すべてが通用しない世界、インフル念写の少女。それはまるで薬剤耐性菌。
『…あれぇ 毒 分解できちゃったみたい。
ごめんねぇ』
「くっ…どうして効かないのよ!」
ハァ ハァ
胸が焼けるように
苦しくて
呼吸が乱れる
迫ってくる
氷の刃をかわすたび
足元には白い花が
次々と咲きほこり
周囲が冷たい
蓮華で覆われていく
『キミすごいね!
次はどんな攻撃を見せてくれるの?』
幾度となく
小剣を突き立てても
瞬く間に再生する
毒も
マヒも
石化も
混乱も
カエルも
耐性高すぎじゃない?
まさか…ラーニング
攻撃を…学習してる!
「こんな化物と…
どうやって戦えっていうのよ!」
私は
剣を振るう力がない
魔法も使えない
頼みの状態異常は
笑っちゃうくらい
ダメージを与えられない
『あれぇ残念…もう終わり?
えらい! よく頑張ったね』
憎らしい声に
カッとなる
でも…
ヒザが震え
視界がにじむ
「そう お終いです…インフル念写」
それは絶望のウイルスを
対象へと無限に増殖させていく
発動のトリガーは
全部の攻撃が
通用しなくて
叶わないって
絶望したとき
氷華が散り
クリアの音が鳴り響いた
(410文字)
たらはかにさんの
【毎週ショートショートnote】
お題は【インフル念写】でした。
「鬼滅の刃」の胡蝶しのぶと童磨の
バトルシーンをモチーフにしました。
もう少しひねりたかったですが
お題とうまく絡めらなかったです。
バトルものは書くの久々だったけど
原作とちょっと違う展開が書けるのも
二次創作の良いところですね。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
みなさんの毎日が
素晴らしいものでありますように。

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少しでも、あなたの心に残ったのなら嬉しいです。