【精力的に活休中】「シェア」って何?情報発信のズレから紐解く、ふたりの“方向性の違い”

突然の「重大発表」とリニューアルの真相
ひぐち: ひぐちです。
ふじい: 藤井優勢です。
ひぐち: 席順が前後だったアパレルショップオーナーのひぐちと、サラリーマンのふじいが偏見と偏愛で話していくポッドキャスト番組です。 ...重大発表。
ふじい: 単刀直入に入ってくね。そんな感じに切り込んでくんだ。いいね。
ひぐち: 重大発表です。ちょうど1年まるっと続けてきたポッドキャストですが、一旦これを最後にしようと思っております。
ふじい: ちょっと今までご視聴いただきありがとうございます。 ...マッキーがきっとびっくりするような。
ひぐち: いや、もうだってやっぱ俺が一番びっくりしてるもんね(笑)。
ふじい: ちょっと雑談的に、なんでこうなったのかっていう話と、普通に最近の話とかをできたらなと思うんだけど。 一応僕ら、1年でリニューアルの予定だったんだよね。
ひぐち: そうですね。「お休みしてリニューアルします」ってのを出して、そのまま活動休止するという...。 すごいリニューアル詐欺というか、逆に無になるというね。
ふじい: 無になることがリニューアルなのであるっていうのは、ちょっとスピリチュアルすぎてるかもしれんわ。 これ例えるなら、1週間前に彼女に「来週ディズニーランド行こうよ」って言って、その次の週に「ちょっと距離を置きたい」って言われてるみたいな。
ひぐち: やべえ。情緒で生きとるな、それは。 ...理由としては、僕は今やりたいことがめっちゃあって、やらなきゃいけないことがたくさんあるから。
ふじい: 新しい企画に向けて今動いてるところなんだよね。
ひぐち: CCBT(クリエイティブシビックセンター)っていうところの展示で「シビックファッション(市民のファッション性)」を題材にした企画があって。 うちはちょっとそれに出たくて、企画書をずっと書いてたみたいな。
ふじい: 新たなチャレンジというかを今してるっていうところで、ちょっとそっちに力を入れたいっていうところだね。 俺が彼女で、ひぐちが彼氏だとしたら「俺今は部活頑張りたいんだよね」ってやつだ。
ひぐち: いや、めっちゃそれだわね。 お店を運営してることとは別に、何か自分たちがやってることを世の中に提示しなきゃいけないフェーズに入ってるなっていう認識があって。
ポッドキャストにおける「方向性の違い」
ふじい: それで本気で話し合った結果、この「活動休止」というね。 きっかけはひぐちの今の状況もあるかもしれないけど、平たく言うと「方向性の違い」みたいなのはあるよね。全然ネガティブな意味じゃなく。
ひぐち: いや、ある。人と何か一緒のことをしようとすると。 自分がイメージしてるものと、改めて話してみて、捉え方が違うんだなっていうのはあったね。
ふじい: 「方向性の違いで活動休止します」っていう、この1回は言ってみたかったバンドのやつね。 俺は結構ポッドキャストばっかり聴いてて、完全にパッケージングされたものが最近あんまり摂取できなくて。
ふじい: 用意された情報で話すよりかは、会話の中でどんな話が発展していくみたいなものになりすぎてて。 こないだの名鉄の回とかだと、話が外れた岡崎の街の発展の話とかの方が面白いなって思っちゃうみたいな。
ふじい: そういう外れ方して変な盛り上がり方した方が面白いなって感じるところがあって。 アウトプットするところが雑談的でいいなっていう風に思ったのが、方向性としては違ったよね。
ひぐち: そうだね。僕は何か目的を持ってやれたらいいなみたいなのはずっと思ってたから。 雑談になった時の自分のボキャブラリーが「自分的につまんないな」と思うと、急に冷めちゃうんだよ。
ふじい: めちゃくちゃ芸人じゃん(笑)。
ひぐち: ちょっとだけ目的とか目標があってやってくとおもろいかなと思ってたけど。 ポッドキャストも「これ系の話が聞きたい」と応用したくて聞くことが多いから、情報として聞くというか。
ふじい: 無理にファッションとか教育とかテーマを出しちゃうのもやっぱ違うしね。 それって俺らがやる必然性があるんだっけ、みたいな話にもなるし。
ひぐち: 息続かんくなるよね。無理に話し出すんだったらやらん方がいいんじゃないかなみたいな。 でも、ポッドキャストには出せないけど話したいこと、とかもあったりすると、もどかしい時もあったから。
ふじい: ポッドキャストってモロに人が出るからさ。 ちょっと飾って話してるのが一番シャクに障るよね、自分のやつ聞くのは。
ひぐち: 日常会話でもなく、本でもなく、隠れてる重要なことをその人の一言から探っていくみたいなのはおもろいなと思う。 ...で、逆にふじいはどこまでの雑談聞いてんの?
ふじい: 松屋のカレーがうめえ、みたいな話しかしてないポッドキャストとかもあるしね。
ひぐち: YouTuber的な演者としての振る舞いが一般化されてる中で、より近い感覚での話を聞いて何かを感じる人もやっぱいるんだろうね。
シェアすることのドライさと愛
ふじい: インターネットって基本シェアで広がっていったものだけど、ひぐちってシェアって感じじゃないもんね。
ひぐち: シェアって感じじゃない俺?どういう感じ?
ふじい: 伝えるっていう感じはあるんだけど、シェアっていう感じではない気がするわ。 いいものは伝えるってことはすごい上手で得意なことだと思うんだけど...
ひぐち: シェアして自分に利益があったらシェアするけど...忖度が入ってんのかな? 手前で終わるのはやだみたいなところはあるのかもしんないな。もっと先に行きたくなっちゃうかも。
ふじい: 無目的にインスタを綺麗に更新してる人とかって、シェアの心みたいなのがあると思うんだよね。 ひぐちががっつり仕事でやってる教育みたいなことになってくると、一概に1つのパッケージでシェアしきれないというか。
ふじい: みんながそれを享受するべきじゃないって考えるのは、ある意味誠実というか当たり前なのかもしれないしね。刺さらない人には刺さらなくていいと思ってるから。
ひぐち: あ、それだ。刺さらない人はどうでもいいぐらいに思ってる。
ふじい: 置いてけぼりに全然できるというか、ドライさだと思う。シェアってもう完全に寄り添いだもんね。
ひぐち: 大事なものこっちにもあるし、みたいなドライさはめっちゃあるかもしれない。 まあね、それが愛だと思ってくれたらいいんだけどな。
ふじい: インターネットの情報に対する捉え方も、人によって全然違いそうだよね。 お勧めしてるものに対して「良さそう」と軽く思うのか、斜に構えて疑っちゃうのか。
ひぐち: 今までの経験によって見方もだいぶ変わるだろうしね。 ...なんか、僕がおもろくて他の人もおもろいっていうWin-Winじゃないとずっと嫌だ、みたいな感覚かも。
ふじい: 自分にとっての物差しでの美意識みたいなものはあるよね。
ひぐち: 中学校の時、遊びたくないのに遊ばなきゃいけないみたいな状況が嫌だったから。 このポッドキャストの中では、自分が気づいてないことを言ってくれたりするから、本当にありがたい機会だなと思う。
専門時代の人間関係と「SHEIN」の炎上
ふじい: リニューアル詐欺はいいんだけどさ、ちょっとちゃんと約束して欲しいことが1個だけあるわ。
ひぐち: 何?すき焼き食べること?
ふじい: 正解。ちょっとすき焼きは守ってくれんと、不仲説に繋がるかもしれんわ。
ひぐち: あれからすき焼きをめっちゃ食べてて、3週連続すき焼きみたいな週があってさ。 完全に世間の感覚に追いついた。「たまに食うからうまいんだ」って。
ふじい: 後半失速だわ、これは。でもちょっとザブトンのすき焼きは頼むわ。マッキーも呼んでね。
ひぐち: オッケー。 ...僕、明日京都に行ってきます。マルジェラとイッセイミヤケの展示を見に行こうかなと。
ふじい: いいね。
ひぐち: ちょっと美味しい朝ごはんシェアしていい? 京都にあるレバノン料理のお店で「汽(キ)」っていう名前なんだけど。
ふじい: ファラフェル食べれるの?
ひぐち: ピタパンに自分でいろんなソースとか食材を詰めて食べていく感じで、むちゃくちゃうまかった。 大きなテーブルに全員座って食べてくっていう感じで。
ふじい: こういうのって大体おしゃれで終わってるとこ多いじゃん。全然美味しかったんだね。
ひぐち: あと、今週は金沢も行くわ。前一緒に働いてた美容院の先輩が店出して、会いに行くのとフェイトンも行こうかなと。
ふじい: 辞めてからも関係性があるのすごいな。 専門学校の時の繋がりとかって、本当に一部になるよね。
ひぐち: 大きく影響を与えてくれる人じゃないと残ってかないんじゃないかな。 やってる方向も考え方も変わってくるし。
ふじい: 俺が「SHEIN(シーイン)」の批判をインスタで書いたら、それを見た同級生の女子たちの間で「ふじいとは合わんわ」ってなって。 思想が出てくるたびに、1人1人友達を失っていってる感覚だったから。
ひぐち: それはちょっと捉え方だよね。SHEINがやってることに対しての捉え方なだけで、利用してる人をどうこう言うわけじゃないもんね。 違う意見を攻撃だと受け取っちゃう人もいるじゃん。
ふじい: いやあ、本当にそうなんだよね。難しい。
ひぐち: ネタとして言われてるだけなのに、攻撃だと思っちゃうのは感情としてちょっと貧しい感じはしちゃうよね。
正しさを決めることの窮屈さ
ふじい: もし聞いてるリスナーにベジタリアンがいたら「あいつはベジタリアンを脱退したんだ」って言われるかも。
ひぐち: ベジタリアンに関しても、地雷踏んでる感はすごいあるんだけど... 生き物食わないっていう倫理観で、なんで野菜はオッケーになるのかなって。野菜は生き物じゃないってことになるじゃん。
ふじい: 「これが正しい」って定めちゃうと、「正しくない」ができるってことだもんね。 痛覚がないから魚はいいんだ、みたいな人もいるしね。
ひぐち: 大前提をちゃんと考えながらできるといいよね。 ファッションでも、レザーは動物の皮を剥いでるからダメだっていう流れがあるけど、何百年の歴史があって生活してる人がいるっていう前提もある。
ふじい: じゃあ自分の仕事でそれ受け入れられるんですかって話じゃん。 美容師やってて「自然に生きていくものだから髪の毛を切るのはダメ」って言われたら、それで生きてきた大勢の人がいるわけで。
ひぐち: 「信じるものは救われる」ってことは、信じない人は救われないっていう価値観を植え付けるわけじゃん。 そうなってくると考えが窮屈になっちゃうよね。
精力的に活動休止中、そしてすき焼きの誓い
ふじい: この会話、終着点がないから(笑)。
ひぐち: じゃあ改めて。今回をもって精力的に活動休止をいたします。 ここ2、3週間配信してない間にも、これまでのやつがどんどん聞かれてて、視聴回数が上がっていってるんだよね。
ふじい: へえ、わからんね。何でヒットしてんのか。 森、道、市場の回は多分検索ですっごい聞かれてるね。
ひぐち: 話したことは残りますからね。時が経ってから話してみると、またおもろいかもしれないし。 表現に関しては仕事じゃないし、モチベーションでやってもいいもんね。
ふじい: バンドの「オールド・ジョー」が解散中に「精力的に解散中ですがワンマンツアーをやります」って告知出してて、めっちゃいいなと思って。

ひぐち: だから僕らも「精力的に活動休止中」と。 話したいことがある時に、一応場所があるっていうだけでもいいしね。
ふじい: そういう意味ではリニューアルじゃないかなって。 くれぐれも不仲ではないので!すき焼きは食べます!
ひぐち: すき焼きは絶対お願いしますね! じゃあそんなわけで、また今度って感じだね。ありがとうございました。
ふじい: ありがとうございました!
※樋口も藤井も偏見と偏愛で経験から話すため、根拠・裏付けがあったりなかったりで話してます。 マエノメリかつ「信じるか信じないかはあなた次第」的なノリで聴いて頂けると幸いです。
美容師の専門学校で出会い、席が前後だったひぐちとふじいが結論がない話をひたすら話し続けるPodcast番組。美容師の道からは2人とも方向転換し、樋口はアパレルショップ・造形教室の経営、藤井は営業職として働くサラリーマン。「ファッションからビジネス、愛知、人間」様々なテーマでの会話をお届けします。
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