UFCってなんだ?【MMAミリしらキット】
*この記事は執筆者の個人的な考えや推測が多く含んでおり、また格闘技関係者から直接話を聞いて執筆したというものではなくただの一格闘技オタクが書いたものであるため間違った情報が書かれている可能性があります。もし間違いやご指摘、誤字脱字があった場合はコメントなどで教えていただけると嬉しいです。
⁂この記事シリーズの大まかな説明
このnoteを開いてくれた皆さん、まずはありがとうございます。そしてその上で質問ですが、
皆さん!格闘技は好きですか⁉
自分はもちろん大好きです!胸張って格闘技オタクと履歴書に書けるくらい好きです‼
しかし世の中の人が全員そういうわけではなく、
「俺はPRIDE,DREAM,昔のK1も何でも見ていた生粋の格闘技オタクだぜ‼」という方や、「RIZINは見ているけど正直格闘技のことはよくわかんない…」など様々なタイプの格闘技好きがいると思います。かくいう自分も格闘技を見始めたきっかけは高校時代の友人にRIZINを勧められたことが始まりという日の浅いオタクです。ですが今ではMMAだけではなくボクシングやキックボクシングなどの様々な格闘技やPRIDE,DREAMといった昔の団体の試合も見るほどの格闘技オタクへとなりました。
その中で格闘技のことを調べているうちに個人的にわかりにくかったものや調べにくいと感じたもの、それらとは全く関係ない自分の趣味100パーセントのものなどをまとめてみたものがこの「今より格闘技が1,33倍面白く感じる記事」という記事シリーズです。そのため知識のある人にとっては退屈な内容かもしれませんが、そういう人は何かの参考材料の1つとして、まだ格闘技のことがあまり知らない人やここ最近になってから興味を持った人はこの記事を読んでみて新しく知識を身に着けたり詳しく調べるためのきっかけとして活用していただけると嬉しいです。
①はじめに
『UFCってなんだ?』

この記事を開いた人が持っている大きな疑問だと思います。格闘技ファンでもない限り人生で聞いたことがない単語の1つだと思うので初めはなんのこっちゃだと思いますが、とりあえずこの記事を読めばその概要やイメージはわかると思います。
このUFCという物はRIZINで大活躍中の朝倉海選手の発言だったりなど今ではその認知度も増しましたが、RIZINが立ち上がる前は格闘技ファンでもない限りその存在を知らないといっても過言ではないと思います。
そんなUFCですが実はMMAを知っておく上で避けては通れないものでもあります。その理由として簡単にほかのスポーツで例えるとUFCというのは、
野球でいう『メジャーリーグ』、サッカーでいう『四大リーグ』、バスケットボールでいう『NBA』と同じようにそのスポーツにおける世界最高の舞台です。さらにUFCはあくまで自分の考えですが他のスポーツよりもそのトップの舞台に行ける可能性が高いと思います。そのため自分が推してた選手がいきなりUFCに行ってしまった⁉みたいなこともたま~にあります。ですがそのことは選手にとっては重要なキャリアアップなため笑顔で見送ってあげましょう。
話が多少脱線しましたが格闘技ファンがUFCを知っておくべき理由として簡単に理由をまとめると、MMAの世界最高の舞台であること、自分の好きな選手が行く可能性もあるのでチェックしておけば見やすいということです。またほかにも様々な理由(レベルの高いMMAが見れる、最先端の技術が知れる)が挙げられますが基本的には格闘技好きなら見て損はありませんので見ることを強くお勧めします!
②UFCの簡単な歴史

UFC第1回大会開催時の写真
UFCの第1回大会は1993年アメリカのコロラド州で行われましたが、そのルールはかなりぶっ飛んでいました。(体重無差別、素手、噛みつき・目つぶし以外はなんでもOK、失神するかギブアップするまで試合は行われるなど)
そんなルールだったため集まった選手たちは身長190㎝体重120キロオーバーといったヘビー級ファイターがほとんどでした。しかしその大会を優勝したのは体重80キロもない1人の柔術家でした。彼の名はホイス・グレイシー。

UFC第1回大会優勝者 ホイス・グレイシー
この時ホイスが使っていたものこそが「グレイシー柔術」であり、その後のUFCでも何度も優勝して世界に柔術ブームが巻き起こり、UFCもある程度の成功を収めました。
しかしUFCはその競技の野蛮性や危険性による批判や自分たちの市場利益を取られることを恐れたボクシング協会からの圧力がかかり、その結果アメリカの一部の州ではUFCに大会の開催許可を出さないなどかなりピンチな状況まで追い込まれました。ですがUFCは政治家へのロビー活動や安全面に顧慮したルールの制定など地道な努力を重ねていき、その甲斐あって徐々にUFCに否定的だった州にも認められていきました。それでも当時のUFCは一般層の支持を受けられず赤字経営が続きましたが、ここでUFCは最後の大博打としてある番組を作りました。それが「The Ultimate Figher」通称「TUF」というUFC契約をかけたファイターたちによるリアリティーショーです。日本でもリアリティーショーは人気ですがアメリカはまさにリアリティーショーの本場でありTUFは大成功を収めここからUFCの世界一への飛躍が始まりました。まずはPRIDE,Strikeforceといった世界トップクラスの団体の買収、当時軽量級世界一と言われたWECを統合することで人気選手や新しい階級を作り団体の規模を何倍にも大きくすることに成功しました。そして2019年にはアメリカでトップクラスのスポーツ中継企業である「ESPN」と5年間の契約を結びました。団体にとって大きな放映権を持つ会社や大手企業とのスポンサー契約は資金面などでとても大事であり(例:RIZINがフジテレビ、Yogiboなどの大手会社と契約することで試合をテレビで放送することや、一定ペースで大会が行えることが出来る。)この契約でESPNはUFCに総額約15億ドルを支払って自社での放映権を獲得しました。
③UFCのここがスゴい!

2021年アスリート長者番付1位はUFCファイターのコナー・マクレガー
今までUFCについて簡単に説明してきましたが、じゃあ具体的にUFCのどこがスゴいのかというのをここでは挙げていきますが今回は分かりやすい2つの点を紹介します。それは
・選手のケアが手厚い
・知名度やギャラが圧倒的に高い
です。まず選手のケアが手厚いということですが、UFCでは選手が計量後に体重を戻す際に摂取するサプリやご飯、セコンドを含めたホテルやユニフォームなどの選手のサポートに関することなら基本的に全部タダです。さらに2020年度7月の「UFC251」から新型コロナウイルス対策で選手、セコンド、スタッフなどを含めた大会関係者すべてに大会前にPCR検査をタダで受けさせるなど感染対策も徹底しております。さらにコロナウイルス対策によりアラブ首長国連邦(以下UAE)と連携して「UFCファイトアイランド」を作りました。これはUAEがレジャー・アイランドとして管理していたヤス島の一部にUFCが試合に必要な施設を全部作ったもので、例えるなら巌流島を現代のUAEのリゾート島に作ったという非常にぶっ飛んだ話です。これも新型コロナウイルスにより本拠地のアメリカに来れない選手のために作ったものなのでUFCがどれだけ選手を大切にしているかがわかります。


上の写真はファイトアイランドの屋外にあるオクタゴンで主に写真撮影などのプロモーション活動に使う。
下の写真は実際に試合を行う施設内部。最大約1万8000人ほどが入ることが出来る。
(オクタゴンとはUFCが試合を行う金網に囲まれた八角形の場)
もう一つの知名度やギャラが圧倒的に高いという話ですがまず前提として格闘技団体は基本的には自分の団体のファイトマネーを発表しません。ですのでここから出るお金の話はほとんど自分の推測ですので参考程度だと理解していただけると嬉しいです。
まずUFCの基本のファイトマネーですが、スタートは1万ドルでそこから階級やUFC参戦以前の実力や人気などで増えていき平均は約6~8万ドルです。この記事を書いている最中(2021/5/29現在)の1ドル相場は約109円なので1万ドルは日本円で約109万円で、平均は約654万~872万円といういきなり非現実的な額になります。イメージだといい感じの新車が買える値段です。ですがこれはまだいわゆる基本給でここからボーナス(ファイト・オブ・ザ・ナイトとパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトの二つがあり、ファイト・・・はその大会の中で最も盛り上がった試合に贈られるもので該当試合の両選手に贈られる。パフォーマンス・・・はその大会の中で最も優れたパフォーマンスをした選手2名に贈られる。どちらも5万ドル。)や、PPV(ペイ・パー・ビュー。1番組ごとにお金を払って視聴するシステム。)の売り上げがあるなどどんどん額は増えていき、大会のメインを務めるトップファイターレベルでは1試合のファイトマネーの額は約30~50万ドル(日本円で約3270万~5450万円)位です。さらにPPVは人気選手であれば多く買ってもらえるのでこれより額が上ということもあります。ちなみに2020年のUFCでファイトマネーが一番多かったのはコナー・マクレガーで基本給300万ドル、パフォーマンス・・・で5万ドルを試合時間40秒で稼ぎました。さらにマクレガーはこの試合でPPVを約135万件売り、(この当時のUFCPPV価格は約65ドル)もちろん全部は入ってきませんが相当な額の収入を得たと思います。
しかしそんなUFCですが非常に厳しい世界でもあります。基本的に成績が振るわないと即リリースといって団体との契約を切られます。大体の目安として2連敗だとリリースの危険があり例えば元王者でも容赦なくリリースされることは珍しくありません。
このようにUFCは上に行くには敗北が許されない非常に厳しい世界ですが、段違いのファイトマネーや注目度、知名度が高くまた紛れもなく世界一の場であるのでその評価も高く受けます。そのため世界中から選手がどんどん集まってきます。
④おわりに
ここまで読むと「日本人でUFCに挑戦するのは厳しいんじゃないの?」という意見が出るかもしれません。しかし過去には堀口恭二選手(現RIZINバンタム級王者)や岡見勇信さん(元UFCミドル級ランキング3位、現LDH martial arts取締役)などタイトルマッチ経験者も存在し、現在は佐藤天(男子ウェルター級)、魅津希(女子ストロー級)、村田夏南子(女子ストロー級)の3選手が世界一の舞台で頂点を目指して戦っています。
そんなUFCですが日本で見るためには基本的にはWOWOWかUFCファイトパスを買わなければいけません。WOWOWは聞いたこと一度はあると思いますが、UFCファイトパスとはUFC自体が提供している動画視聴サービスでこれを買うとUFCの大会を日本語解説付きで全編生視聴、UFCの過去の試合やPRIDEやWECなどの昔の団体の試合、TUFなどとにかくUFCに関する動画をすべて見放題というコンテンツです。(サイトへのリンクが張れなかったので気になった方はGoogleなどで「UFC 日本 ファイトパス」と検索して一番上のページをクリックしてみてください。)また無料で見れるものとしてYouTubeのUFC Japanというチャンネル
でプレリム(その大会のメインではない試合。RIZINがテレビで生放送しない試合というイメージ。)の試合は日本語解説付きの生放送で見れるのでまずはそれでUFCの雰囲気をつかんでみるのも一つの方法です。ぜひ気になったら視聴してみてください。
いかがでしたでしょうか?初めてのnoteということで何分至らぬ中々の高カロリーな記事でしたがもし楽しんで読んでいただいたらとてもうれしいです。これからも格闘技に関して特に格闘技のことをまだ詳しく知らない人に知ってたらもっと格闘技が面白くなるポイントに関しての記事や自分の趣味前回の記事など不定期ですがこれからも書いていこうと思いますのでこれかもどうぞよろしくお願いします。とりあえず次回の記事はRIZINバンタム級ジャパンGPの出場選手紹介みたいなGPに関連した記事を書こうと思っています。
最後になりますがこの記事で読んでいるアナタが1%でも格闘技に興味を持っていただけることが筆者の自分としては一番うれしいです。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます!!
