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ChatGPTで創作マンガの資料を探す

【創作マンガ】第9話「デビュー」を描くための資料を探しています。
けれど、もう自力で探すのはムリ~~~~!!

ChatGPTさんに、資料検索と歴史の検証を手伝ってもらうことにしました。
ただ、とんでもない間違いを提案されることもあるので、その都度、自分でチェックします。手間が増えるようにも思えますが、自分ひとりでは思いつかないような視点を出してくれることもあって、意外と重宝しています。

■検索条件

・時代:19世紀前半ポーランド(1829年)
・属性:シュラフタ(ポーランド貴族)、19歳の青年
・設定:ポーランド南東の田舎の領地へ帰った時の服装

■ChatGPT活用のルール

・出典URLつきで画像を提案
・Googleレンズで画像の検証
・必ず、複数サイトをチェックすること

【1】『青年』のイメージ

これまで、絵本やマンガで『子ども』ばかり描いていましたが、次の作品では『青年』が登場します。ただ、年齢のイメージがイマイチつかめません。
そこで、『青年』の写真や絵画を探してみることにしました。
頼むぜ、ChatGPTさん!

Parmigianino (Parma 1503-Casalmaggiore 1540)
Portrait of a Young Nobleman c.1530-32英国ロイヤル・コレクション
Parmigianino (Parma 1503-Casalmaggiore 1540) Portrait of a Young Nobleman c.1530-32
英国ロイヤル・コレクション https://www.rct.uk/collection/406025/portrait-of-a-young-nobleman

まず最初に、ChatGPTさんが提案してきたのは…この絵!
カッコいい!!

でも、モデルはイタリア人で、16世紀の肖像画です。
しかも、年齢は15歳くらいではないかとChatGPTさんは言います。
ち…中学生!?😲

年齢は若すぎですが、顔は好みなので、参考にしたいと思います!

【2】ポーランド貴族の衣装

ヴィトルド・カジミエシュ・チャルトリスキ
Witold Czartoryski https://pl.wikipedia.org/wiki/Witold_Czartoryski_(ordynat)

次にChatGPTさんが提案してきたのは、この人物。カッコいいです!
彼は、ポーランドの大貴族アダム・チャルトリスキの孫で、ポーランド貴族(シュラフタ)の伝統衣装を着ています。ただし、撮影されたのはパリで、1900年前後とのこと。これはどういうことなんでしょう?

■パリで、ポーランドの民族衣装を着る意味

1830年11月蜂起の結果、ポーランドは敗北し、ロシアに完全併合されます。それを拒否したポーランド人が大勢、国外に亡命しました。
やがて、祖国の公用語はロシア語になります。反対に、ポーランドの言葉、歴史や文化は禁じられます。

国外に亡命したポーランド人たちは、自分たちのアイデンティティを忘れないよう、ポーランド語を学び、文化を継承するために民族衣装を着ました。

これはそういう写真なんだそうです。

つまり、この写真は1900年前後に撮影されたものだけれど、着ている衣装のデザインはもっと古い。私が描こうとしている1830年代の衣装としても使えるんじゃないの?
ChatGPTさんは、そう提案してきました。なるほど…。衣装を調べているだけなのに、歴史の奥は本当に深い…🤔

【3】風俗画家・ノルブリンの素描

羽根飾りのついた帽子をかぶった若い貴族、1779年
https://onebid.cz/cs/grafika-i-rysunek-j-p-norblin-mlody-szlachcic-w-kolpaku-z-piorem-1779/1609469  Norblin 羽根飾りのついた帽子をかぶった若い貴族、1779年

次に提案されたのがこの絵です。もう、めちゃくちゃカッコいい!!
作者はフランス人画家のジャン=ピエール・ノルブラン。ポーランド語ではヤン・ピョートル・ノルブリンと呼ばれ、「ポーランド風俗画の父」とされます。

なんて美しい素描なんでしょう!
見惚れてしまうわ💓

制作は1779年なので、物語の設定よりだいぶ古いです。
とはいえ、民族衣装というものは、数十年ではそう変わるものでもありません。物語で描こうとしているのは、大学を卒業した青年が田舎に帰った時の衣装。むしろ、古い伝統的な衣装の方がふさわしいのかもしれません。

■衣装の意味

そもそも、なぜ衣装の細部にこだわって探しているのかというと…。
例えば日本の明治時代を考えてみてください。都市部で洋装が進んでいても、田舎にそのまま帰ると「なにあの恰好!見たことないわ!」って反感を買うともありそうですよね。

次の作品の登場人物ティトゥスは、大学を卒業して間もない新米の領主。
両親を亡くし、急遽、田舎の領地に帰らざるを得なくなります。

彼は、農民たちとうまくやっていかないと生き残れないのです。
だから、都会風のモダンな服のまま帰るのではなく、あえて伝統的な衣装に着替えた方がいい。彼は、そう考えるんじゃないかな、と思ったのです。

これから描くマンガの中で、このシーンはほとんど出てこないんですけどね。でも、制作する上では大事な動機のひとつ。キャラのバックボーンというか。だからこそ、画像探しに熱が入っちゃうのです。


ChatGPTさんが提案してくれた写真や絵は、他にもたくさんありましたが、今回はこの3枚を参考にしようと思います!!

よし、次週からマンガを描くぞーー!!


今回の目次です。


📝カテゴリー紹介:こちらに収録

■ノルブリンの絵について、記事をもう一本書きました


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