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「言」と「行」は一致して初めて信頼を生む

皆さんが「この人信頼出来るな」と思う人はどういう人ですか?

きっと「何となく信頼できる人」「何となく信頼できない人」、両方いるのではないでしょうか。何がその間を分けるのか。私は「言行一致」が一つの大きなキーワードではないかと思います。

今回は、現在複数の部下・後輩が居られる方や、これからリーダー・先輩になっていくような方に送るnoteです。


人は言葉だけでは付いて来ない

組織に所属していると、組織長達から「年始の抱負」「今年の目標」「月次メッセージ」など、多くの宣誓が届きます。また、会議や個別面談でも多様な所信表明や約束が為されます。それを聴いただけで、

「おお、なんて素晴らしいお言葉!!一生付いて行きまっす!!」

と思ったことがある方、おられますか?

私は無いです。あるとすれば、その人がすでに誰しもが認める成果を残している場合で、それは「言葉」ではなく「結果・実績」に惹かれています。

一方、彼らが言ったことを実現した場合、また約束を守った場合、一気に評価が跳ね上がります。「あ、この人、口だけじゃないんだ」。この印象を持てると、その人の次回からの発言をより集中して聞くようになる自分がいます。

ここで、一番良くある例を示します。

意見や提案がある人は、いつでも直接連絡くれて構わないので!!

この類似発言、社会人生活13年弱で耳にタコが出来るくらい聞いてきました。では、実際に直接連絡してみるとどうでしょう。僕の経験では3つに分かれます。

①本当に時間を割いてくれ、真摯に話を聞いてくれる。
②無視される or 反応はあるが、聞いてはくれない。
③話は聞いてくれるが、何かと理由を付けて反対してくる。

過去、①の対応をしてくださった方には、今でも高いRoyaltyを持っています。例えそれが一度でも、そこで基礎信頼は醸成されます。

実際に連絡が来ると目の前の仕事に気を取られ、ついつい反応が鈍ってしまう。これが②。勿論0点です。

じゃあ、③の方がまだマシなのか。いや、③の方が「話聞いてくれるんや!」と一回期待値が上がる分、結果的にはより最悪かもしれません。

この点について、僕がとても意識しているのが、これです。

ファーストストライクを絶対に見逃すな

②か③をされて2回目をチャレンジしてくれる人、世の中そんなにいません。大抵一回で諦めます。僕はサイコパスなので何度でも行きますが、大分レアキャラでしょう。この点、四書五経の「礼記」では

君に過ち有れば則諫め、三度諫めて聴かざれば去るべし

と書かれています。つまり、3回言えと。3回言ってダメだったら辞めろと言ってますが、イマドキ3回も言ってくれません。1回です。

その一球目をホームランに出来れば、その人はきっと続けて色々提案してくれるでしょう。「うわ、今忙しいんだよな・・・」、そう思ったとしても、何としても時間を見つけて話を聞いてあげてください。

周りは本当に良くみている。1の行動が100の影響を生む。

Aさんに対する対応はAさんにしか影響は無いのでしょうか?

全くそんなことはありません。上述の例を続けると、諫言し、実際に話を聞いてもらった部下は、必ず周囲にこう伝えます。

「おい、〇〇さん、ほんとに30分取って話聞いてくれたよ!」

と。一方、袖にされた場合も「あの人、口だけだよ。全然聞いてくれなかった」と周りに伝えます。

当人が言いふらさなかったとしても、皆周りの状況は本当に良くみています。周囲の行動・結果・雰囲気・・・これらから十分に事実というのは伝わっていくのです。

つまり、何が言いたいかというと、

常にガラス張りの空間で行動していると思う方がいい

ということです。そのくらい、上司・先輩は見られています。ただ、勘違いしていただくないのは、「24時間聖人君子たれ」ということではなく、「24時間自分の言ったことは守れ」ということです。

そうすると、組織員一人一人と常に会話をしなくても、自然と全員から「あの人は言ったことは守る人だ」と思ってもらえるはずです。

聞いた方は意外と忘れない。ちゃんとケジメをつけると◎。

「これをやります!!」と言った後、「言ったっきり」になっているケース、多くないですか?私も昔は「年始の抱負」を掲げてましたが、100%達成した年は無いです。

リーダー・先輩だとしても、100%言行一致させるなど不可能です。でも、その宣言・抱負が色褪せる速度は「話し手」と「聞き手」で大きく異なるのです。

聞いた方は意外と覚えてるんです。もしくは、ふと思い出す。

「あれ?あの人これやるって言ってなかったっけ?やってなくね?」

と。そうすると、「あーやっぱりな。どうせまた次の宣言も実現しないだろ」と思われ、聞いて貰えません。

定期的に自分が言ったことを見直し、出来てこなかったことについてそれを皆の前で認めることが大事です。それを聞いて、「そうだ!お前それやってなかったじゃん!」と思われるよりも、「自分の発言に責任持てる人なんだ」と信頼感が生まれること間違いありません。

有言実行と不言実行

最後に、有言と不言、どっちがいいのかについて。

不言実行、かっこいいですよね。黙々と結果を出す、みたいな。職人の姿が頭に浮かびます。僕も憧れたことがあります。

しかし、リーダー・先輩は絶対に有言実行の方が良いと考えます。何故か。

「何を考えているのか、何をやっているのか分からない人は怖い」

これは社会に生きる人間として自然の感覚だと思います。イメージが掴めない人は怖い。少し違いますが、静かに話を聞いていたと思ったらいきなり笑い出す人、怖いですよね(打合せでやられたことがあり、今でもトラウマです笑)。

①自分はどんな人なのか、何をしたいのか、相手に何を求めるのかを明言する
②自分の発言通りに行動する
③もし実現出来ないものがあれば、キチンと認める

これは、リモート時代の今、より重要度が増しているサイクルだと信じています。事実、周囲で信頼を勝ち得ている上司の方々の共通点でもあります。

終わりに 〜不覊独立が全て〜

最後のサイクルの所、結構難しいことに思えますよね。「ついついその場にあった発言をしちゃったりすることもあるし、その発言に全部責任を持てと言われても。。。」という声が聞こえてきそうです。

そのためには、「自分はどういう人間なのか、をちゃんと自分が理解しておく」ことが大事です。自分が確立されてないから、発言がブレる。発言がブレるから、言行一致しない。

物理的・精神的に独立していることを「不覊独立」と言いますが、それさえ出来ていれば、結果的に言行一致すると思ってます。もしこのサイクルに自信がない方は、まずはご自身を見つめ直す所から始められては如何でしょうか。
(不覊独立の重要性については、また別の日記で・・・)

細田 薫

(最後までご一読いただき、ありがとうございました!もし内容が参考になっておりましたら「スキ」「シェア」などどうぞよろしくお願いします!)

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