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年下に教えを乞う勇気はあるか?元美容師が営業職に転職して気づいた「年齢と謙虚さ」の関係性


リスナー増加の喜びと、ポッドキャストから滲み出る「スタンス」

ふじい: 藤井勇成です。席が前後だったアパレルショップオーナーの樋口とサラリーマンの藤井が、偏見と偏愛で話していくポッドキャスト番組です。お願いします。

ひぐち: はい、お願いします。いや、最近改めてさ...ポッドキャスト聞いてくれる人がここ最近、またグッと増えてさ。

ふじい: いやあ、ありがたいですね。

ひぐち: こないだの大須の買い物の話とか、すごいつもよりも聞いてもらえてる感じする。

ふじい: 身近な話だもんね、きっと。聞き応えある気がするよ。

ひぐち: ただ、その次のRIZINの話はマジであんま聞かれてない(笑) 俺、あのタイトルから「格闘技」っていう文言消したもん。

ふじい: そうだね(笑)

ひぐち: なんかさ...最近他のポッドキャストとかも聞くんだけど。 自分は聞いてくれて「ありがたい」って基準がだいぶ低いというか。

...

ひぐち: 「全部聞いてて当たり前っしょ」みたいなスタンスの人もいるんだなって、最近感じるし、知ったんだよね。

「全部聞いてる前提」の違和感と、声でバレる傲慢さ

ふじい: 配信してる人で、もうリスナーが全部聞いてるよねっていう前提で話してるってこと?

ひぐち: そうそう。リスナーに「聞きました」って言われたら、「あ、じゃあ全部聞いてるよね」みたいなスタンスで話を繰り広げていくから。 なんかすごいリスナーに厳しいというか...当たり前の基準が違うんだなって。

ふじい: 結構そのスタンスって勇気がいるよね。「あれどうだった?」みたいに迫るってことでしょ?

ひぐち: 威圧的な感じではないんだけどね。リスナーから「最初から全部聞き直しました」ってお手紙もらっても、「あ、はいはい」みたいな。 別になんか「めっちゃありがたいよね!」とかじゃなくて、多くを語らないだけなのかもしれないけど。

ふじい: それは、どの年代の人がやってるの?

ひぐち: 40代半ばあたりかな。体験談とかを雑談ベースで話してるから、内容自体は濃いし面白いんだけど。 ある程度、自分のコンテンツに自信を持ってる上でのスタンスなのかなって思ったり。

...

ひぐち: 自分もいろんなポッドキャスト聞いててすごい思うのは...やっぱり「声ってバレるな」って。

ふじい: ほう。

ひぐち: 思ってないこと言ってるとか、ちょっと謙虚じゃない平坦な態度で話してるなっていうのが、声のほうが伝わりやすい気がしてて。

ふじい: 音声コンテンツならではだよね。インターネット空間でのスタンスが、会話形式だからこそ分かるっていうか。

ひぐち: 情報が声だけだしね。しかも大体対話をしてるのを聞くから、相槌の打ち方とかリアクションに、めっちゃ人が出るなって思う。

店員と客の立場が逆転した時代。「価値」を決めるのは誰か?

ふじい: 関係性が近ければ近いほど、内輪のラフなコミュニケーションが外から見たら横柄に見えることもあるから難しいよね。 でも、一定の聞いてくれてる人に対しての態度は、人によってかなり価値観が現れそう。

ひぐち: あとは年代なのかなって。謙虚さがある年代とか。 統計的な話だから一概には言えないんだけど。

ふじい: 40代ちょっとで、一つの業界で何年もやってる人たちの話だもんね。

ひぐち: それで言うとさ、俺も今年30になってさ。 これから年を重ねていった時に、どう謙虚さを保つかみたいなところって意外と難しい気がしてて。

ふじい: いやあ、難しいね本当に。

ひぐち: 今日もスタッフと話してて、伝え方でもうちょっと負けながら自分の意見を言えば良かったかなって反省してることがあって。 ただ、謙虚すぎるのも良くないとは思ってて。

...

ひぐち: 「自分全然できません」みたいなのも良くないから、自信持ってやるのも大事だし。 そこのバランスがね。

ふじい: その分野で経験や知識があって、同じような経験をしてると、どうしたって上からの発言になってしまうよね。 「いや、こうでしょ」みたいになっちゃうから。

ひぐち: あと、業界とか時代もあるのかな。 僕らの業界だと、昔はお客様が店員さんやオーナーにどう気に入られるか、みたいなところがあったと思うのよ。

ふじい: 古着屋の店員におしゃれだと思われたい、みたいなね。

ひぐち: 接客されるまで通って、認められるために通うみたいな構図が昔はあった。 でも僕らの世代は移り変わりの途中で、今は割とお客様の方が強いというか。

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ふじい: いかにクレームを言われないか、みたいなね。SNSの発信もあるし。

ひぐち: そう、そういうお客様の地雷を踏まないかみたいなことのほうが大きくて、立場が全然違う気がする。

ふじい: 昔は価値を決める主体が店員さんや雑誌だったけど、今はインターネットが活発になって、SNSで拡散されるものが評価されたりする。 価値を決める主体が移ったんだよね。

ひぐち: 確かに。一人のオーナーに認められるよりも、100人、1000人にインスタで見られた方がいいっていう移り変わりは確実にある。

ふじい: そう考えると、今の30代、40代の「自分を認めてもらわなきゃ」って思ってた世代が、今は認める側になってるから、「全部聞いてるんでしょ」みたいなスタンスになっちゃうっていう世代感はありそうだよね。

ひぐち: 部活みたいだね。厳しくされてたから、後輩にも厳しくするみたいな。

30代からの「謙虚さ」の保ち方。老害化を防ぐたった一つの方法

ふじい: でも今は、やばい店はSNSでちゃんと晒されるから、内輪で住み分けていくみたいなことがしづらくなってるよね。 昔は初見で相手にされなくても通ったけど、今は「何なんだよあいつら」ってネタにされて消費されちゃう。

ひぐち: Supremeとかいい例だよね。接客に物議はあるんだけど、ある意味自分たちの存在を守ってるところもあると思うし。 芸人のネタにされて笑われて消費されるよりかは、あのスタンスでブランドを守ってるというか。

ふじい: ブランディングに繋がる可能性もあるしね。 じゃあこれから30代がスタートするわけだけど、謙虚に下手に出るっていう意味じゃない「謙虚さ」を保つには、何をすればいいんだろうね?

...

ひぐち: わあ...なんかいま言われながらスゲエぱっと思ったのは、「最後まで話を聞く」っていう。

ふじい: いや、めちゃくちゃそうだね。

ひぐち: いかに聞き上手になれる先輩であるか、みたいな。

ふじい: 話を最後まで聞くっていうのは、前提をちゃんと理解するってことなんじゃないかな。 例えば俺が50代のおじさんだとして、樋口に「そんなんだからダメなんだよ」って言うのは、自分の経験談だけで色んなものを飛び越えてる可能性があって。

ひぐち: ああ...

ふじい: 樋口が今何につまずいてて、どういう環境なのかっていう前提を聞かないまま話をすると腑に落ちないし、聞き耳も持ってもらえない。 だから、前提を整えてから自分の経験で話せることを話すスタンスが大事そう。

自分の経験を押し付ける「大好きな老害」への対処法

ひぐち: そうだね。僕もめちゃくちゃお世話になってる年上の人がいて、大好きなんだけど、僕の話を何でもかんでも自分の経験に当てはめようとしてくると「老害だな」って感じる。

ふじい: ああ、なるほどね(笑)

ひぐち: 「あ、今その時期ね。でもそうなるよ」って答えを言われると、そういうことを言われたいんじゃないというか。 自分の老害回避を人生で考えると、やっぱり前提を聞きたいなって思う。

...

ふじい: 「自分はこうだったけど、今の状態ならこうかもね」っていう前提が大事だよね。

ひぐち: うん、結局やっぱそこな気がする。 まあ、その人は本当大好きで得るものがあるから全然いいんだけどね。直接「それ老害ですよ」って言える関係性だし。

年齢は関係ない。異業種への転職で見えた「正々堂々とした謙虚さ」

ふじい: 自分が逆に謙虚なスタンスでいられた時を考えると、最初に転職した時が大きかったかな。 25、6歳で美容師から営業になった時に、全然年下でバリバリ仕事してる人がいて。

ひぐち: へえ。

ふじい: 年齢関係なく、そこからちゃんと教えてもらえるってことが大事だと実感した時に、社会人としての素養をインプットしてなかったから、色々通用しないなって。 年齢が関係ないっていう体感が割と転職した時にあったな。

ひぐち: なるほどね。

ふじい: でもこれ逆もあって、年上だからって話を鵜呑みにしないスタンスもあるというか。

ひぐち: そのスタンスは別に謙虚じゃないわけじゃなくて、正々堂々としてるというか。 伝えたいことちゃんと伝えた方が謙虚な気もする。

Z世代論への違和感。生まれた年で区切るのではなく、時代を共有すること

ふじい: 世代感の話で、Z世代とか名前がついてるけど、俺あれ若干気持ち悪さがあって。 生まれた瞬間で世代を切るのっておかしくない?って。Z世代が生きてた瞬間を俺たちも生きてるわけじゃん。

ひぐち: ああ、なるほどね。「お前らも生きとるやんけ」みたいな(笑)

ふじい: 「今時の若者は」っていう言い換えでZ世代が使われてるけど、あなたも該当しますよねって。 だから積み上げていけばいいんじゃないかって思うんだよね。ブーマー、X、ミレニアル世代みたいに。

...

ひぐち: じゃあXYZ世代ですみたいな(笑) 遊戯王カードみたいだね。β、γの...って、これ分かるのはミレニアル世代の俺らだわ(笑)

ふじい: 話がズレたけど、共通のものを持ってるっていう前提で話す方が分かり合えそうだし。 最後まで話を聞くっていう前提を共有することも大事だよね。

ひぐち: そうだな、話は聞きたいな。30代の謙虚さ、話を最後まで聞こう。

ふじい: こうやってポッドキャストで話し続けてるから、最後まで聞けなかったらバレちゃうからね(笑) いかに樋口の話を最後まで聞くかってことを意識してるよ。

ひぐち: 意外と謙虚さ足りない話から深まったね。 ポッドキャストやってるとそういうのにも気づく。

ふじい: 今後も調子に乗らずにいこう。樋口の美容師時代の話もまた深掘りしたいね。

ひぐち: お願いします。じゃあ今回はこんな感じで。

ふじい: ありがとうございました。

  1. 【まとめ/あとがき】

いかがでしたでしょうか。年齢を重ねるにつれて、無意識のうちに自分の経験値だけで相手の悩みをジャッジしてしまったり、自分の「前提」を押し付けてしまう瞬間は誰にでもあるのかもしれません。

  • 真の謙虚さとは、自分を卑下することではなく「相手の前提を最後まで聞き切る」こと。

  • コミュニケーションの傲慢さは、言葉ではなく「声のトーン」や「相槌」に最も現れる。

  • 世代で人を区切るのではなく、同じ時代を生きる人間として共通の前提を持つことが相互理解の第一歩。

今回の対話が、皆さんの日々のコミュニケーションや人間関係を少しでも豊かにするヒントになれば嬉しいです。 記事が面白かったら、ぜひ「スキ」とアカウントのフォローをお願いします!

※樋口も藤井も偏見と偏愛で経験から話すため、根拠・裏付けがあったりなかったりで話してます。 マエノメリかつ「信じるか信じないかはあなた次第」的なノリで聴いて頂けると幸いです。

美容師の専門学校で出会い、席が前後だったひぐちとふじいが結論がない話をひたすら話し続けるPodcast番組。美容師の道からは2人とも方向転換し、樋口はアパレルショップ・造形教室の経営、藤井は営業職として働くサラリーマン。「ファッションからビジネス、愛知、人間」様々なテーマでの会話をお届けします。

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