後ろにある大きな山は小さく描いて、手前にある小さな家は大きく描く。 そういう「目で見える順序」を色で分けて練習してから、作品づくりに取り組んでて。
ひぐち: 「随分早いことやってんな」と思って聞いたら、他の学校なら6年生でやるレベルのことをここでやってるらしくて。
ひぐち: プロがプロのレベルで教えるっていうのを当たり前にやっていて、それはすごく良い環境だなと刺激を受けました。
ヴァージル・アブローの巨大展示とファッションへのリスペクト
ひぐち: あと、ファッションウィークに合わせて、ヴァージル・アブローの展覧会をやってたんで行ってきたんですけど。
ひぐち: オフホワイトとかルイ・ヴィトンのデザイナーを務めた方ですが、もう、すっごい規模感なんですよ。 日本の新国立美術館くらいあるんじゃないかっていうデカい場所でやってて。
ひぐち: これを見て感じたのが、こっちの人たちってファッションを単なる「消費」として見てないんですよね。
ひぐち: ファッションデザイナーをリスペクトして、崇拝してるというか。 「ファッションっていいよね」っていうのが根っこにある感じがすごくするんです。
ひぐち: アルマーニの展示があったり、アントワープ6の展覧会があったり。 デザイナーが展覧会をやるっていうのがスタンダードになる土壌がある。
ひぐち: それを受け入れる人たちがいるから、ファッションの表現が広がるし、海外に対しても影響を与えやすいんだろうなって。
ひぐち: 島国である日本とは、やっぱりそういう環境の面で大きな違いがあるなって、ここにいながら感じました。
環境を変えれば出会いが変わる。パリで感じた喜びと悔しさ
ひぐち: で、やっぱパリにいると、周りに有名なデザイナーさんとか、すごい人がいっぱいいるんですよ。
ひぐち: 僕が泊まったホテルに日本人のヘアメイクアップアーティストの方がいて。 話を聞いたら、コムデギャルソンのショーのヘアメイクをやるために来てるらしくて。
ひぐち: 川久保玲さんがどんな感じでショーに向き合ってるのか、みたいな貴重な話まで教えてくださって。
ひぐち: なんか、環境を変えるだけで会う人がこんなに変わるんだって、マジでびっくりしてます。 ルイ・ヴィトンやアンリアレイジのデザイナーさんとか、いろんなトップの方に話を聞けました。
...
ひぐち: でも、そういうトップでやってる方の話を聞きながら、純粋にすごいなって思う反面... ちょっと「悔しさ」みたいなものもあって。
ひぐち: 僕はずっと「話を聞く側」なんですよね。 だから、「俺もなんかやりてえな」って強く思って。
ひぐち: ただ口で語るんじゃなくて、結果として「俺はこれをやってる」って引っ提げて生きていたいなって。
ひぐち: そんな、喜びと悔しさを噛み締めながらパリで過ごしておりました。
ひぐち: 帰ったら、この辺の話はまた勇成くんと詳しく話したいなと思うので、振り返り回も楽しみにしていてください。
【まとめ】
イタリアの「不変のスタイル」と、フランスの「多様性とトレンド感」というファッション・香水の違い
専門のプロが教える、フランスの小学校におけるハイレベルなアート教育の現場
トップクリエイターたちとの出会いから生まれた、自分をアップデートするための「悔しさとモチベーション」
※樋口も藤井も偏見と偏愛で経験から話すため、根拠・裏付けがあったりなかったりで話してます。 マエノメリかつ「信じるか信じないかはあなた次第」的なノリで聴いて頂けると幸いです。
美容師の専門学校で出会い、席が前後だったひぐちとふじいが結論がない話をひたすら話し続けるPodcast番組。美容師の道からは2人とも方向転換し、樋口はアパレルショップ・造形教室の経営、藤井は営業職として働くサラリーマン。「ファッションからビジネス、愛知、人間」様々なテーマでの会話をお届けします。
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