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No.1は償却されるオンバランス資産、Only Oneはオフバランスの無敵資産

SMAPの「世界に一つだけの花」がミリオンヒットを記録したのは、僕が高校生の時でした。

その時は、自分が進学校で「偏差値」や「順位」にばかり触れる日々だったので、「No.1にならなくてもいい、元々特別なOnly one」という歌詞に一ミクロンも共感できませんでした。

ですが、社会に出て多様な経験を積んだ今、「そもそもNo.1なんて虚像でしかない」「Only Oneこそが、償却も減損もない無敵資産」という言語化に至りました。

今回は、そんな話を綴っていきたいと思います。


「No.1」は気の持ちようであり、結果論

そもそも「No.1」ってなに

そもそも論になりますが、「No.1」ってなんでしょうか。

一番分かりやすいのは「オリンピックの金メダリスト」ですかね。

ですが、あれは「〇〇五輪の〇〇種目に出たい」と思った人の中での1位です。水泳種目に出た人で、その時の柔道金メダリストよりも柔道が強い人がいるかもしれません。エントリーすらしていない、陸奥九十九みたいな奴がいるかもしれません。

また、ボクシングや柔道の中には「階級」というものもあるので、これも「細かく種目を切り刻んでいる」と言えます(だからこそ、パウンド・フォー・パウンドの議論が出てくるわけですね)。

これは種目を跨いだ「ヨコ」の話ですが、「タテ」で考えても地方大会のNo.1、関東大会のNo.1、全国大会のNo.1、世界大会のNo.1、、、、世の中には数多の「No.1」が存在します。

僕はここで金メダリストをバカにしているわけでは勿論ありません。言いたいのは、『No.1というのは、完全に定義次第であり、気の持ちようである』ということです。

No.1は切り取り方次第ともいえる。

だからこそ、終わりがない。No.1をゴールにしてはいけない

「気の持ちよう」だからこそ、孫悟空も大谷翔平も、一般論からすれば明確に「No.1」の称号を手にしたスーパースターたちも「もっと強くなりたい」「もっと上手くなりたい」と努力を重ねるのだと思います。

つまり、

「一般的に定義されるNo.1」<<<「彼らの考えるVery Best」

という不等式が成り立っているわけです。

逆に言えば、自分にめちゃくちゃ甘く考えるなら「俺は〇〇県〇〇市〇〇群の38歳の中ではNo.1だ」とか適当な「区切り」を作って、自分をNo.1に仕立て上げることも出来ます。

こう考えると、No.1は結果論として捉えるのが正しく、「No.1になる!」という目標を掲げることは上限を定めるし、逃げ道を作ってしまうし、最早良いことが無い、と言えるのではないでしょうか。

No.1と関係ないところに自分のゴールを置く

「No.1」は主観、「Only One」は客観

「唯一無二」の概念に「優劣」を入れない

つまり、No.1は主観であり、ある意味自分でどうにでも出来るものと言えます。しかし、Only Oneは客観というか100%「他者」が決めるものです。

他者が「細田薫」を「唯一無二」だと認めてくれない限りは、「俺はOnly Oneだ!!」と私が思っていても何の意味もありませんよね。

ただ、ここで最も勘違いしてはいけないのは、「唯一無二」は「他(者)より秀でている」ということではない、ということ。

ここで「優劣」を入れてしまうと、上記で述べてきた「No.1」と混線してしまうので、ここを絶対に切り離す必要があります。

「唯一無二」=「第一想起」

僕は「唯一無二」は「その人の何かの第一想起に入ること」と僕は考えています。

「ヒトを紹介してもらいたいなら、この人」
「AIについて相談するなら、この人」
「離婚の相談をするなら、この人」・・・etc

僕はこの「離婚~~」に当てはまっていることが多いようで、やたら離婚の相談を受けます。言うなれば、「細田を離婚相談のOnly Oneに設定している人が多い」ということです。

これって、別に誰かに対して「優れている」わけではないですよね。でも、「バツイチであることを公言していて」「再婚していて」「他人の論点整理をするのが得意そう」の掛け算で、この座を得ているわけです苦笑

No.1は償却・減損し得るが、Only Oneはない

No.1は減価償却が早く、またいつか減損する。

「二番目に高い山は知っているか?知らないだろ?世の中、一番じゃなきゃダメなんだ!!」

こんなセリフ、漫画やドラマで幾度か目にしたことがあるのではないでしょうか。使い古された表現ですが、「二番目は知らない」は真理だと思います。一度No.1になっても、その座から陥落したら無価値になってしまう。

「凄い成績を残したプロ野球選手でも、引退後の生活は厳しい」ことを書いた記事を先日読みました。何かしらの賞を一度取っても、セリーグとパリーグがあり、それが毎年あるので、同じ賞を取ったことがある人が10年で20人とか生まれる。

「賞全体」で言えば、全体で200人とか300人とかいる。つまり、比較可能な世界にいると、一度や二度のNo.1は簡単に減価償却してしまうし、塗り替えられたらその瞬間で減損してしまう、とても脆弱なアセットであると言えます。

Only Oneは減価償却しづらく、減損はまずない。そして多くの波及効果を生む

私の「不倫相談」のケースでも見た通り、「Only One」になるのは「文脈」であり「掛け算」です。

なので、「塗り替えられる」ということはほぼあり得ません。僕と極めて類似する要素を持ち、そしてそれをその人が知るに至る、なんて確率はほぼゼロに近いからです。

「何年も連絡を取っていない人からいきなり連絡が来る」人は、まさにこのOnly Oneになれている人と言えます。塗り替えられないからこそ、「やっぱりこれはあいつだな」となって連絡が来る。

まさに会計でいうところの「オフバランス資産」であり、多くの人のOnly Oneになればなるほど、この資産はその人の人生を彩ってくれるでしょう。

おわりに:なので「ヒトと違う」ことを恐れずに生きていきます

今回のNo.1とOnly Oneの話のポイントは以下だと思っています。

・比較可能か、比較不可能か
・単一要素か、複数要素か
↓↓↓
・「みんなが分かる、単一のNo.1」は、分かりやすいけど減価償却が早い
・「独自の要素の掛け算によるOnly One」は、分かりづらいけど減価償却されないどころか、多くの付加価値を生む

僕は元々すごい量産型人間でした。多分27歳くらいまでの僕は、本当に魅力のない人間だったと思います。

ですが、その後に以下のような「少しばかりユニークなこと」を始めたり経験したことで、徐々に「誰かの何かのOnly One」になれてきた気がします(多分)。

・ブラジル(アマゾン)に3年、ウクライナに2年滞在
・住友商事初のPMI実行
・同居ゼロ日離婚
・実名でのTwitter/note開始(以降、今日まで継続)
・「住友商事尖りサロン」を作り、90ページの社長宛論文提出
・ベンチャーに転職(未経験なのにHRで転職)
・CHROからCOOへの転向
・・・etc

僕が何か立派な人間であると言いたいわけではなく、今後も「何か分かりやすいもの」を目指すのではなく、「自分独自のなにか」を大事にして、日々を生きていきますので、よろしくお願いします、という意思表示です笑。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

また来週、お会いしましょう。

細田 薫


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