第2175回 色んな国に馴染んだ国鳥
①https://www.google.co.jp/amp/s/mainichi.jp/articles/20210427/k00/00m/040/261000c.ampより引用の日本の国鳥はキジ(写真はオス体長約80㌢)
ここは日本という国でありますから、ネットで「国鳥」と検索致しましたら、①の写真のキジがあちこちに登場致します。「国鳥」はその国を代表する鳥、国民に親しまれている鳥、その国の特産種などであることが多いです。1782年アメリカ合衆国が、議会でハクトウワシを国鳥に制定したのが最初で、日本では1947年に、日本鳥学会の第81回例会でキジが選ばれ、現在に至ります。これはその年の4月10日に第1回の愛鳥日のバードデーが設けられ、野鳥保護運動が始まるにあたり、愛鳥の旗印となる鳥を選ぼうとの意味からでありました。キジに決まった理由は、緑色のキジは日本の特産であること、留鳥で一年中みられること、山奥へ行かず人家の近くでみられること、姿が美しく古くから民話などで子供たちにも知られていることなどで、これは各国にも共通しています。
②http://www.bourgognissimo.com/Bourgogne/1ARTL/BR_007_4.htmより引用のフランスの国鳥は牡鶏

雄鶏をフランスの象徴とすることが好まれている理由は、政府機関の発表によると、次のような理由からだそうです。フランス人の大半は祖先が農民であために、家畜である雄鶏には親しみがあります。フランス人の国民性は、鼻が高くて、強情で、勇敢で子沢山であるという点で、雄鶏の印象と合致しているという事だそうです。他にはフランス語の元になったラテン語では、フランス人の祖先である『ガリア人』と『雄鶏』がどちらも同じ単語であります“Gallus“だったからだそうです。
③https://www.avitopia.net/bird.ja/index.php?img=615020301より引用のイタリアの国鳥イタリアスズメ(体長約14〜16㌢)

ファッションの国イタリアで、そんなお洒落な国だから国鳥も凄く綺麗なんだろうななんて思っていましたが、意外や意外何の変哲もない日本でも見ることが出来る日本でもお馴染みの小さなスズメの仲間のイタリアスズメがこの国の国鳥でした。日本人にとってもやっぱり一歩家を出て、公園や街にもいる身近なスズメはイタリア人にとって最も身近で親しみのある鳥ということになるんでしょう。日本のスズメと違う点は、民家や人の住む近くでは繁殖せずに、フランス南東端部、アルプス山脈南部、イタリア、コルシカ島に生息。
④https://www.google.co.jp/amp/s/www.afpbb.com/articles/amp/3206545より引用のイギリスの国鳥ヨーロッパコマドリ(体長約13.5㌢)

1960年に国で1785年創刊した世界最古の日刊新聞ロンドン・タイムズにより、ヨーロッパ・イギリスに分布する野鳥の人気投票を行った結果として、堂々の1位となった鳥のヨーロッパコマドリ。国や政府が正式に制定していないですが、イギリス国民にとって最も馴染み深い存在なので、一般的に国鳥と認識されています。またヨーロッパコマドリは民話や童謡などによく登場します。その代表的な童話がマザーグースの一節で、ミソサザイと結婚したヨーロッパコマドリがスズメに殺され、鳥たちに葬式を挙げてもらう童話です。邦題は「誰が殺したクック・ロビン」等いくつかあります。日本の国鳥のキジも昔話の「桃太郎」に登場して、国民が子供の頃から馴染んでいました。このヨーロッパコマドリもクックロビンという愛称てイギリスを始め、ヨーロッパで有名でした。
⑤https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/NZ/2014/07/sp_kiwi.htmlより引用のニュージーランドの国鳥キーウィ(体長約30〜50㌢)

⑤の写真はニュージーランドの固有種で国鳥とされてるキーウィです。翼が退化し飛ぶことができない鳥です。その代り脚力が強く速く走ることができ、主食であります地中のミミズを探すのに、嗅覚が発達しています。ニュージーランド人は「私はキーウィだ」というように、ニュージーランド人を表す象徴であります。また紙幣にも描かれています。キウイフルーツの名前の由来ともなった鳥です。ニュージーランド原住民のマオリ族の時代からキーウィは存在しているのですから。
⑥https://pz-garden.stardust31.com/tori/kounotori-chidori/kounotori/syubasikou.htmlより引用のドイツの国鳥シュバシコウ(体長約100〜110㌢)

私が幼い頃は「赤ちゃんはコウノトリが運んでくる」と親から教えられていました。日本だけの話かと思っていましたら、ヨーロッパにもその話しがあり、紐解いていきますと、そのヨーロッパから日本に伝わったとされます。その際にヨーロッパで赤ちゃんを運んでくるとされます⑥の写真のシュバシコウは日本には存在致しませんので、同じ仲間のコウノトリが日本での鳥となりました。ドイツやヨーロッパの言い伝えによりますと、シュバシコウこと赤い口ばしのコウノトリの仲間は、洞窟や沼湿原で見つけた赤ちゃんを籠に入れて、クチバシで運んできて、家の煙突から赤ちゃんを落とすと言われる幸福を運ぶ鳥が国鳥です。
