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自分の線にコンプレックスがある?版画家・佐々木まりさんが「全部削る」理由


ポッドキャスト開始から半年!リスナーからの嬉しい声

ひぐち: 樋口です。藤井優勢です。順が前後だったアパレルショップオーナーの樋口とサラリーマンの藤井が偏見と変愛で話していくポッドキャスト番組です。 はい、こんにちは。

ふじい: こんにちは。 最近さ、お店でポッドキャスト聞いてますとかめっちゃ言われるようになった。

ひぐち: あ、本当嬉しいね。 ね、絶対これ3月とかからやってるもんね。ちょうど半年ぐらいか。

ふじい: はや、マジ半年だったのね。あっという間だよね。 すごいねえ。よくやり続けれてんの?多分本当に1回とかしか穴も開けてないかな。

ひぐち: いやあ、そうね。続いてるね。 ま、なんか自然とやれてるのがいいわ。しかもこれ、俺の感覚としては右肩上がり的な感覚もあって。

...

ひぐち: あ、こういうこと喋っていきたいなっていうのが、最初始めた時よりも明確に出てきてるっていうか。 無理にトークテーマを出そうと思って話してるっていうよりかは、自然に出てきてるのはすごい健康的だよね。

ふじい: ああ、確かにね。あの、話したい内容は多分好きな気がするな。 現状ね、他に話したいことがあるから話してない内容とかテーマってめちゃくちゃたくさんあるもんね。

ひぐち: いや、嬉しいな。でもお客さんは、やっぱ聞いてますって言ってくれるんだ。

ふじい: 言ってくれる。プライベートでも仲良くしてるぐらいのお客さんが、やっぱり深く聞いてくれてる気がするね。 だから毎回もうみんな優勢が褒めてるんだよね。褒められてんだ。

ひぐち: なんかそう。ちょっともう少し俺も褒めて欲しいなとか思いながら。 優勢の聞き上手さというか相槌とか、言ったことをまとめるMC的なキャラがやっぱ周りにいないから。

ふじい: ま、こないだね、優勢にも言ったけど、デザイナーさんでやりたい人もいるんだけど、やっぱ聞いてくれる人が少ないんだよね。

ひぐち: 今どう考えても喋りたい人の割合の方が、ネット環境上には多いもんね。 大体さ、ポッドキャストやりたいって人って、喋りたいからやるじゃんか。

...

ふじい: いや、そうね。でもね、俺も誰でもうまい聞き手になれるわけではなくてさ。 樋口が普段何をやってるかっていう事前情報がちゃんとあった上で聞いてるから、ここ掘ったら面白そうだなみたいなポイントがある程度理解できる。

ふじい: だからそうやって言ってもらえるのかもしんないけどね。 全く知らん人の話を深堀りしてくださいってなったら難しいから、聞き手とどれぐらいの関係性かっていうのが結構大事だよね。

ひぐち: まあ、確かにそれは大事っちゃ大事だよね。 いやいや、あの、聞き手で募集中の方是非呼んでください。聞き役まとめ役で。

ふじい: いや、その代わり本当おもろいネタ持ってこないとね。 聞き手側も広げてかないとね。

スパイスから作る麻婆豆腐と、1から生み出す工作

ひぐち: なんか最近、表現してるとか、作ってるみたいな話を今日したくて。 優勢は最近なんか作ってるかな?ポッドキャストも作ってるって一つではあるんだけど。

ふじい: いや、麻婆豆腐ぐらいかな。 もう1から生み出してるね。

ひぐち: マジでスパイスから行ってるってこと? 何の香辛料を使ってんのあれって?

ふじい: えっと、豆板醤と、いわゆる豆鼓(トウチ)っていう発酵させた大豆があって。 それをペーストにしたものが豆板醤っていう味噌なんだけど。それを豆鼓から使って麻婆豆腐を最近作ってるかな。

...

ひぐち: やるやん。そうなんだ。 ちょ、俺麻婆豆腐を1から作ってるやつ周りにいないわ。

ふじい: いや、麻婆豆腐奥が深いね。むずい。 男の趣味で1から作るって言ったら、やっぱスパイスカレーが多いじゃんか。もしくはチャーハンでパラパラを極めるか。

ひぐち: へえ。麻婆豆腐ってだってメニューでうち年に1回あるかぐらいよ。 家で作るってないな。クックドゥー買うか、外食みたいな選択肢だからさ。今度食べたいわ。

ふじい: いや、是非。で、樋口は最近なんか作ってる?

ひぐち: 作ってるよ。作り続けている。 今この後作らなきゃいけないのは、工作の車ね。明日見本が欲しいっていう子がいるから。

ふじい: ああ、そうなんだ。岡崎ぎゃざに来てる子の見本ってこと?

ひぐち: そうそう。なんか車の構造がちゃんと走って動くみたいな、そういう構造に苦戦してる女の子がいて。 その子のための見本を今作ってるところだね。

ふじい: それも元々パーツがあるわけじゃなくて、パーツを何にするかから作ってるってことだよね。 え、樋口ってさ、学生の時図工とか得意だった?

ひぐち: うん。図工はずっとやってたかな。作ってたり書いてたりするのは。 勉強は全然しなかったから通知表の点数は高くなかったけど、ちっちゃい頃からやってるね。

ふじい: ああ、やっぱそうなんだ。完全に今の活動にそのまま繋がってるもんね。

ひぐち: うん。めっちゃ繋がってるね。 やっぱプラモとかもね、高校の時やり出したら塗装もやりたかったから、めっちゃやった。

岡崎ぎゃざで開催!版画家・佐々木まりさんとの出会い

ふじい: それで言うとあれだよね。今度岡崎ぎゃざで新しい展示イベントかワークショップをやるのかな?

ひぐち: あ、そうそうそう。参加型、体験型のワークショップ。 で、版画のアーティストさんをお呼びするんだよね。こちかさんって呼んでるけど、インスタ上では「佐々木まりさん」。

ふじい: ああ、佐々木まりさん。

ひぐち: 僕らが岡崎でぎゃざをやり出して、安城のデザイン会社スイッチさんにお世話になり出したの。 アバン(アバンダンディズム)のお店のロゴとか、森道(森、道、市場)のデザインとかやってくれてるところ。

ひぐち: そこのスイッチさんから依頼を受けて、ロゴデザインとか看板とかマークデザインをやってたのが佐々木まりさんで。 デザインも作るし、アーティストとしてもやってるしみたいな。

ふじい: あ、そうなんだ。

ひぐち: なんかスイッチさん周りもこちかさん(佐々木さん)も、つかず離れずないい距離感を保ってて。 居心地がすごく良くって、そこから関わらせてもらうようになったっていう出会いだったかな。

ふじい: そういうロゴのデザインもするし、本業としては版画家としての活動をしてる方と今回ワークショップをやるんだね。 ぎゃざでワークショップって結構今までもやってるんだっけ?

...

ひぐち: うん。なるべく僕らの講座とは別で、アーティストを呼んでワークショップやるってのを定期的にやってて。 生き方も含めて表現の理由とか、子どもたちに「こういう考え方があるんだ」って選択肢を知ってもらうのが豊かな気がして。

ふじい: なるほどね。シンプルに新しい刺激を生徒さんたちに感じてもらう形で、結構これまでもやってるんだ。 ま、それで今回で言うと、11月30日だよね。

ひぐち: そう、11月30日。岡崎ぎゃざの中でやる予定なんだけど。 今回は子どもたちもやるけど、一緒の時間に大人もやろうかなって思って。

ふじい: ああ、そうなんだ。

ひぐち: なんか意外と、子どもと大人が同時にものづくりし出して、刺激し合う形も面白いなと思って。

ふじい: いやあ、そうだね。普通に大人として生きてたら子どもたちと関わることってないじゃんか。 だからお互いにとって多分新鮮かなと思って。

コンプレックスから生まれた「線だけを残す」版画

ふじい: いや、そうね。そのワークショップの内容としては、佐々木さんを呼んでどんなことをやる予定なの?

ひぐち: おお、めっちゃインタビューうまいやん。 やめてよ、俺ここまで打ち合わせしてないからね。

ふじい: やめてよ。この自然な流れのインタビューを樋口がぶった切るの。

ひぐち: いや、もう恥ずかしいぐらいちゃんと聞いてくれるからさ(笑) まあ、今回はね、こじさんがやってるのが、ただ版画をやりたいわけじゃなくて。

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ひぐち: 元々イラストとか絵を書いてた方なんだけど、自分の描く線にコンプレックスがあったんだって。 自分が今まで見てきた作家とかの絵に影響を受けてる線なんじゃないか、意図的すぎないかって。

ひぐち: で、その線を「いかに自分から遠ざけれるか」って思った時に、一度描いた線の周りを版画で全部彫って浮き上がらせる。 本来の版画って陰影をつけるために彫るんだけど、こじさんの場合はそうじゃなくて、線を描くために版画を使ったって感じ。

ふじい: はいはいはいはい。

ひぐち: インスタとか、今LINEで送った画像を見ると分かるんだけど。 版を押した側に、この線しかないじゃん。線以外の面を全部削るんだよね。

ふじい: ああ、なるほどね。本来の版画って削られる部分が外枠で、中が黒く塗りつぶされる形だけど。 その線だけを残して版画を作るのが、佐々木さんの特徴的な部分なんだ。

ひぐち: そうそう。学校でやる版画は陰影をつけるのが目的だけど、全然違うアプローチで。 影なんか一切ないから。

ひぐち: それが多分すごく新鮮な価値観かなって思って。 今回は「10秒以内で書き上げた線を彫る」っていうワークショップをみんなでやるんだ。

ふじい: おお。10秒しかないんだ。

ひぐち: 意外とね、10秒間線を描き続けると結構長くて。 いびつな線になっちゃって、めっちゃ彫るの難しくなっちゃうの。

ふじい: あ、そうなんだ。でも確かに今インスタ見させてもらってるけど、いびつな線が作品の中にも多いね。

ひぐち: そうなんですよ。最初にイメージして描くというよりは、描いたものを後から「こう見えるな」って考える。 「ラフ」っていう裸の婦人の作品も、名前は後からつけたらしいんだけど。

ひぐち: だから10秒で何も考えずに線を描いて、それをみんなで削って、紙に落とすところまでやりたいね。 めっちゃ長いよ、このワークショップ。5時間やってますね。

ふじい: 長いよね(笑)ま、でも線だけを残すって考えたら、それ以外の場所全部削るし。 線の繋がりとか残しながら削るんだもんね。

10秒の線に全集中!大人も無心になれるワークショップ

ふじい: で、これが事前に予約がいるの?

ひぐち: そうですね。11月30日の日曜日で、10時〜15時。 間に1時間お昼休憩があって。学生が5000円で大人が7000円って感じですね。

ふじい: 佐々木さん自体は、その場で一緒に作品を作るのか、それとも「こうやって削るんですよ」って教えてくれる形なの?

ひぐち: うん、削り方も教えてくれるし。 でも、こじさんの彫り進め方を見るのも結構重要で。

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ひぐち: 本来の浮世絵とかの版画だと、紙に映らない部分はこだわらなくていいから彫らないらしいんだけど。 こじさんはもう「全面彫る」っていうのがポリシーじゃないけど、やらないと気が済まない部分があって。

ひぐち: その彫り方の法則みたいなのは見ないとわかんないなと思ったから。 見ることもあるし教えてもらうこともあるし。

ふじい: あ、そうなんだ。それはめちゃくちゃ面白そうだね。 大人になってからものづくりに無心になるのもないからさ。

ふじい: ちょっと大人目線で思うのは、「0から作ってください」って言われると結構ビビるっていうか、正解を求めちゃったりするけど。 「10秒間」って時間と「線を書いてください」ってことになると、そこに集中できるっていうか。

ふじい: アウトプットがどうかっていうよりも、自分なりの線を引けばいいんだってところで。 実際に版にした時にどうなるかは考えても考えなくてもいい。

ふじい: 子どもはもちろん、大人の人でも自分なりのクリエイティビティをちゃんと表現できそうな設計になってて、めっちゃ面白そうだね。

ひぐち: 確かに大人になると、生み出すことにためらいを感じ出すとかあるもんね。 本当に自分の描く線だけに集中できるっていうのはすごい不思議なことだよね。

ひぐち: こないだ僕も彫らせてもらったんだけど、ザクザクって彫ってると無の境地に行くというか。 お経を読むような感じで、すごく無心になれる。日常の狭間に入れる感が良いなと。

ふじい: いやあ、いいですね。え、ちょっと俺も参加したい。 これ行きたくなったらどうすればいいの?

ひぐち: 僕のインスタ「お樋口」にDMでもいいし、岡崎ぎゃざのインスタでも、アバンでも受け付けてます。

美容学生時代の思い出。3万円のビンテージエプロン

ふじい: いや、でもこれ佐々木茉里さんのインスタ、1回みんな見てほしいな。 猫派なんだろうってわかるのと、動物モチーフを作ってる時期の作品がめっちゃ可愛くて。動物の毛並みみたいなものを薄く作ってて。

ひぐち: 皆さんにも見てほしいね。作品めっちゃかっこいいんだよ。

ふじい: 11月30日、定員とかはあるのかな?

ひぐち: 定員あります。子ども10人と、大人が7人までです。 ちょっと狭き門なんですが、20人来るとパンパンなんで。

ふじい: 持ち物は?

ひぐち: なしだね。水分ぐらい。 なんか好きなかっこいいエプロンとか持ってきてもらったら。

ふじい: うわ、俺かっこいいエプロンあるわ。

ひぐち: あ、俺らはあるね。10年ぶりぐらいにお揃いじゃん。

ふじい: いや、ちょっと恥ずかしいけどな(笑) 前回のパリの話で「アンリアレイジ」の話が出たけど、美容学校の時に東京行ってさ。

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ふじい: 謎の企画で、タロック東京っていう古着屋とアンリアレイジがコラボして、ビンテージのデニムからエプロンを作ったっていう。

ひぐち: そう。アンリアレイジにパッチワークのやばい職人がいて。

ふじい: リーバイスのビンテージデニムで全部パッチワークの柄が違う、世界に11着のエプロンだったよね。 美容学生の時って他の人と被りたくない気持ちがあった中で、一緒に3〜4万ぐらいするエプロン受注するってめっちゃ仲いいよね。

ひぐち: あん時は「俺らも買わなかんね」ってなったもんね。

ふじい: もう美容師やめてからあのエプロン全く使えてないから。ちょっと麻婆豆腐の時に使わんと。

ひぐち: そうだね。俺もクリエイティブ生み出してくれるからあれは。

芸術に触れる意味。自分と社会の接点を見つけるために

ひぐち: ごめん、これを最後の締めに使いたかったのに。 前回の放送であったパリの小学校の先生の話なんだけど。

ひぐち: 「なぜ芸術に触れた方がいいのか」って話で、自分から何かを表現することで自分と社会の接点を探す。 その接点を見つけることで、自分も社会も未来が見えてくるみたいな話をしてて。

...

ひぐち: 学校で教えてる先生が、図工を学ぶことの必要性をちゃんと理解してるのがすげえなって。 図工の先生になるまでに7年かかるらしくて。

ふじい: やば、5年間勉強して2年間研修とかで7年かかるんだ。

ひぐち: そこまでして重要性を自分で噛み砕いて自分の言葉にしてる。 そういう先生の話を聞いた上で、こういうワークショップに参加してもらうことが、誰かと自分の接点になったらいいなと思っております。

ふじい: 素晴らしい。 なんで教育の中に芸術が必要なのかみたいな話は、また別でも話してみたいしね。 おかぎゃざで樋口が改めて感じることみたいなところも、今後も長く話していってもいいかもね。

ひぐち: そうだね。では11月30日、是非ご予約をお待ちしております。 ありがとうございました。

ふじい: ありがとうございました。


【まとめ/あとがき】

今回は、岡崎ぎゃざで開催される特別な版画ワークショップについてお届けしました。大人になってから無心になれる時間はとても貴重ですね。この記事を楽しんでいただけたら、ぜひ「スキ」とフォローをよろしくお願いします!

  • 11月30日(日)10:00〜15:00「岡崎ぎゃざ」にて版画ワークショップ開催

  • 10秒間で描いた「いびつな線」を、5時間かけて彫り出す無心の体験

  • 芸術に触れ、表現することで「自分と社会の接点」を見つけるきっかけに

※樋口も藤井も偏見と偏愛で経験から話すため、根拠・裏付けがあったりなかったりで話してます。 マエノメリかつ「信じるか信じないかはあなた次第」的なノリで聴いて頂けると幸いです。

美容師の専門学校で出会い、席が前後だったひぐちとふじいが結論がない話をひたすら話し続けるPodcast番組。美容師の道からは2人とも方向転換し、樋口はアパレルショップ・造形教室の経営、藤井は営業職として働くサラリーマン。「ファッションからビジネス、愛知、人間」様々なテーマでの会話をお届けします。 https://linktr.ee/higuchitofujii ↓instagram https://www.instagram.com/higuchitofujii/


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